「ロックンロールに憧れて…その7」

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

遥か彼方に過ぎ去った青春の日々。
今では青春と言う言葉すら口にするのが恥ずかしいような年頃になってしまいました。

さてさて、今日はワールドカップ第二戦。
日本頑張ってもらいたいですね。


「ロックンロールに憧れて…その7」
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サクラは思い出していた。

クラッカーズに誘われた日のことを

中学時代、サクラは内気な女の子だった。

友達もいなかった。

教室でいつもひとりぼっち。

そんな私に、井口くんが声をかけてくれたの


「お前、歌が上手かったよな。今度、ロックバンドを作るんだ。

お前も入ってくれないか?」

「え?ロックバンドを?」

クラスでリーダー的存在だった井口から声をかけられるなんて思ってもいなかった。

「でも私楽器なんて弾けないよ。それにロックなんて聴いたこと無いし。」

サクラはモジモジしながら言った。


「大丈夫!楽器が弾ける奴はもう集めてるんだ。あとボーカルを捜してるんだ。

中々良いボーカルがいないんや。

お前、歌上手かったよな。

お前の歌が必要なんや、頼むよ。」

こうしてサクラはクラッカーズに入ったのだった。

バンドは楽しかった。


今まで友達がいなかったサクラに仲間が出来た。

サクラは変わった。

暗い内気な女の子が、良く笑う、明るい女の子になった。

サクラの歌声はクラッカーズにあっていた。

井口が創る曲、リョーコのキーボード、タカシのベース、ノブオのドラム

そして井口のギターにサクラのボーカルはピッタリだった。


みんなは同じ高校に入った。

楽しかった。

それなのに学園祭に向かって、さあこれから!

と言う時に井口が抜けた。

信じられなかった。

みんな裏切られた気がした。

信じていた仲間の筈だったのに。

折角出来た仲間の筈だった。

クラッカーズ、終わっちゃうの?


そんな時、タカシが和夫を連れて来たのだった。

「みんな!聞いてくれ!すごい奴見つけたで!

これでクラッカーズは大丈夫や!」

タカシの鼻息は荒かった。

そして和夫くん、あなたが現れたの。

セッションしてあなたのギターを初めて聴いた時

みんな凍りつく様な衝撃を受けた。

みんなこれだ!って思ったわ。

私も思わず歌い出しちゃった。


謎の多い、和夫くん。

ちょっと不思議な男の子。

この前、スタジオで2人だけで話した時、ちょっとドキドキしちゃった。


揺れる乙女心。

まだ高校1年生の淡いトキメキ。


つづく



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心姫さん

こんばんは〜♪
学園祭も大成功!サクラの気持ちもピュアな感じ。
そしてクラッカーズは次の目標に向かって突っ走るのでした。
いつも読んでくれてありがとうございます。

学園祭の成功にみんなはしゃいでいた。
「それではクラッカーズ、学園祭の打ち上げを行いたいと思います。」
カラオケボックスでクラッカーズは、学園祭の打ち上げを行った。
ノブオの親父さんのワタやんも少しだけ顔を出して演歌を一曲歌って
そしてカラオケボックス代を払って行ってくれた。
ワタやん、本当に良い親父さんである。

カラオケボックスでは、みんな大いに盛り上がり
次は「Lモーション」に出ようぜっと誰かが言った。
「Lモーション」ロックバンドのコンテスト!
プロへの登竜門である。
俺たちが「Lモーション」コンテスト…。
みんな、やろうやろう!と盛り上がった。
早速曲作りだ。
こうしてクラッカーズは、大きな目標「Lモーション」に向かって
爆進するのである。

そらさん

こんばんは〜♪
お身体の具合は如何ですか?
身体が不調だと辛いですいね。

イラスト誉めてくれてありがとうございます〜♪
嬉しいです。。(^∇^)

「ベースのタカシ」

中学時代から井口とは親友だった。
気が合う友達だった。
そして井口に影響されて、音楽を始めた。
タカシは井口から色んな音楽を習った。
「天国の階段」のイントロカッコ良いなぁ!
俺はイーグルスのホテルカリフォルニアが好きだな。
ビートルズのレットイットビーも最高だね。
と音楽の話は尽きない。
「なあなあ、タカシ!俺たちもバンドやろうぜ!
カッコイイバンド作ろうぜ!」
井口がタカシに言った。
「バンドか、カッコ良いな!やろうぜ!」
こうやってクラッカーズは誕生した。
タカシは夢中でベースの練習をした。
これほど一途な奴は見たこと無かった。
ドラムのノブオ、キーボードのリョーコ、そしてボーカルのサクラと
クラッカーズのメンバーが揃った。
ノブオの楽器店のスタジオで初めての練習!
元バンドマンのノブオの親父さんが色々アドバイスをしてくれた。
初めての練習曲は「ホテルカリフォルニア」だった。
楽しかった。
みんな中学を卒業しても、同んなじ高校に行こうぜ!と
同じ高校を受験したのだった。
俺たちの結束は固かった!

