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「ロックロールに憧れて…その10」

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

初めての方はこちらから「ロックンロールに憧れて…。」どうぞ。
最初から読めます。



20140622185835785.jpg


僕等はLモーションに向けて練習を繰り返していた。

少しでも良いフレーズ

心地よいメロディーラインを求めた。


僕は曲作りに没頭した。

そしてついにそれは完成した。

リョーコはその曲を聴いた時、思わずモーツァルトとつぶやいた。

モーツァルトの繊細なメロディーそして壮大なスケール

モーツァルトが現代に蘇ったら、きっとこう言う曲を作るだろう。

そんな感じの曲だった。

古典的で、だけどもけして古臭く無い。

いや斬新なメロディー

非の打ち所がない!

そしてサクラと和夫のツインボーカルも斬新だった。

作詞はリョーコが書き上げた。

クラッカーズ渾身の作品だった。

ワタやんは驚いていた。

これが高校生が作る曲なのか?

これは行ける!行けるぞ!


僕はサクラとツインボーカルに心がときめいていた。

サクラさんと一緒に歌える。

僕とサクラは急速に接近出来た。

ツインボーカル、2人の呼吸が大事なのだ。

何度も何度も2人で練習した。

サクラさんと見つめ合う目。

もうそれだけで幸せだった。

「コラッ和夫!サクラに見とれないで、気合い入れて歌え!」と

ワタやんから何度も怒鳴られた。

もう、僕がサクラさんの事を好きなのがバレてしまうじゃ無いか!


休憩中、リョーコは何気無く昔練習していたモーツァルトの曲

ピアノ協奏曲21番を弾いていた。

小さい時からいつも引っかかる場所に差し掛かり、どうしても躓く…。


ふと、リョーコさんが弾いたピアノ。何だかとても懐かしく感じた。

思わず僕はリョーコさんのキーボードに向かい一緒に弾いていた。


リョーコは驚いた!

私が躓いたところを意図も簡単に和夫が弾いている。

幼い頃から弾き込んでいる私が躓くところをである。

「あなた一体何者?」

リョーコは和夫を見上げた。

「あ、ゴメン!邪魔しちゃったね。」

我に返った僕はいそいそとスタジオの外に出て行った。

ヤバイヤバイ…。

何だか懐かしい感じがして、つい一緒に弾いちゃった。

リョーコさん怒ってたなぁ。

謝らなくちゃ。


季節は移り僕等は2年生になろうとしていた。

僕等はロックバンドコンテスト、Lモーションに応募した。

各地域で予選が行われる全国規模の大会なのだ。

この大会から多くの有名バンドが誕生していた。


僕等は1次予選に臨んだ。

各楽器店から推薦されたバンドが地域ごとに予選を行う。

選ばれたバンドが集い市民会館で予選が行われるのだ。

クラッカーズも渡辺楽器店からの推薦で予選に参加するのであった。


つづく

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心姫さん

おはようございます〜♪

ロックなモーツァルト、いったいどんな曲なんでしょうね。
そしてそれは現代の若者に受け入れらるのか?
ついに姫野ココロが登場しました。
衝撃的なコスチュームで…。


つい僕等の出番がやって来た。

自信を持つんだ!

今までやって来たことを思い出すんだ!

「みんな!思い切りやろうぜ!」

タカシが声をかけた!

「おう!」みんなも気合いを入れる。

ノブオがドラムを叩く!

スポットライトが当たる。

僕はギターを鳴らし、サクラさんが歌い出す。


「何かを求めて…青春に輝き」

優しいだけじゃ物足りない!

もっと強い刺激が欲しい。。

俺たちは突き進む

分からない何かを求めて

何を求めているのだろう

輝く何かがそこにあるはずさ。

自分の信じた道を突き進め

ゴールなんてなくても良い

自分の信じた道を突き進め


哀しいだけが人生じゃ無い

俺たちは支え合う生き物だ

愛を求め 愛を叫ぶ

俺たちは孤独なんかじゃ無い

自分の手で光を掴み取れ

My etc. hope is eternal.

My etc. hope is eternal.

信じた道を突き進め


僕等は夢中で歌った。

みんな自分の力を出し切った。

僕はサクラさんとお互いを見つめあった。

そしてみんなもイキイキとした顔がそこにあった。

気が付くと会場は大声援だ!

