月と太陽

「こらぁ〜!パンはまだか?」
「うぉ?お前はパンも買って来れないのか?」
「早くしろ!ボケッ!」
清は後ろから蹴飛ばされた!
「ケッおせーんだよ!ボケッ!」
殴られツバを吐かれた。
201403152236568be.jpg

ううううう。。。。もう我慢出来ない。
清は高校1年生。
入学してから毎日毎日虐めれれている。
この前はズボンを降ろされパンツまで下げられた。
清が密かに憧れていた百合子の前で…。
自分の鬱憤を晴らすために殴られた。
毎日金も取れている。
パンも買ってこさせられる。
しかも清の金で。。。
みんなも見て見ぬ振りをしている。
先生さえも知らん顔だ。
絶対に許さない!
死んで怨んでやる!

清は涙を浮かべマンションの屋上から飛び降りた。

もっと生きたかった。
もっと色んな事をしたかった。。。

アワレナワカモノヨ…


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翔太はワルだった。
県内の落ちこぼれが集う県内最悪の高校極悪高校に入学した。
この学校は少年院より悪いかも知れない。
その中でも翔太の悪さは群を抜いていた。
入ったすぐから揉めた!
ここでは力が全てだった。
あっちこっちで闘いが繰り広げられ、自然と数人に絞られて来た。
翔太も手当たり次第ぶっ潰してきた。
翔太は勝ち上がり、ついにこの学校を支配する獄山と対決する事になった。
20140315232627515.jpg

そして翔太は獄山を倒し、この悪名高い極悪高校の頂点に立った。
翔太は歯向かうものを徹底的にぶっ潰し、絶対の権力を手に入れた。
もはや翔太に逆らえるものは誰1人いなかった。
翔太は悪の限りを尽くした。
街でもヤクザをも半殺しにし、県内最大の暴走族でさえ潰してしまうほどだった。
翔太は暴れまわる!
まるでキングコングの如く!
翔太は何をしても燃え尽きることは無かった。
何か足りない!何が足りないんだ?
翔太は夜明けの道をバイクで飛ばした。
その時、翔太のバイクの前を野良猫が飛び出した!
翔太は無意識によけ、よけ切れずに転倒!
翔太はバイクから吹っ飛んだ!


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2014031605365077a.jpg

ドンッ!
あたたたたた。。。
「クソッ!事故っちまったぜ!」
翔太は起き上がった。
幸い大した怪我は無いようだった。
ここは何処だ?
翔太はマンションの下にいた。
翔太の知らないところだった。
マンションのガラスにひ弱な情けない男が映っていた。
「おい!お前!ここは何処だ?
なぜ俺様はここにいるんだ?」
ひ弱な男は翔太の真似をしている。
「貴様!バカにしてんのか?
ぶっ殺す!」
しかしなんだか様子が変だ!

20140316055032e9c.jpg

翔太が手を動かすとその男も手を動かす!
あっかんべーをするとそいつもする。
翔太はなんだか悪い予感がして来た。
その時
「清!大丈夫?虐められて自殺でもするんじゃ無いかと心配しちゃった。」
見知らぬオバさんから抱きしめられた。
「ゲッ!なに仕上がるんだ!このババァ!」
「清ちゃん、どうしたの?」
さすがの翔太もこのひ弱な男が自分だと気が付き始めた。
どうしちまったんだ?
俺はこんなひ弱で情けない男の姿になっったんだ。。。
翔太は、そのオバさんに引っ張られるようにして部屋に入った。

まあ良いか!
どうせ飽き飽きしてたところだし。。
翔太は勧められるまま部屋に入った。

どうやら俺様はこのオバさんの息子の清になっちまったらしい。
典型的な虐められっ子だった。
ノートには死にたい死にたい!
いじめっ子への怨み辛身がノートにぎっしりと書き殴られていた。
ふふふ…。
おもしれーじゃねえか!
俺様がこの清の怨みを晴らしてやるぜ!

翌朝、教えられた学校へと向かった。
へへへへ〜進学校じゃねえか!
こんな学校でもイジメなんかあるんだねぇ。
と、その時、ガツンッと背中に蹴りを食らった!
「ぐわッ!誰だ!」
俺様に蹴りを喰らわすとは良い度胸だ!
振り返ると清をイジメていた不良グループがいた。
翔太は不良グループに囲まれた。
「へへへ〜!清、何偉そうに道を歩いているんだよ!
お前は道なんか歩く資格ねえんだよ!」
「へぇーそうかい?今までの借りを返させて貰うぜ!」
なにッ!
グループの1人が殴りかかって来た。
軽くそれをかわし?
ゴンッ!
グェッ、確かにかわした筈なのに…?
何なんだ、こいつの運動神経の悪さは…?
不良グループのリーダー格の奴が殴りかかる!
それに合わせてカウンターを決めた!

