暑中お見舞い申し上げます

みなさん、ご訪問ありがとうございます〜♪

暑い日が続きますね。

熱中症に気をつけて頑張りましょう〜♪(^O^)/

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「怪盗Rの挑戦状…。その3」

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

怪盗Rとマリーの対決!

その攻防は激しさを増した。

お互い一歩も引かない息詰まる戦い。

初めから読みたい方はこちらから→「怪盗R」

「怪盗Rの挑戦状…。その3」

怪盗Rの犯行は上手く行った。

人を傷付けることなく、現金を強奪、いや貰う事が出来た。

これでひとまず施設は閉鎖を免れた。

しかし同じような施設は沢山ある。

それを全て救済していたら、幾ら資金があっても足りない。

それでも、各施設から救済を乞う電話はかかって来る。

どこも「たんぽぽ」と同じように返済に追われているのだ。

涼子はいたたまれず、同じ犯行を繰り返した。

涼子は銀行に対しての復習心もあったのかも知れない。

ノブオが残したRのイニシャルのカードにより

世間では怪盗Rと言って騒がれ始めた。


そしてあの犯行の時だった。

ノブオが今回は嫌な予感がするから、止めた方が良いと言った犯行の時だった。

しかし涼子はノブオの制止を振り切って犯行を強行した。

それがあんな事になろうとは…。

何時ものように現金輸送車のコースを熟知!

人通りが無いカーブに差し掛かった時、怪盗R一味が現金輸送車を止めた。

そして警備員を特殊能力で眠らせ、何時ものように鍵を開けさせた!

その時、パッと周り一面が明るくなった!

警察の集団に取り込まれてしまった。

計画が漏れていたのだ!

何故?

どうして分かったの?

そこにマリーとワタやんが現れた。

「怪盗R!観念するのね!」マリーが言った。

「我々は特殊科学捜査研究所の者だ!お前達の動きは

科学的捜査でお見通しなんや!」ワタやんが叫ぶ!

「クソー!捕まってたまるか!」

カズオが飛び出した。

「待てー!止まらないと撃つぞ!」

バンッと銃声が響いた。

カズオが倒れる。

「カズオー!」

涼子とノブオがカズオの元に駆け寄る!

「駄目だわ…。カズオ…。」

そこに網が被され、身動き出来ない!

「チクショー!」

涼子の声が闇夜に響いた!

カズオが死んだ。

涼子は泣いた!泣き叫んだ!

と、その時…。

3人の姿が消えた。


涼子たちは突然、タイムスリップしてしまい犯行の前日に戻ったのだった。

犯行前日…。

「涼子さん、今回はちょっとおかしいですぜ!」とノブオが言った。

ここにタイムスリップし、戻って来たのだった。

言ったノブオが、

「おおっ!戻っている!」叫んだ!

カズオも生き返っていた。

「みんな、戻れたのね。良かったわ…。」

涼子は涙ぐんでいた。

「しかし見事にやられてしまったわね。

あのマリーと言う捜査官、絶対許せないわ!」

「涼子さん、やっぱり今回は止めましょう!」とノブオが言った。

「いや、やられっ放しじゃ悔しいわ!

あのマリーとか言う捜査官に一泡合わせてやろうじゃ無いの!」

涼子たちは計画を練り直した。

そして犯行時!

マリー達は現金輸送車のコースで怪盗Rを待ち構えていたのである。

その時

「大変です!別のところで現金輸送車が襲われました!」

「何ですって?」

そんな馬鹿な…。

怪盗Rはマリー達の警備をあざ笑うかのように、同時刻に他の現金輸送車を

襲っていたのだった。

そして現場には怪盗Rのカードが舞っていた。

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「クソ!やられたな。」

ワタやんがマリーの肩を叩いて言った。


「涼子さん、今回は上手く行きましたね。」

ノブオが言った。

「カズオも生きているしね。

しかしあのマリーと言う捜査官、きっとまた私達の前に立ちはだかるわね。」

涼子はマリーの力を肌で感じていた。

しかしマリーの捜査は思った以上に涼子たちに近づいていたのである。

そしてジリジリと涼子たちを追い詰めて行くのであった。


つづく


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「怪盗Rの挑戦状…その2」

みなさん、ご訪問ありがとうございます〜♪

暑くて暑くてたまらないですね。

昨日、配達先で冷やし中華セットを食べて来ました。

冷やし中華と焼飯、中華スープのセット!680円!

