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絵手紙列車

みなさん、ご訪問ありがとうございます。
久しぶりに物語を書いて見ました。


なこは列車に乗っていた。
夢が詰まった絵手紙列車。
そこの乗客はみんな幸せそう。
「あなたも絵が好きなんですか?」
振り返ると1人の紳士が声をかけてきた。
ちょっと不思議な感じの紳士。
でも、何処と無く懐かしい感じがする紳士だった。
「ええ、あら?何処かでお会いしたことあります?」
思わずなこは聞いてみた。
「いいえ、これは失礼致しました。わたくし戸山と言います。戸山和夫。」
何故だろう?なこはこの紳士に懐かしさを覚えずにいられなかった。
「実は私もこの絵手紙にエントリーしているんですけど、どこにあるのかしら?」
「ほう、この中に貴女の絵手紙もあるのですか?それは素晴らしい!」
「あら、嫌ですわ。私のは絵は拙くて見られたら恥ずかしいです。」
なこは言ったあと後悔していた。
紳士はそんななこを微笑ましく見ていた。
「おっ、この作品は素晴らしいですね。」
紳士はなこの作品を指して言った。
「やっぱり私の事をご存知なんですね?」
なこは紳士に向かって聞いてみた。
いくらなんでも不自然過ぎる!
素晴らしい作品の中で自分の作品がそんなに光ってるとは到底思えなかった。
「ふふふ…。やっぱりバレてしまいましたか?
信じてもらえないかも知れませんが、実は私は貴女の未来の夫。
結婚相手なのです。未来から貴女に会いに来ました。」
思いもかけない言葉になこは呆然とした。

20140217010225ca2.jpg


「ええっ?冗談でも笑えないです。」
「そうですね。私が貴女に出会うのは、もっとずっと後の事ですからね。」
「何を言っているのです?」と言いかけた時には
もう紳士はいなくなっていた。
「あれ?どこに行ってしまわれたのかしら?」
その後、なこは紳士を捜したけど、列車の中で彼を見かけることは無かった。

なこは小さい時から絵を描くのが好きだった。
落書き帳には、なこが描いたお人形さんで溢れていた。
「なこは本当に絵が好きなんだねぇ。」
お母さんが絵を描いているなこに向かって言った。
「絵を描いている時は大人しくしてくれるから助かるけどさ。」
なこは絵を書いている時は幸せな気分になる。
気が付くと、優しそうなおじさんがニコニコしながらこっちを見ていた。
「お嬢ちゃん、絵が上手なんだね。絵を描くのは好きかい?」
「うん、大好き!」
「そう、大きくなっても描き続けるんだよ。」
「うん。ずっと描くよ。だって、なこ絵を描くの好きなんだもん!」

20140219043903493.jpg

ニコニコしてなこが答えると、おじさんはもういなくなっていた。
「あれ?どこに行っちゃったんだろう?」


なこは高校に進学した。
部活は美術部に入った。
絵を描くのは好きだったけど、高校の美術部は色々ジャンルがあって
好きで描くと言うレベルではなかった。
その中で、部長の絵はなこの心を捉えた。
鋭角な線をひく。
なんて鋭い絵を描く人なのだろう?
線の一つ一つが凛としていた。
でも、新入生と部長、気安く話しかけれる間柄ではなかった。

ある日、部長がなこの絵を見て言った。
「君の絵には魂がこもっていない。」
え?なに?どう言う事?
「ただ絵が好きだから描くと言うのなら家で描いてくれ。」
なこはショックだった。
確かに好きだから描いている。
それ以上の思いは何もない!
それが何故いけないの?
「そんななまっちょろい絵を見ると虫酸が走るんだ!」
「そんな…。酷い!あんまりだわ!」
なこは泣きながら部室を飛び出した。

何も考えず部室から飛び出したなこ。
校舎の陰で泣いていると
そこに微笑んでいる紳士がいた。
「自分を…。人の言葉に惑わされず、自分を信じて自分の思う
絵を描きなさい。貴女の絵は素晴らしいです。自信を持って!」
なこは顔を上げるともう、その紳士の姿は無かった。


未来の夫だと名乗る不思議な紳士。

幼い頃に現れた紳士と同一人物なにだろうか?
紳士の謎が解き明かされる。
彼は一体誰なのだ?