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「ギャーッ」
清の手が悲鳴を上げた!
あたたたたた…。
殴った筈の翔太の方が手を痛めてしまった。
「ううううううう。。。。」
翔太はうずくまり、奴らに殴られ、蹴られた。
「ケッ、清のくせに粋がるんじゃ無いぜ!」
不良グループは翔太にツバを吐きかて去って行った。
「清の野郎!歯向かって来やがって!
もっとガンガン虐めてやんないといけませんね。」
グループの1人がリーダー格の薗田に言った。
すると薗田が突然膝を付いた。
薗田の顔は腫れていた。
クソー!清の奴…。

クソーッ何なんだこいつの身体は…。
翔太は学校を休んだ!
まずはこいつの身体を鍛えないと話になられえ!
まずは走り込んだ!
翔太は何十キロ走っても平気だった。
しかし清の身体は五百メートルも走らないうちに息が切れた。
「はぁはぁはぁ…。」
こいつは思った以上に大変だぞ。
しかし少しづつ走る距離も伸び、拳で腕立て懸垂。
なんとか最低限度の体力を付けることが出来た。
「良し!準備は整った。」
翔太は万を辞して学校へ出向いた。
ふふふ。。。待ってろよ!
俺様の恐ろしさを思い知らせてやるぜ!
翔太が学校に行くと学校の様子が変わっていた。
この学校を支配していた筈の不良グループの薗田たちが虐められていた。
何と言う事だ!
するとあの極悪高校の獄山の手下の神田が奇声を上げていた。
これは思わぬ展開になったぞ!
元の身体なら、あんな奴屁でもないが、こいつの身体だとちょっと大変だな。
その間にも薗田達は殴られ蹴られ、痛め付けられていた。
つい翔太は「ヤメロ!」と声を上げていた。
薗田達は清をいや、翔太を信じられないと言う眼差しで見ていた。

するとあっと言う間に神田の手下達が翔太を囲んだ。
「何故、お前たちがこの学校に来ているんだ!」
「ふふふ。。。
なに、ちょっと嫌なことがあって、その鬱憤バラしに弱いものイジメに来ただけさ。」
「お前らお前らの大将がやられて、その鬱憤バラしか?つくづくクズな奴らだな!」
「なに?」
薗田達は呆気に取られて、清を見つめた。
あれがあの清なのか?
なんとも言えないオーラが出ていた。
しかし翔太はもっと驚く事になる。
なんと神田の背後に翔太の姿の清がいた。
どう言う事だ?

清は涙を溜め、マンションの屋上から飛び降りた!
うわぁっぁあああ
ゴンッ!
ドタッ!
あいたたたたった。
清はバイクから投げだされ、夜の道の土手に投げ出されていた。
清は立ち上がった。身体は2メートルはあるんじゃないかと思われるほどの巨体だった。
「ここは何処なの?」
何故かヘルメットを被っていた。道の真ん中にバイクが横たわっていた。
清はバイクを抱えた。
なんと大型バイクをヒョイっと持ち上げる事が出来た。
わっ、どうしたんだろう?
スーパーマンにでもなっちゃたのかな?
するとバイクに乗った怖い暴走族が集まり取り囲んだ!

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うわぁっぁあああ!なんなんだ?
すると
「チワースッ翔太さん、お怪我はありませんか?」
え?え?え?いったい何なの?
清は何がなんだか分からなかった。

果たして2人の運命は?
つづく

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まゆみさん

おはようございます。
読んでくれてありがとう!