みんな僕等の歌を聴いてくれた!

みんなありがとう!

〜これで全ての楽曲が出揃いました。

みんな素晴らしい演奏でした。

すぐに審査が行われます。〜

さあ、後は結果を待つだけだ。

果たしてクラッカーズは先に進めるのだろうか?

グランプリはどのバンドなんだ!




魔笛の夜の女王アリアヤ

こんばんは〜♪

モーツァルトが現代に蘇ってロックを作曲したらどんな曲が出来るんでしょうね。

魔笛の夜の女王は検索してYouTubeで見ました。
アハアハアハアハアハアハアハハ〜♪
って…。面白い曲でしたね。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪

いよいよ、Lモーションの予選の日は来た。

僕等はあれから3回ほどライブハウス唱和に出演した。

なんとビッグエコーズが出演していない日は僕らがトリを務めたりしたんだ。

ファンの人も出来て、トリを務めたり日などは、クラッカーズを聴きに

来てくれた人達も大勢いた。

お陰でこの予選の地方大会では、僕等は目玉バントのひとつに取り上げられていた。

そしてもうひとつの注目されているバンドがいた。

姫野ココロ率いるガールズバンド「プリティーハニー」だ。

アマチアながら各ライブハウスを回っていて、高校生の間ではファンクラブも出来ていた。

派手なコスチュームだけど、サウンドはしっかりしていた。

予選の出場バンドは20グループだ。

僕等は抽選の結果最後になってしまった。

最後のクジを引いてしまったタカシは

「俺たちはトリが似合うんだよ!ひゃひゃひゃひゃ…。」と

緊張して変な笑方をしていた。

そして姫野ココロ率いる「プリティーハニー」は、僕たちの前の12番目の演奏だった。

この予選の地方大会で上位2バンドが関東ブロック・近畿ブロック・九州ブロック等の

ブロック大会に進むのである。

そしてこそで勝ち上がったバンドが本選の大会へと進むのである。

まだまだ道は遠い!

地方大会だと言うのに市民会館は大勢の観客で埋まっていた。

いよいよ予選は始まった。

各バンドが演奏を繰り広げている。

僕等は軽く打ち合わせをした後、会場を覗いて見た。

もうすぐ注目の バンド「プリティーハニー」の順番のはずだ。

いよいよ始まった。

レオタード姿の姫野!

ウサギの耳を付けて、セクシーなポーズをとている。

ギンギンのロックサウンドのなか姫野の歌が響き渡る!

流石に注目されるだけはある。


〜魔笛の夜の女王〜

闇夜に凍りつくよなあなたの視線

あたいはそんな視線をかいくぐる。

魔性の力を手に入れろ

この世はあたいに跪く

あなたを愛してた時もあった

あなたに抱かれた日もあった

でもあたいはあの頃のあたいじゃない

あたいは魔性の女に変わった

You are made into a captive.

You will love me.


意味は良く分からないが、とても迫力のある歌だった。

そしてついに僕らの順番が回って来た。





Sha-Laさん

こんにちは〜♪

和夫とサクラ、恋愛は上手く行くのでしょうか?
行って欲しいよね。(=^ェ^=)


僕等は急遽ライブハウスに出演する事になった。

もちろんみんなライブハウスなんて初めてである。

客としてでさへ入ったことが無い。

「わっ!唱和って、伝説のライブハウスじゃ無いの?

あの長渕太郎とかチューリッピとか敬遠隊とか大物ミュージシャン達が

ここから旅立ったと言うあの唱和だよね。」

みんな緊張してガチガチになっていた。

「うん、良いぞ!ここでガチガチに緊張する体験を経験しておくんだ!

そうすれば、Lモーションの舞台で、緊張する事にもなれるだろう。」

ワタやんはそこまで考えて、このライブハウス出演を勧めたのだった。

楽屋に入ると井口がいた。

「驚いたな!高校生のバンドって、お前達のことだったのか?」

井口がクラッカーズのメンバーを見てそう言った。

「しかしお前らちょっとビビり過ぎて無いか?

