あなたに会いに来たの その8

みなさん、ご訪問ありがとうございます〜♪

今、娘と孫くんが滞在中。

孫くんは凄く可愛いけど

子守は大変です(^^;;

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僕は、姫野さんに告白した。

いや、まともに話をする事も出来ずに

姫野さんに嫌われてしまった。

僕は自分の駄目さ、惨めさに泣いた。

涙が枯れるほど泣いた。

でも、メグは笑っている。

こんな惨めな僕を見て…。



「ふふふ…。

ノブくん、大丈夫よ。」

なんとメグは時間を巻き戻す事が出来るのだ。

僕は姫野さんに告白したけれど

緊張して何も話せなかった。

急な告白は大失敗に終わり

僕は思わず泣き出してしまった。

しかしメグが時間を巻き戻して

告白は無かった事にしてくれたのだ。

「こうやって、何度も何度も告白して

彼女の心を射止めるのよ!

オブくん、頑張って!」

僕は何度も何度も姫野さんに告白をした。

初めは緊張して全く言葉が出なかったのが

2度、3度と告白していく内、緊張感は取れてきた。

メグは僕のために何度も時間を巻き戻してくれた。

その度に僕は何度も想いを姫野さんに告げた。

でも、姫野さんは「うん」とは言ってくれなかった。

「姫野さん…。あの…。その…。

ぼ、僕は…。

あの…その…。」

と言った感じから

「姫野さん、あまり話した事は無いけど

ずっと前から好きでした。」

最近はここまで言葉が出るようになって来た。

でも、なかなか良い返事はもらえなかった。

「もう、ダメだよ。

姫野さんは、僕のこと眼中に無いんだ。

僕はダメな男なんだ。

やっぱり恋の矢を使った方が良かったんだ…。」

僕は メグに泣き言を言った。

いや、メグに、ずっと泣き言を言ってばかりだ。

そのたびにメグは励ましてくれる。

「大丈夫よ!

彼女はノブくんのこと嫌いじゃ無いわ!

それにだいぶ上手に話せるようになったじゃない。

きっと次は大丈夫よ。」
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確かに初めは緊張して何も話せなかった彼が

自分の想いを上手に伝え始めている。

彼女の反応もノブが思っているほど悪くは無い。

人は告白されて悪い気持ちにはならないものである。

諦めずに想いを伝えて行けば

いつかは気持ちが伝わるかもしれない。

時間とは不思議な物である。

何度も時間を巻き戻して、そのたびに告白は無かった物に

なっているのだが、彼女の潜在意識の中に

時間が巻き戻っても、それは少しずつ残っているのである。

だから実際には、初めて告白された筈なのに

ずっと前から好きだと言ってくれてるような気がして

来ているのである。

何故だろう?

メグは励ましているのに、なんだか少し寂しい気持ちに

なって来ている自分に気付き始めていた。

ノブは、少しずつ姫野さんの好みや趣味のことなども聞き出せる

ようになっていた。

そして姫野さんの好きな音楽やバンドを聴いたり

好きな作家の本なども読んだりして話題も豊富になって来ていた。

そしてついに

「村田くんとは、初めて話をする筈なのに

なんだかとても気が合いそうな気がするわ。

お友達から始めましょう。」

な、なんと姫野さんからオッケーの返事をもらったのである。

僕は舞い上がった!

夢みたいだ!

生きていて本当に良かった!

でも、メグは寂しいそうに笑っていた。
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あなたに会いに来たの その7

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

毎日毎日、あっと言う間に過ぎ去って行ってしまいますね。

昨日、飼っていたハムスターが死んだ。

白いハムスター。

もう、歳でかなりヨタヨタしていたが

気がつくと死んでいた。

フタを開けていても飼っていたゲージから出ようとせず

出して上げても、サッサとと自分でゲージの中に入って行った。

よっぽど、ゲージの中がお気に入りだったんだね。

そのハムスターが死んだ。

自分もいつかは死ぬんだなぁと思うと、いたたまれなくなっちゃうよね。


〜〜〜〜〜〜 あなたに会いに来たの その7 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


メグは笑って後押しをしてあげると言った。

恋の後押し…?

