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短編シリーズ「時の扉…その4」アイドルと恋に

みなさん、ご訪問ありがとうございます。
今朝、アラガッキーの夢を見ました。
アラガッキーは、そんなに好きなアイドルと言う訳では
無かったのですが…。^^;
それを元に物語を書いて見ました。

「アイドルと恋に…。」

私は夢を見ているのだろうか?

突然少女が駆け寄ってきた。
「誰か!助けてー!」
え?え?
どうしたの??

少女が数人の男から追われている!
えー?
事件に巻き込まれるのはゴメンだよ!

そう言う僕の思いとは裏腹に少女は僕に抱き着いてきた!
「お願い!助けて…。」
僕は意を決して、彼女の腕を掴み走り出した!
裏の路地に入り込み、追手の男たちをやり過ごす事に成功。

心臓がバクバクしている。
こんな経験、50年も生きているのに初めての事だ。

いや、路地の硝子に映っている姿は
二十歳そこそこの青年だ。
これは学生時代の僕だ!
頭はチリチリのカーリーヘアー!

いったいどうした事だ?
これは夢に間違い無い!

そして少女を見てみると!
なんとあのアイドル、アラガッキーだ!

僕はアラガッキーは好みのアイドルじゃ無かったが
こうして目の前で見てみると可愛い!
僕は忽ち恋に落ちてしまった。

「どうしたの?」
僕は彼女に聞いてみた。
「ごめんなさい。
事務所とトラブって、わたし事務所を飛び出して来たの。
ありがとう。お陰で助かったわ。」

彼女はそう言ってお礼を言った。
一安心しているのも束の間!
「おーい!ここに居たぞ!」
そう言う声が聞こえて、あっという間に男達に囲まれてしまった。
「お願い!逃げて!
あの人達、事務所に出入しているヤクザよ!」
そ、そんな事言ったって…。
囲まれてしまって、逃げ場も無い!

僕はヤケクソになって
「やめろ!
彼女に手を出すな!」と大きな声で啖呵を切った!

「なんだと!」
1番怖そうな男がナイフを取り出して言った。
「にーちゃん、良い度胸やの〜!」
僕の頬にナイフを突き付ける。
ぼ、僕は声が出ない…。
絶対絶命だった。
誰か助けて…。

その時
うぅ〜うぅ〜!
サイレンの音のモノマネをした売れない三流芸人が
プラカードを出して

『ドッキリ!モニタリング!』

「は〜い、ゴメンね!ドッキリでした〜♪」とか言って
カメラマンと一緒に笑いながら出て来た。

な、何なんだよ〜!
僕は涙が溢れ落ちていた。

僕はアラガッキーの方を見た。
彼女は、僕の涙を見てすまなそうに頭を下げた。

僕はスタッフから記念品をもらってその場を立ち去った。
背後では、男たちの笑い声が聴こえていた。

チェッ!
僕は何とも言えない気分で下宿先に帰った。
僕の下宿は共同炊事場と共同トイレのオンボロアパート。
お風呂は無いので、隣の銭湯に通う。

帰って、財布を落としているのに気が付いた。
全くついて無かった。
でも、アラガッキー!
可愛かったなぁ〜!

その時、下宿のドアからノックする音が聴こえた。
「はーい!」
僕はドアを開けると、そこにはあのアラガッキーが立っていたのだ!

「さっきはゴメンなさい。
仕事とは言え本当に悪い事してしまいました。」
彼女は涙を浮かべ謝っている。

「そ、そんな…。
僕もアイドルの君に会えて嬉しかったし…。
全然気にしてませんよ。」
僕は思わぬ訪問者に頬を紅く染めた。

「私、あなたが私を庇ってくれた姿に…。
そして最後の涙に…心を撃たれてしまったの。」
可愛い彼女から信じられない言葉が…。

「どうして、ここが分かったの?」
ひょっとして、これもドッキリの続き??

「あなたが落としていた財布を拾ったの。
そしてあなたに返したくて、スタッフの人には黙ってひとりで持って来ちゃった。
ゴメンなさい。
中の学生証を見て、ここが分かったの。
仕事が中々終わらなくて、来るのが遅くなっちゃいました。」
彼女は、そう言って僕に財布を渡した。
恥ずかしそうに…。
そして待たせていたタクシーに乗って帰って行った。

あっと言う間の出来事だった。
夢のような出来事!
僕はこの夢のような出来事を一生の宝物にしようと思った。

2015012511585494e.jpg

しかし思わぬ展開になってしまうのだった。

翌日のスポーツ紙の一面に僕の顔が載っていたのである。

《アラガッキー!貧乏学生と密会!》
《アラガッキー!新恋人!発覚!》

おまけにあのドッキリで撮られていたヤクザに囲まれている時の
画像を使われていた!

