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ロックンロールに憧れて…最終章

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

いよいよロックンロールに憧れて…も最終章になりました。

初めから読んで見たいと言われる既得な方はこちらからどうぞ→「ロックンロールに憧れて…。」


何の取り柄も無かった僕に、モーツァルトの亡霊が宿った。

みるみる音楽の才能が開花する。

今まで想像もしなかった体験だ。

ロックバンドコントストに出場し、ついに本戦出場を果たした。

本戦には凄いバンドがひしめいていた。

そしていよいよクラッカーズの出番が来た。

「ロックンロールに憧れて…最終章」

スポットライトが当たる。

僕はみんなの顔を見た。

ドラムのノブオ、ベースのタカシ、キーボードのリョーコさん。

そしてボーカルのサクラさん!

サクラさんも僕を見つめてくれてる。

ワン・ツー・スリー!

僕は声を上げた!

ノブオがドラムを叩く!

演奏が始まった。

サクラさんが歌い出す!

僕が作った歌を!

それはロックンロールのリズム!

観客がリズムに乗るのが分かる!

イケてる!ノリノリだ!

演奏と会場が一体になるのを感じた。

みんな良い顔をしている。

僕は色んな事が走馬灯のように、頭をよぎって行った。

音楽室でモーツァルトの亡霊との出逢い。

クラッカーズにサクラさんがいた時の驚き!

そしてノブオとリョーコさん!

本当にみんな素晴らしい仲間だ!

演奏が終わると、観客は立ち上がり喝采を浴びせた。

みんなやり切った顔をしている。

僕らは舞台を降りると、まずは京子ちゃんがノブオに飛びついた。

「良かったです〜。」

みんなも「やったね。」と迎えてくれた。

「なかなか良い出来だったぞ!」

ワタやんも駆けつけていた。

もう思い残すことは無い!

やるだけやった。

その後、最後にもう一つの注目のバンド「アビル」が舞台に上がった。

舞台に上がっただけで、皆を惹きつける魅力のあるボーカルの白鳥あひる!

すでに彼女のファンも大勢いる!

僕らは彼等の音楽に見入った。



「Forever My Love」

愛する事の素晴らしさをあなたに伝えたい

この世の全てがあなたを祝福する

私は愛の無い世界で育った

親の顔さえ知らずに

そんな私をみんなは愛してくれる

私もみんなを愛するだろう

ひとりひとりに愛を捧げるだろう

Forever MyLove

私はあなたに出逢い変わった

Forever My Love

私はあなたを愛してる

2014071320581399e.jpg


何と言う事だ!

観客のみんなを引きつけている。

「私もあなたを愛してるわー!」

観客から声が上がる!

「俺も愛してるよー!」

凄いカリスマ性だ!

全ての演奏が終わった。

グランプリはどのバンドなのだ?

いよいよ結果発表が始まる。

舞台が暗くなり、司会者にスポットライトが当たる。

「それでは、第25回 Lモーション、グランプリの発表です。

グランプリは「Forever My Love」のアビルに決まりました!

おめでとう!」

会場は大声援だ!

敗れた…。

あれだけベストを尽くしたのに、僕らは敗れてしまった。

そしてクラッカーズとグレートサンダーは準グランプリに輝いた。

モーツァルトとシューベルトの亡霊は話していた。

〜2人とも勝てなかったざんすね。〜

〜まだまだ2人とも修行が足りないって事だよ。〜

201407140155464b5.jpg


ノブオは泣いていた。

「うううう…。これで京子ちゃんに告白出来なくなったよう〜。」

「バカだな!あっちを見てごらん!」

タカシがノブオに言った。

そこには京子が待っていた。

「お、おれ京子ちゃんの事が好きっす。良かったらお付き合いしてくれ〜!」

ノブオは思い切って京子に告白した。

「ゴメンね。私、お兄ちゃんが好きなの!

楽しかったわ。バイバイ〜。」。

京子はお兄ちゃんと腕を組んで帰って行った。

「彼氏、良いのかい?」

「良いの!良いの!」

京子は顔を真っ赤にして言った。

ノブオは泣いた!

