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トライアウト その3

みなさん、ご訪問ありがとうございます。
好評のトライアウト
なんとあの祐ちゃんとマーくんが入れ替わってしまうと言う
とんでもないお話です。

入れ替わった伊藤の身体でどう言う展開になって行くのでしょうね。

ヤフオクドーム、しかし2軍は西戸崎のグランドで練習だった。
正志は、そこでテストされることになった。

よう祐ちゃん、来てくれたな。
はい、よろしくお願いします。
よし早速着替えてもらおうか?
分かりました。
いきなりテストか…。
まだこいつの身体に慣れとらんのになあ…。
まぁ、そんな泣き言言っとられんな。
あいつはメジャーで活躍したんやさかい、俺も負けとられんな。

よし、充分身体を解してくれよ。
正志は小一時間身体を動かして、軽くウォーミングアップをした。
どれ、どれ位の球がほうれるんかな?
正志は軽く投げ始めた。
バシッ!バシッ!
結構シャープな球が行くな。

ほい、いつでも良いですよ。
そうか?
じや松外、お前行け。
イキナリ元主砲の松外である。
松外が三冠王を取ったのは、正志も記憶に残っている。
いきなりごっつい相手やな…。
ほな!行くで!
ズバーンッ!
初球、ど真ん中に速球!
おおっ、大胆な攻めやな。
祐ちゃんは、技巧派と思っとたけど、なんか吹っ切れたかんじやな。
次は内角にストレート!
最後は外角低めに速い球。
全てストレートだった。
なんだか生き生きしていますね。
広報の田坂が言った。
んー、まだまだや!
次、中森!
ホークスの若手のポープ中森の登場だ。
今シーズン活躍して、1番のポジションを
奪い取った、絶好調の中森だ。
中森に対しても、初球ど真ん中のストレート!
気迫がこもる投球だった。
中森は正志の気迫に押される形で内野ゴロに倒れた。
やるな!
次は4番候補の松駄だ。
これまた初球、ど真ん中のストレート!
打てるもんなら打ってみろ!
と言う気迫が伝わって来る。

良し、もう良い!
監督の春山が言った。
伊藤くん、合格だ。
ようこそ、ホークスへ。
え?ホンマでっか?


なにより伊藤の気迫を春山は買った。
監督、いきなり決めて大丈夫ですか?
もっとテストしたほうが…。
ピッチャーに取って、一番大事なものは、
速い球や技術じゃない!
打者に向かう気迫だ!
俺はあいつの気迫に賭けてみるよ。
こうして伊藤のホークス入りが決まった。



祐司は興奮さめぬまま家に帰った。
山田の新居にである。
当然、イチゴと2人きり…。
この場合、どうすれば良いのだろう?
貴方、今日はナイスピッチング!
野球選手は1年の半分はロードに出て、家を留守にする。
奥さんにとっては、一緒にいるのは貴重な時間なのだ。
イチゴは甘えて来た。
ねぇ〜
顔が赤くなる祐司…。
そこへ山内がやって来て、祐司を連れ去って行った。
奥さん、すみません。
大事なミーティングがありますので…。
山内は山田からくれぐれも伊藤とイチゴを一緒にさせるなと言われていた。
当然と言えば当然だある。
可哀想なイチゴであった。


早速記者会見が行われた。
伊藤祐司 ホークス入り!
このニュースはあっと言う間に日本全国、いやアメリカの祐司の耳にも入った。
祐司は、山田が祐司の身体に入っていることを聞かされていた。
そうか…。
さすが山田だな、俺がどんなに頑張ってもトライアウトでさえ
上手く行かなかった物をあっさりホークス入りを決めやがって…。
何を言ってるんだ。
その山田でさえ、なかなか通用しなかったメジャーであんなピッチングを
披露したのに、お前ももっと自信を持てよ!
山内が上機嫌で話した。
裕司も少しずつ、今の環境に慣れ始めていた。
自分の身体に山田が入っている。
全く不思議だった
そんなドラマを見たことはあるが、まさか自分の身に起こるとは夢にも思っていなかった。