「あなたは、自分で彼女に想いを伝えるのよ!

自分の言葉で恋を白白するのよ!

あ〜!素敵な事じゃない!

ノブくん!頑張るのよ!」

メグ…

何を言っているの?

メグは黄色い杖を振った!

「うわーーー! 」

僕の身体はふわぁ〜と姫野さんの前に移動して行った。
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告白だなんて、まだ心の準備が出来て無いよ〜!

それに告白だなんて無理だよ〜!

と心の叫びも届かず

僕は姫野さんの前に立っている。

「うわっ!

む、村田くん、どうしたの?」

憧れの姫野さんが僕に話しかけてくれた。
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「ひ、姫野しゃん…。」

僕の心臓はバクバク言ってる。

「なに?」

「どうしたの?」

姫野さんは優しく話しかける。

「。。。。。。」

それなのに僕は何も言葉が出てこない。

だんだん姫野さんの表情が変わる。

「どうしたの…?」

気持ち悪そうな顔をして、逃げるように僕から離れて行った。

僕はその場に座り込んで泣いてしまった。

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「あらららら…。」

メグは予想以上の酷い結末に苦笑いを浮かべるだけだった。

僕は情けない自分に涙が出て来た。

憧れの姫野さんに嫌われた。

もう生きて行けない…。


メグはまた黄色い杖を振った。

時間が巻き戻される!

僕は姫野さんと話しかける前に戻った。

姫野さんは何事も無かったように友達と話をしている。

「あれ?

どうなってるの?」

僕は溢れている涙を拭きながら言った。

「ふふふ…。

大失敗だったわね。

でも、大丈夫!

こうやって何度もやり直す事が出来るわ。

時間を巻き戻す事が出来るのよ。」

メグはそう言って黄色い杖を指差した。

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あたなに会いに来たの その6

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

暑い日が続きますね。

でも巷はお盆を迎えました。

我が家も仏壇のところにお盆用の提灯をぶら下げようと

押入れから提灯を取り出し豆球をセットして持ち上げようとした

瞬間!

提灯が落ち、勘太さんが持っていた上の方から破けてしまいました( ̄◇ ̄;)アーア
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罰当たり者です。

提灯は優しく取り扱いましょう!

お盆だと言うのに、お休みは今日だけです。(ーー;)カナシイ


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授業が終わり休み時間

「さあ、キューピットの仕事をするわ。」

メグはそう言って

大きな弓と矢を取り出した。

これは恋の矢よ。

これを彼女の胸に撃ち抜けば彼女はあなたに夢中になるの。」

メグは僕に恋の矢を渡した。

こんなに大きいのに全然重たく無い。

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これで憧れの姫野さんの胸を射れば

彼女は僕に夢中に…。

憧れの姫野さんと話が出来る。

姫野さんと恋に。

「さあ!彼女の胸に恋の矢を撃ち抜くのよ!」

メグは僕の心を煽る。

僕は恋の矢を姫野さんに…。

ダメだ!

こんなやり方卑怯だよ。

出来ない…。

僕は恋の矢を置いた。

「何を言っているの?

自分で話しかける事も出来ない

恋の矢を撃つ事も出来ない!

結局言い訳ばかり!

何もしないで成果は得られないのよ!」

メグの言葉は真実だ。

僕は何も出来ない。

話しかける勇気も無い

メグが渡してくれた恋の矢を撃つ勇気も無い。

「解ったわ。

あなたの言いたい事は良く解った。

こんな道具に頼らずに自分の口で告白したいのよね。

ノブくん、あなたは素敵な人よ。」

え?

メグ、なに言っているの?