人目を憚らずに大声で泣いた。

タカシは声を失った。

女は恐ろしい…。

改めてそう思うタカシであった。

京子は生まれて初めての告白に、恥ずかしかったのである。

逃げ出すように、そこから立ち去って行った。

女の子とは複雑な生き物である。


グランプリを獲得したバンド「アビル」はメジャーデビューを果たした。

そしてその年の各種新人賞を総ナメにした。

しかしバンドは数年後解散。

白鳥あひるはソロ活動をし、今では世界的有名なミュージカル女優として活躍している。

「グレートサンダー」のタクローもシューベルトの亡霊が離れ、自分の実力で活動している。

バンド活動の後、彼はプロデューサーとして活躍するのであった。


リョーコは高校を卒業後、ウィーンに音楽留学に旅立つ。

タカシはリョーコに告白した。

「俺、ずっとリョーコの事が好きだったんだ。」

「ありがとう…。私もタカシの事は好きよ。

でも、今はピアノの事しか考えられないの。ゴメンね。」

「分かっているよ。ただお前がウィーンに旅立つ前に気持ちを伝えておきたかったのさ。」

タカシとリョーコは、じっと見つめ合っていた。

20140713213800661.jpg


モーツァルトは

〜少年よ!今までありがとう!とても楽しかったザンス。〜

〜私は今度はあの少女に宿って、ウィーンに行くザンス。〜

僕の身体からモーツァルトの亡霊が抜けた。

僕は身体から力が抜けて行くのを感じた。

〜少年よ、お主の音楽の才能はお主の実力じゃ!

私はお主の才能の開花に少し手助けしたにしか過ぎん。

私がいなくなっても、お主の音楽のセンスは変わらんと思うぞよ〜

〜達者で暮れせよ。サクラちゃんを大事にするんじゃぞよ〜


僕らは、みんなでリョーコの旅立ちを見送った。

「じゃ、リョーコ頑張って来いよ!」

みんなで手を振った。

「みんな、ありがとう〜!」

タカシの目に涙がこぼれた。

その時、リョーコの身体にモーツァルトが宿った!

リョーコの五感が研ぎ澄まされる。

「なに?何なの?この感覚?」

〜リョーコちゃん、よろしく頼むぞよ〜

心の奥で何か聴こえたような気がした。

リョーコを乗せた飛行機はウィーンに旅立って行った。



ノブオは落ち込んでいたけど、立ち直った。

京子ちゃんからメールが来たのだ。

大好きなお兄ちゃんが結婚すると言う。

ノブオは京子を慰め、そして京子ちゃんと付き合い始めた。

意外とやるノブオであった。

数年後、ワタやんに孫が出来るのである。



僕らはバンド活動を続けた。

CDデビューも果たし、ライバル「ビッグエコーズ」と競い合いながらライブハウスや

コンサート会場を回っている。

ロックンロールに憧れて…。

バンドを始める若者も沢山いる。

音楽は素晴しい!

嬉しかったこと、悲しいかったこと、音楽と一緒に蘇る。

僕は一生サクラちゃんを守り、幸せに暮らした。

モーツァルトが宿ったリョーコは世界的有名なピアニストに成長して行くのである。

僕は時折モーツァルトの楽曲を聴くと無償に懐かしい気持ちになるのだった。

そうそう〜最後に!

ワタやんはスタジオ代を取るようになった。

「生活が掛かってるんやさかい、いつまでも甘えたらあきまへん!」


おわり


みなさん、最後まで読んでくれてありがとうございました。*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*



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蓮見さん

おはようございます。
読んでくれて嬉しいです。(⌒▽⌒)

リョーコとモーツァルトの事は次の記事で少しだけ書いています。
って、最終章の前に書いていたんですけどね(^^;;

展開も書きながら、ふと思った感じで物語は進んで行きます。
まさに行き当たりバッタリの展開でした。

他の作品も読んでくれたら嬉しいです。(⌒▽⌒)

No title

勘太さん 面白かったわ~
以前、カテゴリーにまとめるっていっていたから
本日、そこからスタート!