お腹一杯になりました。

そして家に帰ると、晩飯は冷やし中華でした。

勘太さんは、黙って冷やし中華を食べました。(ー ー;)

暫くは冷やし中華は食べないで良いです。


「怪盗Rの挑戦状…。その2」

特殊能力を持った者達が難事件を捜査する特殊科学捜査研究所。

マリー達は怪盗Rの事件を追っていた。

マリーは念じ怪盗Rの次の犯行を予測し、厳重体制を敷いて怪盗Rを待ち構えていたのである。

しかし怪盗Rはマリー達をあざ笑うかのように、同時刻に他の現金輸送車を襲っていたのである。

マリー達は襲われた現金輸送車の現場へと向かった。

マリーは残された怪盗Rのカードを手にして、じっと念じた。

このカードからは、とても悲しい気が感じられる。

そしてもっと深く入り込もうとすると強いカードが掛けられていた。

怪盗R、もしくは怪盗R一味も特殊能力を持った者達に違い無かった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

涼子は記憶に無い幼い頃から孤児院「たんぽぽ」で育った。

親の顔も知らない。

涼子と言う名前は園長先生が付けてくれたのである。

「たんぽぽ」それは小さな小さな孤児院。

しかし園長先生は優しく、とても暖かい施設だった。

涼子が小学1年生に上がる頃、カズオとノブオがそれぞれ「たんぽぽ」に預けられて来た。

その時から、2人は涼子に懐いていた。

何をするにしても3人は一緒だった。

カズオとノブオは頭が良く、孤児院と言うハンディキャップを克服しながら

就職して施設を旅立って行った。

2人は今でも施設に仕送りをしていた。

涼子は介護士の資格を取り、そのまま「たんぽぽ」の施設に残り、年老いた園長先生の手伝いをしていた。

しかし孤児院の運営は苦しく、銀行から借り入れも限度一杯にになり、返済に追われていた。

園長先生は言った。

「涼子、すまない…。私はこの孤児院を閉める事にするよ。今週中に銀行の借入を返済しないと

この施設は閉鎖されてしまう。子供達もバラバラだ。

しかし、もうこの施設には返済するお金が残っていないんだよ。

涼子、本当にすまない。」

年老いた園長先生は泣きながら涼子に話した。

「そんな!駄目よこの施設を閉じるなんて!

お金は私が何とかするわ!絶対この施設は閉じちゃ駄目よ。」

しかし涼子にはどうする当ても無かった。

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風俗とかで働けば、お金になるのかしら?

銀行には一千万もの借入があり、毎月20万もの返済しないといけなかった。

銀行に相談しても、行員は冷たかった。

「困りましたねぇ。お宅にはこれまでも返済は憂慮して上げてたんですよ。

お宅の施設の抵当に入っている土地は資産価値があります。

施設を閉じられて、施設を開け渡されたら借金は消えますよ。

私はそちらの方を進めます。」

銀行員は眼鏡を上げながら冷たく言った。

「待って下さい!施設を閉じるなんて!子供達はどうなるのです!」

涼子は、銀行員に訴えた。

「さあ、私には何とも言えませんね。」銀行員はなおも冷たかった。

涼子は銀行に憤りを憶えた。

涼子はノブオとカズオに相談した。

「涼子さん!風俗とかで働くは絶対駄目ですよ!」

ノブオが言った。

「じゃ、どうすれば良いの?」

「お金のある所から奪えば良いんだ!」カズオが言った。

3人には幼い頃から、それぞれ特殊な力が備わっていた。

小さな物を動かしたり、夢に見た事が現実に起きたり、物が透けて見えたり…。

そしてそれは3人揃うことで、相乗効果を発揮し力は強まって行く。

小さな時から3人揃うと、不思議な現象が起こった。

ある日、ノブオが好きだった子が自殺した。

ノブオは泣いた。

涼子もカズオもノブオと共に泣いた。

その時だった。不思議な感じが3人を包み、気が付くと3人はその子が自殺する日に戻っていた。

「どう言う事なの?」涼子はノブオとカズオの顔を見渡した。

兎に角自殺を止めよう!

彼女は男に騙され、妊娠してしまい自殺しようとしていたのであった。

3人は男を見つけ出し、彼女を守るようにさせた。

ノブオは失恋した訳だが彼女は助かった。

そんな不思議な現象が度々起こっていたのである。

涼子達は銀行の現金輸送車からお金をもらう事にした。

涼子達は犯行の意識を薄らせる為に、奪うではなく、貰うと言う事していた。

3人は計画を練り、現金輸送車を襲った。

特殊な能力で警備員を眠らせ、鍵を開けさせ、誰も傷付ける事なく見事に現金を奪い去ったのである。

そしてノブオがRのイニシャルのカードを置いた。

こうして怪盗Rは誕生した。

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つづく


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「怪盗Rの挑戦状」

みなさん、ご訪問ありがとうございます〜♪

暑日が続きますね。って、暑すぎるよね!

さてさて、物語のストーリーが何も浮かばない…。(ー ー;)

こう言う時は、何も考えないで書くことにしました、

「怪盗Rの挑戦状」

真夏の暑い日だった。

現金輸送車が襲われた。

ここ数日立て続けである。

そしてそれらは一つの共通点があった。

それは現場に怪盗Rのカードが残してあったのだ。

「怪盗R!またも現金強奪!」

マスコミは挙って怪盗Rを取り上げた。

そして警察の不甲斐なさを叩いた。

「ワタやん、またまた怪盗Rがやりましたね。」

マリーが所長のワタやんに言った。

ここは特殊科学捜査研究所、警察で手に負えない難事件が持ち込まれる

警察の特殊捜査機関なのである。

ここには特殊能力を持ったもの達が難事件を解決していた。

マリーはこれまでに数々の難事件を解決していたのである。

「おい、他人事のように言ってられないぞ!