「ノブくん、私があなたの後押しをしてあげる。」

メグはそう言いニッコリ笑った。

え?後押し…?

後押しって、何だろう?

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あなたに会いに来たの その5

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

オリンピックも始まりましたね

そして夏の高校野球も始まりました。

みんな頑張ってもらいたい物です。

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僕は今までで、女の子とほとんど話をした事が無かった。

そう言えば小さい頃、幼馴染の女の子と遊んでいた時期もあったなぁ 。

あまりに小さい時なので、殆ど覚えてないけど

あの子名前なんて言ってたんだろう?

今何処にいるんだろう?

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きっと何処かへ引越してしまったんだろうな。

そんな幼い頃にまで、遡らないと女の子と話した記憶はない。



それなのに今は、この不思議な女の子とこうして話をしている。

メグは授業が始まっても僕のそばにいた。

いや、僕の机の上に座っているんだ。

でも、周りのみんなにはメグの姿は見えない。

「メグ、そんなところに座ってちゃ黒板が見えないだろう!」

と言うと

「こら!村田!

何をブツブツ言ってるんだ!」

と先生から怒られてしまった。

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「ふふふ…。

ノブくん、私と話す時、声を出さなくても話せるのよ。

心の中で、私に話しかけて見て。」

メグは僕の机に座ったまま、足をブラブラさせて言った。

″え?こんな感じかい?″

僕は心の中でメグに呟いた。

「ふふふ…そうよ。上手じゃない!」

なんとメグと声を出さないで喋れるんだ!

凄い!

「そんな大した事じゃ、無いわよ。」

メグは笑ってそう言った。

心で語りかけてると言うより

心の中を覗かれている見たいだけど…。

「え?そんな事無い無い!」

やはり覗かれている…。


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あたなに会いに来たの その4

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

暑い日が続きますね。
かなりバテ気味です。

物語、どう言う風に進行していくんでしょうね。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

僕は寝付けないまま朝を迎えた。

ボーッとした頭で、やはり昨日のことは夢だったんじゃないかと

思えて来た。

それか変な妄想しちゃったのかも知れない。

欠伸を噛み殺しながら、僕は学校へと向かった。

教室に入ると親友のワタナベが僕を見て

顎で挨拶してくる。

「ウッス」

僕も「ウッス!」と返す。

今更、「おはよう。」なんて間柄じゃない。

「よっ、ノブ眠たそうじゃないか。」

ワタナベが話しかけて来る。

そうそう、まだ 僕の名前を言って無かったね。

僕の名前は

村田ノブユキ。

みんなは僕のことを ノブって呼ぶ。

みんなって言っても

ワタナベくらいのものだけどね。

「実はさあ〜昨日不思議な体験をしちゃってさぁ。

恋のキューピットって言う可愛い女の子が現れてさぁ〜」

と言いかけてたら、 なんとメグがすぐそばにいた。

そしてこっちを見てニコニコ笑っている。

「こっ、この子だよ!

恋のキューピット メグ!」

僕はメグを指差してワタナベに言った。

「え?誰だい?誰もいないぞ!」

ワタナベはキョトンとした顔をしている。

「何言ってんだい!

ここにいるだろう!

大きなハットを被って、大きなリボンを付けた女の子だよ!」

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僕はメグを引き寄せワタナベに言った。

「どうしたんだい?誰もいないよ。

お前、おかしいぞ!」

なんと言う事だ。

ワタナベにはメグが見えないのか?

いや、クラスのみんなもメグの事が見えていないみたいだ。

「ふふふふふふ…。」

メグが楽しそうに笑っている。


「そう、私の姿はあなたにしか見えないの。

もちろん、声も聞こえないわ。

だからあなたは私と話していても

周りには独り言を言っているようにしか見えないのよ。

可笑しな人と思われないように気を付けてね。

ふふふふ…。」

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暖かい絵を描きたいなぁ。

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