登場人物の書き分けがとてもわかりやすかったから
迷うことなく一気に読み終えました(●^o^●)

モーツワルトがのりうつった設定だから和夫くんが
天才的な演奏をしても違和感ないし、さくらちゃんとのLOVEも自然

メンバーの一人一人の状況も恋心も さらには井口くんの背景
優勝したアヒルちゃん。サンダース。それぞれとても印象に残ります

みんなの恋がハッピーエンドだったことも無理がないし
リョウコちゃんがタカシくんにいった言葉も納得


リョウコちゃんとウイーンについたモーツワルとはそのままリョウコちゃんのバックアップするのかな?
それとも離れちゃうのかな?


シューベルトはまだ日本にいるの?ーっていう「これから」と
突飛なようでただひたすら夢中だった「あの頃」ー的な甘酸っぱい余韻が残りました

一気に書いてしまった 
長文ごめんね ごめんねー♪

完成おめでとうございます!
そして 楽しめました ありがとうございます(@゚▽゚@)ノ☆

アリサヤさん

こんばんは〜♪
最後まで読んでくれてありがとうございます。

和夫は最後は他の登場人物に食われた感がありますね。
みんなそれぞれ、物語があるのです。

誰を主人公にしても物語が展開する。
また他の人の目線で見ることによって、同じ出来事が
変わった感じになりますよね。

本当はモーツァルトが和夫の身体から出ると、和夫は意識を失い
気が付くと保健室で目が覚めた、あの時点に戻ると言う事を考えていました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

僕らはロックバンドコンテストLモーションに優勝した。
幸せ過ぎて、もう何も思い残すことは無い。
〜少年よ。私の役目は終わったようザンスね。
私は次に行く事にしよう〜
心の奥から、そう言う声が聴こえたような気がした。

すると僕の身体からモーツァルトの亡霊が抜け出し
僕は身体から力が抜け、気を失った。

気が付くと、そこは学校の保健室だった。
「やっと気が付いたわね。あなた音楽室で気を失って倒れてたのよ。」
保険の檀先生が声をかけた。

その時、保健室のドアが開いた。
そこからサクラさんが顔を出した。
「あ、彼女があなたが倒れているのを見つけてくれたのよ。
ちゃんとお礼言ってね。」
「サクラちゃん!」
僕は思わず叫んでしまった。
サクラはビックリした顔をして言った。
「どうして私の名前を知ってるの?」
「何を言ってるんだ!さっきまで一緒のバンドでLモーションに
出てたじゃ無いか!」
僕は最初サクラさんがとぼけているのかと思った。
「Lモーション?何の事?」
「何の事って、ロックバンドだよ!」僕はつい大きな声になってしまった。
「ロックって、私ロックなんてしたこと無いわ。」
その時は、タカシが入って来た。
「おう!気が付いたかい?」
「彼が君を運んでくれたのよ。」
檀先生が言った。
「タカシ!お前はLモーションの事を覚えているよな?」
僕はすがるような気持ちでタカシに言った。
「Lモーション?なんだいそれ?」
「じゃ、クラッカーズはやっているよな。」
僕は言った。
「なんだいそれ?お菓子の名前か?」
信じられない!
ふたりともロックバンドなんてした事が無いと言っている。

その時、リョーコが入って来た。
「今日、ここで授業サボった時、モク忘れてなかったかい?」
なんとリョーコはスケ番だった。
僕は何がなんだか分からなくなった。

僕は夢を見ていたのだろうか?

なこさん

こんばんは〜♪

ちょっと意外な結末!
うんうん〜♪作者冥利につきますね。

読者の予想を裏切るのが作者の狙い!
当たり前の結末じゃ面白く無いよね。

みんなもしれぞれの道を歩んで行きます。
どんな道を進んでも、この音楽に、ロックバンドで燃えた時期を
忘れないで生きて行くと思います。

yumeさん

こんばんは〜
最後まで読んでくれてありがとうございます。

青春の中で音楽に全てを賭ける若者たち。
勘太さんもこんな青春を送りたかったと思います。

物語は行き当たりバッタリの展開でした。
書いている本人もどうなるのか分からない。

次はどんな物語を書こうかな?