正志は2軍戦に登板した。
監督の春山も観戦に来ていた。
相手は古巣のファイターズ。
因縁の対決だが、正志には関係なかった。
正志は構わずストレートを
投げ込んだ!
ズッバーン!
ズッバーン!
戸惑ったのは、ファイターズの選手達である。
つい最近まで、2軍で一緒にやって来ていたのである。
伊藤は故障して、肩をかばうフォームに修正していた。
しかしそれが伊藤の良さを殺していた。
しかし今日は肩をかばうどころか、お構いなしに全力で気迫のこもった球を投げて来る。
ランナーを出してからは特に凄かった。
7回を投げて無得点に抑えていた。
ランナーを出しても得点を与えない、まるで山田みたいだな。
監督の春山は唸った。
よし、早速一軍に上げよう!
こうして伊藤は1軍のマウンドに戻って来た。


海の向こうでは祐司が2勝目を挙げていた。
メディアは山田の頭脳的なピッチングを賞賛していた。
ただイチゴは不満だった。
ホームにいるのに全然一緒にいられない。
旦那が勝ち星を挙げるのは嬉しい。
でも。。。

試合が終わりロッカーから戻ってくる祐司。
イチゴは泣きながら山田に抱きついた。
ねえ、私の事が嫌いになったの?
ねえ…。
お願い…。答えて…。
裕司は戸惑った。
頼みの山内はいない。
祐司はイチゴを抱きしめた。
イチゴは涙が止まらなかった。

果たしてふたりはどうなるのか?

次回につづく

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yumeさん

ジミー勘太はボツになりました。^^;

イチゴは道に飛び出した!
そこにトラックが!
イチゴー!危ない!
祐司は間一髪でイチゴを抱きしめた。
イチゴ…。
好きだ…。
初めて見た時から、君に心を奪われた。
祐司はイチゴに口づけをした…。

あなた…。
正志じゃないわ…。

イチゴは、祐司を見つめた。
そして山田に宿っている祐司に恋し始めていることを感じた。

うん…。こう言う展開も良かったですね。^^;

No title

もう、続きが...♪

やはり、奥深い展開になりそうですネv-354

...ジミー勘太さんの登場によって(笑

yumeさん

いつもありがとう!
トラックが…。
思わぬ展開になってしまいました。

本当は…。
俺は伊藤祐司だ。
祐司はイチゴに打ち明けた。

肩を痛め、リハビリも上手くいかず
やっと治ったと思ったら戦力外通告を受けたんだ。
それで受けたトライアウトでも拾ってもらえず、
俺は睡眠薬を多量に飲んで自殺を図ったんだ。
そして目が覚めると山田になっていたんだ。
そんな事、信じられないわ。
そして山田も悩んでいたんだろう。
山田も睡眠薬を飲んだんだ後があったから。
それじゃ正志さんとあなたが入れ替わってしまったって言うの?
そうらしい。
今、日本にいる俺が山田なんだ。
それじゃ、私は嫌われていたんじゃなかったのね。

その話を影で聞いていた男がいた。
大衆ゴシップ記者のジミー勘太だ。
集めた情報で選手をユスリたかりで有名なゴミのような記者だった。
フフフ…。面白い話を聞かせてもらったぜ。
これで当分は金には困らねえな。

秘密を一番知られてはいけない男に聞かれてしまった。
どんな卑劣な事が2人を待ち構えているのか?

って言うのが思い浮かんでいたんですが…。^^;

イチゴさん

命は助けましたよ。
名医勘太(o^^o)

No title

あーっ!イチゴー!
見るとイチゴが倒れていた!
イチゴ!
大丈夫か?
イチゴー!
イチゴは祐司の声を遠くに聞きながら意識が途絶えた。
救急車!
救急車を呼んでくれ!

イチゴは病院に運ばれた。
意識不明の絶対安静だった。
頼む、生きてくれ!
頼む…。
祐司は神に誓った。

正志は一軍のマウンドに上がった。
チームは首位争いをしていた。
今日は同率首位のライオンズとの対戦だ。
正志は先発を任された。
ズバーンッ!ズバーンッ!
あの細い身体から、どうやればあんな豪速球が生まれるんだ?
伊藤はそれまで140キロそこそこのスピードだった。
それが150キロに迫ろうかとしていた。
快調に飛ばす正志!
一回二回と三者凡退に退けていた。

監督、伊藤の奴絶好調ですね。
ああ、本当に拾いモンだったぜ。
なんであいつをクビにしたんだろう?