それじゃ良い演奏は出来ないぞ!」

「うるしゃい!俺たちはビビってなんかいないぞ!」

タカシが強かって言ったが、膝は震えていた。

「まあ、頑張ってくれよ!」

そう言い残して井口はビッグエコーズの元へと去って行った。

驚いた!彼奴らがここに出演出来るなんて!

ここにはそれ相当の実力や実績が無いと出られる場所じゃ無いんだぞ!

彼奴ら、そんなにレベルが上がっているのか?

こっちも気合い入れていかないと喰われてしまうぞ!

各バンド軽くリハーサルをした。

それじゃ最初はクラッカーズさん、2番目は湘南ボーイさん、そしてトリは

ビッグエコーズさん持ち時間は各30分、40分、50分ですのでよろしくお願いします。

ライブハウス開演の時間になった。

出演バンドの欄にマリンブルーの名前が外されクラッカーズの名前が掲げられた。

ライブハウスに訪れた客達はクラッカーズ?

みんな聞いた事も無いバンド名に頭を捻っていた。

まだ客の入りもまばらな中クラッカーズの演奏は始まった。

まずは和夫が作ったロックンロールのナンバーからだ!

高校生バンド?

大丈夫なの?と期待していなかった客達が最初のノリの良いこの曲で目を見張った!

客のノリは上々である。

「こりゃ驚いた!彼奴ら結構演るじゃ無いか!

あれはお前がいたバンドなんだろう?」

ビッグエコーズのリーダーの清が言った。

「もう、俺には関係ないバンドですから!」

井口が言うと

「井口くんがいたバンド、結構イケてるね。」

イチゴもロックンロールの腰の振り方をしながら言う。

そしてタカシの曲、リョーコの曲と続き和夫が作ったバラードに客は酔いしれた。


最後に今度Lモーションのために用意した曲を歌う!

イチゴと和夫のツインボーカルに観客は沸いた!

気が付けば、観客は立ち上がり、腕を振り上げ乗っている!

この耳の肥えたライブハウス唱和の客達を虜にしてしまったのだ!

クラッカーズは大盛況の中、舞台を降りた。

その後も客達の興奮は覚めやまなかった。

次のバンドの湘南ボーイはすっかりクラッカーズに喰われてしまっていた。

「おい、こりゃヤバイぞ!俺たちも気合い入れていかないと高校生バンドに喰われっちまうぜ!」

ビッグエコーズのリーダーの清が言う!

「ああ、俺たちは負けませんよ!」

井口の目が輝いた。

「ああそうだとも!」井口と清の間に信頼関係のような物が芽生えたような気がした。


そしてビッグエコーズの出番が来た。

和夫はビッグエコーズの演奏は初めて聴くのであ。

そして井口の演奏も…。

まずイキナリ井口のギターが唸り声を挙げた!

グィィィイイイイイイイイン!

そして清の雄叫びのような歌が響く!

「す、凄い!井口のバンド凄いよ!」

和夫は身体が震えるのを感じた!

観客たちも一斉に盛り上がる!

さすがビッグエコーズだ!

これからこのふたつのバンドはライバルとして競い合って行くとこになるのである。






こんにちは~

モーツァルトが現代に作る曲、
どんなのでしょうね~。
ロックなモーツァルト、とっても気になります。

こんばんは✩

モーツァルトが現代に蘇ったら作る曲i-185
勘太さんの小説を読みながら、どんな曲か想像しました。
聞いてみたいですね。

モーツァルト曲って完成されたヨーロッパの建築物や、
鉱物の結晶等によく例えられています。
装飾音も無駄がなくて、均整が取れているんですよね。

それでいて遊び心も一杯です。
有名な魔笛の夜の女王のアリアを初めて聴いた時は、
なんてふざけた曲だろうと思いました。
その癖、歌自体は超絶技巧が要求される曲者。
面白いですよねe-291

No title

リョーコちゃんはピアノだけでなく、作詞もできるんですね。
和夫とサクラさんのツインボーカル、いい感じですねヾ(*´∀`*)ノ
このまま、和夫の恋愛もうまくいくのでしょうか。
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勘太と言います。
よろしくお願いします。
下手ですがイラストを描くのが好きです。
暖かい絵を描きたいなぁ。

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