身体が変わっても、どんなに力を手に入れても
また同じような状態になってしまう。
これ以上無いパワーを手に入れても
結局はみんな離れて行き、寂しい状態へとなって行く清。
またどんなに貧弱な身体でも、自然とみんなが集まって来る翔太。
この2人の違いは何なのか?
虐められるのは虐められる理由があるとは言わない。
また人を引き付けるものとは何なのか?
そんな事を思って見たりします。

イチゴさん

おはようございます。
昨夜は地震がありました。
スマホから地震です。地震です。
とアナウンスが鳴ると、すぐ揺れ出しました。

深い話。学校の推薦図書?
それは無理だと思います。;^_^A
隠と陽…。そんなに深く考えていません。

清は荒れた!
有り余るパワーを抑えきれず
気に入らなければ、殴り付ける。

清は薗田の姿を思い出していた。
あれだけ恐ろしかった園田が
なんとも惨めな姿で、泣きながら命乞いしていた。
あのプライド高い園田がである。
力とはいったい何なのか?
いきなり絶大なパワーをを手に入れ
気が付けば、悪の帝王の位置になっていた。

しかし清は周りの手下の変化に気付いていなかった。
イジメられっ子がいきなりパワーを手に入れても
今までの翔太のカリスマ性はなかった。
翔太は悪は悪でそれなりの凄みとカリスマ性があった。
しかし清にはそれがない。
手下の奴らは、ひとりひとりと清から離れ、獄山へと寝返っていた。
翔太との対決に破れ、なりを潜めていた獄山は翔太を倒すべく
計画を立てていた。
それは翔太についていた手下どもを再び自分の元へ引き寄せ
翔太を丸裸にし、やっつける手はずだ。
もちろん清にそんなことが分かる筈はない。

翔太は考えた。
この入り代わりは、何を意味しているんだ?
清の無法ぶりを見て、今までの自分の振る舞いを思い出していた。
気に入らなければ力で抑え込む。
どんな事も力で従わせた。
今までの自分の馬鹿さ加減を痛感していた。
翔太の元には自然と仲間が増えていた。
薗田グループはもちろんその他の奴らも自然と翔太の周りに集まった。
ところが今はどうだ?
何の力もない今の俺にこんなに仲間が集まって来ている。
この違いは何だ?
翔太は仲間と言う物を考えていた。
今までは、仲間なんて考えたことも無かった。
仲間なんて糞食らえだ!
従わない奴は潰すだけだった。
しかし翔太には、自分では気が付かないカリスマ性を備えていた。
本人は力だけで押さえ込んでいるつもりだったかも知れないが
自然と仲間を守ると言うオーラが出ていた。
現に自分では気が付かないうちに、仲間のために闘った喧嘩も数多くあったのだ。
そんな翔太を慕って、翔太の手下に付いて来たものも数多くいた。
神田もその1人だった。
神田は翔太の変わりように戸惑っていた。
あれだけ懐の大きかった翔太が今ではただの駄々っ子だった。
正直に言ってカリスマ性のかけらも無い。
どうしてこんなに変わってしまったのだ?

No title

いじめられっこだった子が力を手に入れて
いじめっ子になるのって最低だと思う。

いじめられっこの自殺の話題なんかを聞いてても
社会的な問題だと思うし、
こういう方向でストーリーが進んでいくの?
最後のオチは握手で終わるような終わり方であって欲しいと願います。

深そうな話!
陰と陽の対照的なものが、どんなふうに絡んでいくのか…楽しみです!

また、学校推薦図書にするような、熱い正義が勝つことを祈ります!

No title

グオオオオオオオ!
「お前に何が分かる?
僕の辛さ苦しみ!
この力を持ったあんたに僕の辛さなんて分かりやしない!
毎日毎日!どれほどの辛さだったか!
この力を手に入れて、復讐して何が悪い!
こんな奴、殺してやる!」
清は薗田を睨みつけた!
「ひぃぃいいいいいい
助けてくれ!
お前がそんなに苦しんでいたなんて知らなかったんだ!
ただ暇つぶしにからかっていただけなんだ!
助けてくれ〜。」
「がははははは!
言いたいことはそれだけか!
僕はお前を許さない!
お前をこの世から抹殺してやる!」
助けてくれ〜!
薗田は泣きながら命乞いをした。
怯えながら泣いている!

清の心に風が吹いた。
あれだけ恐ろしかった園田がこんなに惨めな姿をして
泣きながら許しをこいている。
これが力と言う物なのか?