伊藤は三回も四回も0点に抑えていた。
久々に蘇る自信。
思えば、メジャーに渡って、本当の自分のピッチングが出来なかった。
結果を残さなければ、結果を残さなければとそればっかりで
プレッシャーに押しつぶされていた。
2年目は球筋も読まれてしまい、本当に死にたい気分だった。
本当はあの夜、死んでも構わないと多めに睡眠薬を飲んだんだ。
俺も伊藤の事を笑う資格は無い。

六回バッターはトライアウトで祐司からホームランを打って
ライオンズに入った日山だ。
そんな事は知らない正志!
正志にしては、迂闊な甘い球だった。
カキーン痛烈なライナーが正志を直撃した!

伊藤!大丈夫か?
アタマに当たったぞ!
球場は騒然とした。

祐司はイチゴに付きっ切りだった。
まだ意識が戻らないイチゴ。
おい、お前寝ていないんだろう?
山内がやって来た。
まさかこんなことになるなんて…。
俺のせいだ。
山田になんて言えば、良いんだ…。
お前のせいじゃ無いよ。
俺がちゃんと説明していなかったのがいけなかったんだ。
許してくれ…。
お前も無理しないでくれ。
山内はそう言って、立ち去った。
祐司はイチゴの顔をじっと見ていた。
綺麗な顔のまんまだ。
奇跡的にイチゴの身体は無事だった。
しかし事故のショックからか?
それとも頭を打っているのかイチゴの意識は戻らない。
まだまだ詳しい精密検査が必要との事だった。
祐司はイチゴのそばで、いつの間にか深い眠りに落ちていた。

No title

わ!トラックが(>_<)/~~

祐司サンがトラックの前に出てイチゴサンを助けて♪
その瞬時に二人は元に戻る??…

…どうなるのかなぁ?v-354


まだまだ生きたいっす!

松外。これもかなり面白いですね♪

心姫さん

祐司はイチゴを抱きしめた。
初めてイチゴをいた時から、祐司は胸がときめいていた。
祐司はこのままイチゴを…。
祐司の心は格闘した。
しかし自分の身体にはあいつが…山田が宿っているんだ。
祐司はやっとの思いで、イチゴから離れた。
そして、イチゴに打ち明ける決心をした。

良いかいイチゴさん、驚かずに聞いて欲しい。
え?何…?
やっぱり嫌いになっちゃったの?
他に好きな人が出来たの?
いや、違うんだ!
実は俺は山田じゃ無いんだ。
これは伊藤祐司だ。
え?伊藤って、あの伊藤祐司??
バカなこと言わないで!
どこが伊藤祐司なのよ!
どこをどう見たって、山田正志じゃない!
祐司は取り乱すイチゴをじっと見つめていた。
そしてイチゴが少し落ち着きを取り戻して来た時に話し始めた。

実は俺は、伊藤祐司で、球団から戦力外通告を受けて、トライアウトにも
失敗し、睡眠薬を多量に飲んで自殺を図ったんだ。
そして長い眠りから目が覚めると山田になっていたんだ。
ウソよ!
伊藤さんって、伊藤祐司は日本でソフトバンクに入ったて聞いたわ。
それが、山田だよ。
ウソよ!
そんなデタラメ私が信じる訳ないじゃないの!
いい加減にして頂戴!
イチゴは、泣きながら飛び出して行った。
酷い!
嫌いになったのなら、正直に言われた方が楽だわ!
あんな嘘をつかれるなんて…。
祐司は、イチゴを追いかけた。
イチゴが道に飛び出した時、そこにトラックが!
あっ!イチゴー!
キューッドン!
鈍い音がした。

こんにちは~

ちょっと!ちょっと!!
どうなっちゃうんですか~。
野球の行方もさることながら、
奥様とどうなっちゃうのかも気になります~。
プロフィール

kantakun007

Author:kantakun007
初めまして
勘太と言います。
よろしくお願いします。
下手ですがイラストを描くのが好きです。
暖かい絵を描きたいなぁ。

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