つづく

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なこさんへ

忙しくて物語を書く暇がありませんでしたいた。
少しだけ書いて見ましょう。

美術部では毎年二科展に応募していた。
部員の優秀な作品が選ばれて応募作品が決められた。
去年、有沢はただ1人佳作に選ばれていた。
みんな応募作品に選ばれようと頑張っている。
なこも有沢に勧められて応募作品に挑戦することにした。

二科展って何を描けば良いんだろう?
「心にの感じるまま。素直な気持ちで描けば良いんだよ。」
有沢が優しく声をかけてくれた。
「ありがとう。」
なこは部長の優しさが嬉しかった。

イチゴは2人のやりとりが気になって気になって仕方なかった。
イチゴは二科展の応募作品に選ばれて、有沢の目を自分に向けようと思った。
2人の事が気になりながらも、イチゴは作品に集中した。
イチゴは有沢がまたこっちを向いてくれる事だけを思って描いた。

そして二科展に応募する絵が決まる日が来た。

イチゴの絵は選ばれるのであろうか?

なこさん

あっちとこっちでいちいち読み返さないと
分からなくなってしまっています。(^^;;

有沢の父親は日本でも有名な画家だった。
しかし母親と有沢を残して、別の女のところへ行ってしまった。
有沢は父親を憎んでいた。
いつか父を追い越して見返してやると
その執念でいっぱいだった。
有沢は憎しみをキャンパスにぶつけた!
鋭く激しい構図もその現れかもしれない。
しかし、なこの絵を見たとき有沢は衝撃を受けた。
自分の憎しみだけの
自分の絵には無い優しさがあった。
それと同時に幸せそうに絵を描いているなこに何故か怒りが込み上げてきた。
自分には無い絵を描くなこに嫉妬していたのかも知れない。
気が付くと、なこに酷い言葉を浴びせていた。
これほど我を忘れたのは初めてだった。
なこは泣きながら飛び出して行った。
みんなの視線が有沢に突き刺さる。

有沢の心の中はなこのことばかり考えていた。
なこは部活が終わる時間になっても戻って来なかった。
あのまま家に帰ってしまったのかな?
しかし学校の道具はそのままだった。
みんなが帰った後も有沢はなこを待った。
部室を出て、外を見渡した時になこの姿があった。
「部長、ごめんなさい。。。」
有沢の目に涙が浮かんだ。
有沢はなこを抱きしめた。
そして口ずけをかわした。

イチゴは部活が終わり帰る振りをして有沢を待っていた。
いくら待っても出て来ない有沢。
知らないうちにもう帰ってしまったのかな?
と部室に戻ると、なこと口ずけをかわしている有沢を見てしまった。
イチゴは泣いた。
泣いても泣いても涙が溢れ出てきた。

No title

こんにちはv-278
なこさんの未来の夫と名乗る、不思議な紳士の正体が気になります。
本当に未来から来たのでしょうか???

タイムトラベル物は夢がありますねv-291

No title

こんばんは~~!(^-^ゞ

いったいあの紳士は誰?(・・;)
なこさんの未来の旦那様?
それとも・・・

続きを早く読みた~~い!(;^_^A

こんばんは~

違う視点でのお話もいいですね。

可愛いイラスト!
頂いて帰りますね。

ありがとうございます!

yumeさん

こんばんは〜♩
これからどう言う展開になって行くのか?
取り敢えず前回の作品との関連は考えないで書いています。σ^_^;