まさか井口がバンドを抜けるとは…。
タカシは涙ながらに、井口に突っかかった!
「俺たちの結束ってこんなもんだったのかよ!
俺は続ける!お前が居なくなってもこのクラッカーズを守って見せる!」

そうは言っても井口の存在は大きかった。
途方にくれていた時にタカシは和夫のギターを聴いたのである。


yumeさん

こんばんは〜♪
乙女心は解らない物ですね。
それにまだ高校一年生。
これから恋に目覚めて行くのでしょう。

「ノブオのドラム」
ノブオは幼い頃から、父親の演奏を聴いていた。
ノブオの父親のワタやんはバンドマンとして定期公演で全国を回っていた。
ワタやんが弾くギターは神の手と呼ばれていた。
そしてワタやんのバンドのドラマー安さんはノブオに優しかった。
安さんはノブオにドラムを教えてくれた。
「ワタやん、この子ドラムの素質があるで!リズム感抜群や!」
安さんはノブオを可愛がった。
ノブオも安さんを慕っていた。
幼かったノブオも小学生になり、ノブオのドラムも段々様になって来ていた。
その安さんが倒れた。
急性白血病だった。
安さんは短い闘病の後、あっさりこの世を去ってしまった。
このスティックをノブオに渡してくれと言い残して。

安さんの死と共にワタやんのバンドは解散し
ワタやんは貯めてた貯金を叩いて渡辺楽器店を開いた。
小さいながらもスタジオを併設し、若手の育成に力を入れ
有能な若手を育てることをライフワークとした。

ノブオは安さんを思い出しながら、今日もドラムを叩く。
その渡辺楽器店に井口が通う様になり、ノブオは井口とバンドを組む事になるのである。

りょうちゃん

おはようございます。

リョーコは幼い頃からピアノを習っていた。
厳しい母の指導!
リョーコの母はピアノ教室の講師をしている。
それで朝から晩まで弾かされていた。
リョーコはピアノコンテストで良い成績を収めていたが
母は納得してくれなかった。
もっと良い成績を!もっと良い成績…。
リョーコの母は自分が叶えられなかったピアニストの夢を彼女に託した。
コンテストも優勝しないと喜んでくれなかった。
もっと自由に弾きたい!
井口からバンドをやらないか?と誘われた。
リョーコはこれだと思った。
私がやりたかったのは!
楽しかった。
みんなイキイキしていた。
それなのに井口の脱退は衝撃だった。

そして代わりに入った和夫のギターを聴いてなんとも言えない。
音楽家としての血が騒ぐのを感じた。
何者なの?
リョーコは驚きの目で和夫を見ていた。
古典的な様な新しい様な心地良いフレーズ。
そう何度も弾き込んだモーツァルトの曲に似ている。

クラッカーズは学園祭の成功に気を良くして
ロックバンドの憧れのコンテスト「Lモーション」に挑む事に決めたのだった。

Sha-Laさん

こんばんは〜♪
ご訪問ありがとうございます。
タイムスリップもの書かれたんですね。
面白かったです。

そうです。今回はサクラさん目線でした。
サクラはどう思っているのか?
みんなの知りたがったところですよね。
和夫に気があるのかと思っていると
あれ?井口の事が好きだったの?
いやいや、和夫にも脈がありそうだぞ…。

これからどの様に展開して行くんでしょうね。

「井口の戸惑い」

井口は焦っていた。
親の反対を押し切って、普通の高校に入ったものの。
この苛立ちは何だ?
仲間内で音楽を奏でるのは楽しい。
しかし俺が求めているのはこんなんじゃ無い!