その時、パトカーのサイレンがこだました。
「もう良い!行くぞ!」
清は神田たちを引き連れ、バイクで立ち去って行った。

わははははっは!
翔太は泣き崩れている薗田をみて
そして自分の身体で暴れまわっている清を思い笑った。
今まで自分がしていた事も清が俺の身体を使ってしている事も
全く変わりはしない!
俺にあいつを批判する資格はないな。。。
まあ、何にしても俺様の身体が無事だと分かったたけでも良しとするか。

心姫さん

おはようございます〜♬
入れ替わりシリーズですね。

ココロは思った。
私も誰かと入れ替わりたい〜♪
夢を叶えましょう〜
空から魔女が降りてきて、光る杖を振った!
キラキラリ〜ンv-352

気が付くとココロは自転車を漕いでいた!
汗くすと走り回る!
スーパー行って、母んち行って
病院行って!
お父さんの施設に行って!
大阪にピアノのおレッスンに行って
友達とランチしに行って!
ブログ更新して
本を読んで
あっ!旦那の事忘れてた!
あれ?いつも間にか歯医者に予約入れてた!
あれ?マウスピースはどこだ?
わーッ!
この人とは入れ替わりたくない〜!v-356

まゆみさん

おはようございます。
読んでくれてありがとう!
最近は入れ替わりばかりですね。;^_^A

力任せに暴れていた翔太!
弱い奴の気持ちなんて考えたこともなかった。
増してや虐められっ子とか全く無縁の事だった。
絶対的力の持ち主の悪の帝王の翔太が虐められっ子に。
非力な力でどう立ち向かって行くのか?
しかし思わぬ展開へと物語は進んで行く。

また毎日虐められっぱなしだった清は最高の力を手に入れた!
清はその力をどう使うのか?

心の変化!
虐められていた清は
今までの鬱憤を晴らすかのように、気に入らない奴をいたぶって行く。
「わはははは。。。。愉快だ!愉快だ!
みんな土下座しろ!
この僕を虐めた奴はみな許さない!
そうだ!
あの薗田たちに復讐してやる!
清は神田たち手下を引き連れて通っていた高校に向かった。
神田たちは暴れる!
もっとやれ!
僕が虐められてたのを見て見ぬ振りしていた奴らも
みんなやっつけてしまえ!
ガッッはははは!愉快だ!

清は薗田を見つけた。
お前だけは許さない!
絶対に!
清は薗田に襲いかかる!
それは凄い形相だった!
清は薗田を殴り付けた!
薗田の身体は宙に飛んだ!
がおおおおォォおおおー!
清は吠えた!
なんて楽しんだ!

やめろー!
その時、声がした。
なんとひ弱な清の身体が前にふさがった!
なんと言う事だ!
あのひ弱な身体の清の身体がこの大きな身体の怪物の前に立ちふざがっている!
清は自分の身体と対面して動揺した。
その目には凄い力が篭っていた。
あの鋭い目に身が震えた。
おい、引き上げるぞ!
その時
「おい、待て!清!
お前は俺の身体を使って、今までの鬱憤バラしを知るのか!
それで気が済んだのか?
お前は逃げてばかりだ!
1度も立ち向かおうとしなかった!
それで俺の身体を使って復習か?
最低な奴だ!」
うおおおおおおお!
清は泣き崩れた!

こんばんは~

寝込んでた間に、新しい物語が始まってました。
新たな入れ替わり物語ですね。

No title

入れ替わりシリーズですねv-290
私も誰かと入れ替わるとどうなるのかな?

月と太陽は、どちらも輝くものの象徴ですよ。
昼を支配する太陽。夜を支配する月。
どちらもうまくいくといいですね。

なこさん

こんばんは〜
さてさてどういう展開になって行きますことやらo(^▽^)o

yumeさん

こんばんは〜♪
月と太陽…。
題名、迷いました。
特別に考えて付けた訳ではありません。
最後にこの題名と絡んでくれたら良いなぁと
思います。
そんなに上手く行くのか?

No title

また面白そうなのが始まりましたね。

アクションものでもないような・・・?
二人の心(身体?)が入れ替わってしまうのですね。

勘太さんの物語は、心模様の描写が繊細で
思わず夢中になってしまいますよ。

楽しみ~~~

No title

ひょんな事から、思わぬ展開へと...
面白くなりそうでうね*(^o^)/*

...一瞬、「ごくせん」が脳裏に浮かびましたが
また違った感じのようで!

翔太と清のこころの、陰&陽の叫び...
タイトルの月と太陽に関係しているのかなぁv-361

今後の翔太と清に注目したいですねv-426
プロフィール

kantakun007

Author:kantakun007
初めまして
勘太と言います。
よろしくお願いします。
下手ですがイラストを描くのが好きです。
暖かい絵を描きたいなぁ。

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