僕は瞬く間に時の人になってしまった。

ワイドショーでも取り上げられた!
しかもあのアラガッキー本人も
『私の一目惚れです。』とかワイドショーで、喋っていた。

そして僕とアラガッキーは、世間公認の恋人となった。
勿論僕に不満がある訳が無く
天国のようなひと時を過ごした。
アラガッキーは可愛かった。
まるで天使の様だった。

本当!
夢のようだった。


そう…。
夢のよう…。
…。
…。
夢の…。
…。
ゆめ…。


ゴーーーーンと音がした。
そしてカプセルが開いた。

僕は目が覚めた。

「如何でしたか?
夢見装置『アイドルと恋』による夢は…?」

僕は思い出した。
繁華街の裏路地の如何わしい看板
『望み通りの夢が見られます。』
という看板に誘われて入って見た事を
そして僕はアイドルと恋に落ちると言うコースを選択した事を。
カプセルに入った途端、意識が遠退き…。


あれから、またあの店を探して見たけれど
もう二度とあの店を見つける事は出来なかった。

そしてテレビでアラガッキーを観る度に、あの夢の事を思い出すのだった。
あ〜あ、あれが夢じゃなかったらなぁ…。

その時、ドアからノックの音が!

おわり




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心姫さん

おはようございます〜♪
モニタリング面白いですよね。
木部さんが最高です。(o^^o)

怖い夢を見てしまう娘さん。
何が一体原因なんでしょうか?

僕も小さい頃怖い夢を見ていました。

古いタンスの隙間を覗いて見ると、向こうからも覗いていたとか。
大きなダンプカーのような物から挟まれ押し潰されてしまう夢とか。
大きな坂道を家族で滑っておりているのに自分だけ途中で降りて
みんなとはぐれてしまうとか。

またその続きの夢を見てしまうとか。

ノックの正体は?

「昔の恋の想い出」

ノックがなった。
そしてドアが開いた。
それは学生時代付き合っていた彼女だった。
彼女は短大を卒業し故郷に帰っていた。
「えへ、来ちゃった!」
彼女は僕を驚かそうとやって来たのだ。
そうだ!
そんな事があった。
折角僕のところに来てくれたのに、僕は彼女を傷つけてしまったのだ。

そう、僕はまた若き日に戻っていた。
あの日、彼女を傷付けてしまったのが、ずっと心に残っていた。
これはやり直せるチャンスなんだろうか?

僕はあの時と同じように彼女と居酒屋に行って、沢山の話をした。
そうだ!
そんな事があった。
僕はもうすっかり学生時代の自分に戻っていた。
そう、僕はあの時、話が弾み調子に乗って
女の子から告白されたと言ってしまったのだ。
彼女は泣いた!
なんて馬鹿な事を言ってしまったんだ。
ただ調子に乗って自慢しただけだった。
それがこんなに彼女を傷付けてしうなんて…。
勿論、その告白された女の子とは何にも進展はしていない。
ただ僕は彼女に自慢したかっただけだった。
それが取り返しのつかないことに…。
彼女は泣きながら僕の部屋に戻った。
そして僕たちは沈黙のまま、彼女を駅まで送った。
僕は最後に「もっと甘えて欲しかった。」と言った。
彼女は「甘えたかったけど、出来なかった。」と泣きながら言った。

僕は人生をやり直した。
その告白された女の子の話はせず、楽しく会話は弾み
再会を喜び合った。
そして僕の部屋に戻っても、2人は熱く愛し合った。
翌日、僕は彼女を駅まで送って行き
彼女は「また来るね。」と笑顔で別れた。

そしてまたゴオオオオオオンと言う音と共にカプセルは開いた。
「どうでしたか?昔の恋の想い出コースの夢は?」
店の男が言った。
「うん、とても素晴らしかったよ。」
そう、あれから10年後、僕はあの店を見つけたのだ。
そして僕は昔の恋の想い出コースを選択していたのだった。

多分、またこの店は消えて無くなるだろう。
今度はいつこの店を見つける事が出来るだろう。

yumeさん

おはようございます〜♪

思い通りの夢が見られる機械。
そんなのがあったら良いですね。

昨夜も色々夢を見ましたが、もう忘れてしまいました。
目覚めると、喉が痛い…。
風邪をもらって来てしまった見たいです。
気合で治さないと!

こんにちは~

モニタリング!大好きですよ~。
望み通りの夢が見れる装置、
開発してほしいですね~。
特にうちの娘は、夢が怖くて寝るのがイヤ、
なんて言うぐらいですから・・・。
ノックの音の先には、いったい誰が・・・?

こんにちは~♪

如何わしい看板「アイドルと恋に落ちると言うコースを選択...」
さすが、夢の中の!かんたさん(笑

で、新垣結衣のちゃんの夢を~v-10

色々出てきますね~☆
「ドッキリ!モニタリング!」まで出てきたのですね!
あの番組楽しいですよね...

夢見装置という機械の発想自体!面白いですね(笑

素敵な夢が見れて HAPPYな気分で過ごせたかなぁ(*^▽^)/★*☆
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下手ですがイラストを描くのが好きです。
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