ロックバンドコンテスト「Lモーション」が行われていた。
ロックバンドをやっている者達の憧れのコンテスト「Lモーション」
井口はいつかこのコンテストに出てやる。
そう思いながら会場に足を運んだ。
そして「ビッグエコーズ」を見たのだった。
井口に衝撃が走った!
これだ!
この音楽なんだ!俺が求めていた物は!
「ビッグエコーズ」は賞を受賞した。
デビューの話も舞い込んでいると聞いた。
それまで楽しかった仲間内での音楽が急に色褪せて見えた。

そんな時、ビッグエコーズがギターリストを捜していると耳に入った。
いても立っても居られない。
そして井口に声がかかったのだ。
井口はその話に飛びついた。
ビッグエコーズのメンバーの前でギターを弾いた。
みんな賞賛してくれた。
一緒にやろうと言ってくれた。
憧れのバンドのみんなが誘ってくれた。
井口はクラッカーズのみんなの顔が浮かんだが、井口はビッグエコーズに
入る事を決めた。

学園祭に向けて練習に集まったみんなに言った。
「すまない。もうみんなとは一緒に出来ない。みんな許してくれ!」
そう言って井口はスタジオを飛び出した。
追いかけるタカシ!
「俺たちはどうなるんだ?
俺たちを捨てて行くのか?」
タカシの声が心に突き刺さる!
「勝手にしろ!」
タカシが怒鳴る!
「許してくれ!」井口は逃げる様に駆け出して行った。

井口はビッグエコーズに入った。
しかし入って見ると外から見るのと違っていた。
メンバー間はギクシャクしていた。
ワンマンな自己中心的なリーダーと個性的なメンバー。
音楽生の違いから、前のギターリストが辞めた。
そのギターリストの代わりに井口が入ったのである。

ビッグエコーズのリーダー清は荒れていた。
曲作りに行き詰まっていた。
恋人のイチゴとも上手く行っていなかった。
新しく入った生意気な若いギターリストが曲を持って来た。
癇に障った清は怒鳴りあげる。
「お前は言われた通りギターを弾いてれば良いんよ!」
若いギターリストの目が心に突き刺さる。

井口はクラッカーズが新しいメンバーを入れて学園祭に出ると聞いた。
サクラやみんなの顔が目に浮かぶ。
井口は気が付くとクラッカーズのみんなの前に来ていた。
サクラが声をかける。
「何しに来たんだ」とタカシが言う。
そうだ、俺が顔を出せる筈が無いじゃ無いか…。
井口は思い知った。
「お前達を応援に来たのさ。」井口は強がって言った。
そして逃げる様に立ち去った。
隅でクラッカーズの演奏を聴いた。
ショックだった。
俺がビッグエコーズに求めていた物がここにあった。
みんな楽しそうだった。
井口は自分があの輪の中にいるのを想像した。
しかしもう戻れない。

井口はビッグエコーズの練習に向かった。
「井口、新しい曲や。覚えておいてくれ。」
井口は楽譜を受け取った。
今までと代わり映えのしない曲だった。
「なんだよ!その目は?」
リーダーの清が声を上げる!
「いえ、何も無いっす。」
井口は新しい曲を無難に弾いた。
クラッカーズの事が頭から離れない。
「チクショー。」
井口は心の中で叫んだ。

井口は誰も居ないスタジオで1人ギターを弾いていた。
新しく作った曲だった。

「良い曲ね。」
振り向くとキーボードのイチゴがいた。
リーダー清の彼女である。
「あ、イチゴさん。」
イチゴは井口の肩に手をあてた。
そして頬にキスをして言った。
「頑張ってね。」

どう言う意味なんだろう?
井口はまたギターを弾いた。
ただ黙々と。

こんばんは~

文化祭大成功でしたね~。
さくらちゃん、井口君が好きなのかと思ったけど、
和夫くんに傾いてるのかなぁ。

ナイス!

さくらちゃん
目がキラキラしてて
ハッチャケてて素敵
なんだか歌が聞こえそうですよ~~e-461

可愛い(^^♪

サクラさんの弾けるようなイラスト
ピュアでとっても可愛ぃですねv-345

この淡いトキメキは、今後...どちらに傾くのかしらv-353

No title

サクラちゃんかわゆいv-10

同じものを追いかけてるときって
みんな、生き生きしてるもんね

No title

今回はサクラさん目線なんですねヾ(*´∀`*)ノ
内気な女の子が、バンドに入って明るくなるっていいですね。
揺れる乙女心。可愛いです。
プロフィール

kantakun007

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初めまして
勘太と言います。
よろしくお願いします。
下手ですがイラストを描くのが好きです。
暖かい絵を描きたいなぁ。

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