勘太さんのピュアな高校時代の未完成の物語の続きを書こうかな?
とも思っています。
しかしもう高校時代の頃の事はかなり忘れてしまっているし…(ー ー;)

こんにちは~

完成、おめでとうございます~。

モーツァルトもシューベルトもかなわないなんて、
凄いですね~。
突然、モーツァルトが離れちゃって、
演奏できなくなる、なんてことになったら、
どうしようかと思ってましたが、
離れてもちゃんと音楽の才能は無くならなかったんですね。

No title

「僕」の中にずっと勘太君を見てたよ~♪

リョーコさんはクラシックもロックも出来て

うらやましいっすv-10

Sha-Laさん

おはようございます。
最後まで読んでくれてありがとうございました。

モーツァルトもシューベルトも敗れてしまい
レベルの高い大会になりました。

みなそれぞれの道を歩んで行くのですね。
音楽やバンドの楽しさや仲間とのふれあいが描けていたら
良いなぁと思います。
今回は登場人物や目線もゴチャゴチャになってしまいました。
そして行き当たりバッタリの展開。
もっと全体的な構成を考えて物語を書いて見たいと思います。
でも、どうしても行き当たりバッタリの展開になってしまいそうです。(^^;;

次回では、少しだけリョーコのウィーンでの生活をアップしたいと思います。

面白かったです✩

クラッカーズが優勝して、ノブオは京子ちゃんに告白して、
タカシとリョーコちゃんも遠距離恋愛だけど、ハッピーエンドで終わるのかな?と思っていました。
ところが、一捻りある展開でしたね~。

ノブオはタカシがいる前で京子ちゃんに告白したのが良くなかったですよね。
お兄ちゃんもいたんですよね。
だから余計恥ずかしくなってしまったんですね。
後でハッピーエンドになって良かったですv-290

リョーコちゃんはモーツァルトがいてくれるから、
ウィーンに行っても音楽も独語も大丈夫ですね。

和夫もさくらちゃんとハッピーエンドで良かったけれど、
後半は何だか周りの登場人物達にくわれていた様な気がします。
でもそのおかげで最後にモーツァルトが言った「〜少年よ、お主の音楽の才能はお主の実力じゃ!」から始まる言葉に納得出来ます。
和夫が凄すぎなかったのが、逆に良かったのかなって思いました。

モーツァルトもウィーンに帰れて良かったですv-233

No title

ちょっと意外な結末だったけれど、八方ハッピーエンドでホッとしましたよ。

若い時の貴重な体験は素晴らしいですね。
その後の人生も、きっと夫々の道で頑張れますね。

楽しい展開でしたね~♪

青春の中で、沢山の友との出会い!炸裂するパワー!v-353
そして、友情と爽やかな恋の展開も、とても楽しかったですよ(*゚▽゚*)

どこが優勝しても、それぞれが力を合わせて頑張った事に...
拍手ですね~♪

今回の物語には、勘太さん自身もどこか青春に戻り
そっと、登場していたようにも感じちゃいました(〃^ー^〃)

No title

モーツァルトもシューベルトも敗れるとは…!
そして、京子ちゃん…。
まさかフるとは…。
と思ったら、お兄ちゃんの結婚後に
付き合うようになったんですね♪
良かったです。
モーツァルトの曲を弾くのに苦労していたリョーコちゃん、
モーツァルトが宿って、才能が開花したかな?
みんなそれぞれいろんな道を歩みましたね。
楽しかったです。
ありがとうございました!
プロフィール

kantakun007

Author:kantakun007
初めまして
勘太と言います。
よろしくお願いします。
下手ですがイラストを描くのが好きです。
暖かい絵を描きたいなぁ。

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