イチゴは絵を描くのが好きな女の子だった。
本当は絵の専門の美術学校に行きたかったのだけど、親の反対により
この進学校入学した。
イチゴはつまらなかった。
周りの子は勉強勉強って言う感じで面白みがない。
イチゴは美術部に入った。
そこで有沢に出会った。
どことなくツンとしていて神秘的な目。
そして彼の描く絵を見た時の衝撃は忘れない。
大胆な構図に胸を貫くような鋭さ、イチゴは有沢のことで頭がいっぱいになった。
「素敵な絵を描くのね。
私はイチゴって言うの、よろしくね。」
イチゴは思い切って、有沢に声をかけた。
もう心臓が飛び出るほどの緊張である。
「え?なに?ああ、よろしく。」
有沢の返事はぶっきら棒だったが、イチゴは嬉しかった。
それかイチゴは有沢にベッタリだった。
押し掛け女房っと言った感じだった。
有沢は嫌がる訳でもなく、優しくイチゴに接してくれた。
つまらなかった学園生活がとても楽しいものになった。
3年生になった時、有沢は部長、イチゴは副部長に選ばれた。
これでまた有沢と親密になれると思った時に
なこが入部して来た。
有沢の態度が変わった。
有沢が見つめる先にはいつもなこがいた。
イチゴは嫉妬した。
なに?あの新入生!
イチゴは焦った。
なこに有沢を取られるのではないかと…。

こんばんは~

新しい物語が始まりましたね~。
未来の夫に会ったら、何を話すかなぁ。
そもそも私は信じるだろうか?
今後の展開が楽しみですね。

No title

あらっ! 此方にも書いて下さってたんですか?

今度はイラスト付きでありがとうございます。

どんな展開になるのかドキドキです。

No title

夢いっぱいの絵手紙列車乗ってみたいですね~☆

紳士は、未来のなこサンの旦那様なのかなぁv-353
...
そしてこの展開、なこサンのタイムスリップへ!

ロマンもあり!楽しそうですねv-290

イチゴさん

母はお陰様で無事退院出来ました。
ありがとうございます。

物語、読んでくれてありがとう!
これからどう言う展開になって行くのでしょうね?

なこは部室に戻り辛く、もう日が傾いてしまっていた。
校舎には誰もいなくなってしまっている。
「あ〜あ。。。気が重いなぁ。
憧れの部長さんにあんな事言われるなんてショックだわ。
もう、部室には戻りたくないなぁ。」
仕方なくとぼとぼ部室に戻ると
部室の前に部長がいた。
なこは部長の顔を見ると、何故か涙が出て来た。
「部長、ごめんなさい。
私はただ絵が好きなだけで、美術部に入っていました。
もう、辞めます。」
「待て!お前には才能がある!
もっと真剣に絵に取り組んで欲しいんだ!
才能があるのに、情熱を傾けないお前に、つい酷い言い方をしてしまった。
すまない。」
「ぶ、部長さん。。。」
誰もいない校舎。
ふたりは引きつけられるように寄り添い
口ずけをかわした。

部長の凛とした鋭い描写の絵となこの暖かい絵。
2人の絵は美術部の中でも際立っていた。

「なこ、今度の二科展、応募して見ないか?」
部長がパンフレットを持ってなこに話しかけて来た。
「え?私なんか入選するはずないわ。」
「そんな事ないよ。一緒に応募しよう。」
頬を赤らめるなこ。

「ふん!いい気なもんだわ!まるで恋人気取りね。
あんな子の絵のどこが良いって言うのよ?」
面白くないのは副部長のイチゴだった。
密かに部長の有沢に憧れ、部長・副部長の公認のカップルのはずだった。
ところがなこが入部してからは、有沢はイチゴにあまり近づかなくなっていた。





待ってました!
ホンワカするような物語ですね。癒し系ですね。
なこさんを、なこちゃん♪と呼びたくなるような、不思議と温かい感じが。

勘太さん☆病院お疲れ様でした。
81歳、まだまだこれから(^^)
おしゃべりいっぱいの人、うらやましいです。祖母は最後、まったく話せなかったから…(涙)なので、勘太さんは、昔話をい~っぱいなさって下さい!
プロフィール

kantakun007

Author:kantakun007
初めまして
勘太と言います。
よろしくお願いします。
下手ですがイラストを描くのが好きです。
暖かい絵を描きたいなぁ。

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