ついに怪盗Rの事件がここに持ち込まれた。

マリー、怪盗退治だ!」

ワタやんがマリーに言った。

ワタやんとマリー、最近ではすっかり名コンビになっている。

詳しい事は「マリーの事件簿」をお読み下さい。

怪盗R!鮮やかな手口!

大掛かりな犯行!

「盗人のくせに、世間では怪盗Rの人気は凄いな。」

怪盗Rの犯行が報じられる度に世間は沸いた。

「ワタやん、怪盗Rについて徹底的に調べましょう。」

「ああ、義賊の化けの皮を履いでやろう。」

ワタやんとマリーの名コンビが怪盗Rに挑む!

マリー達は怪盗Rを捕まえることが出来るのであろうか?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

涼子は孤児院「たんぽぽ」のスタッフをしていた。

ここは涼子が育った施設だった。

しかし孤児院の設備は古く粗末だった。

そして親から見てられる子供達は年々増加している。

それに対して国からの補助は微々たる物だった。

これでは施設は運営出来ない。

多くの孤児院は閉鎖寸前だった。

しかしそこに救いの手が差し伸べられたのである。

R財団と言う謎の組織が全国の孤児院の支援を内密で行っていた。

その支援で施設はなんとか運営出来ているのであった。


ワタやんとマリーは、怪盗Rの次の犯行を予測していた。

マリーは眼を閉じ、瞑想に入る。

そしてマリーの目にある光景が映った。

それは5日後の四菱銀行から運ばれる現金輸送車が襲われる光景だった。

「ワタやん、分かりました。4日後深夜、東京丸の内で現金輸送車が襲われます。」

「そうか!よし、本部に連絡して、厳重体制を引こう!」

早速、警視庁本部に連絡し、厳重体制が引かれ、怪盗R退治の計画が練られた。

4日後、涼子は元孤児院の仲間達と計画を練った。

「ノブ、カズ、準備は良いかい?」

ノブオとカズオは涼子と同じ孤児院で育ち、涼子を姉のようにしたっていた。

マスコミで華々しく飾り報じられている怪盗Rだが、実態は華々しさは全く無かった。

ノブオは、現金輸送車のコースを下調べしていた。

「涼子さん、今回は何だかちょっとおかしいですぜ。」

ノブオが涼子に言った。

「何がおかしいの?」

「何がと言われても困るんですが、何と無く今回は、嫌な予感がするんです。」

「しかし期限までに借り入れを返済しないとこの施設は潰されてしまうわ。」

涼子達は犯行を行うことにした。

そしてマリー達は現金輸送車のコースで怪盗Rを待ち構えていたのである。

その時

「大変です!別のところで現金輸送車が襲われました!」

「何ですって?」

そんな馬鹿な…。

怪盗Rはマリー達の警備をあざ笑うかのように、同時刻に他の現金輸送車を

襲っていたのだった。

そして現場には怪盗Rのカードが舞っていた。

「クソ!やられたな。」

ワタやんがマリーの肩を叩いて言った。

マリーの目がキラリと光った。

マリーと怪盗Rの対決は始まったばかりなのである。

つづく



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失恋物語…最終話

みなさん、ご訪問ありがとうございます〜♪

仕事が忙しくグロッキー気味の勘太です。

初めから読みたい方はこちらから「失恋物語」


「失恋物語…最終話」

高校を卒業して25年の月日が流れた。

僕は大学に進み幾つかの恋をし結婚した。

僕らの高校は毎年、全卒業生の同窓会総会と言うのが行われていた。

卒業して25年目の卒業生が幹事役になるのだった。

その前の年、長男の中学の陸上部の父母会の打ち上げ。

意気投合したお父さんが僕と同じ高校の卒業生だった。

この夏、高校の同窓総会が行われるので、チケットを買ってくれと言われ購入。

初めて知ったけど、僕の高校は毎年全同窓生の同窓総会が行われていた。

そして行って見ると懐かしい顔ぶれが。

卒業生は卒業して、25年目に同窓総会の幹事を務める事をになっていた。

そして意気投合したお父さんはその同窓総会の幹事の会長をされていた。

そして僕らは来年が幹事の年だったのである。

僕らは来年の幹事役と言う事で、ステージに上がって紹介された。

そして1つ上の先輩達がお世話係として動いていた。

みんな顔が生き生きとしている。

同窓総会の後、僕らの学年の同窓会も開かれた。

懐かしい顔が揃った。

100人ほど出席だ。

僕らは来年の同窓総会の幹事の役員になった。

しかし彼女の姿は無かった。

そして僕らは何回かの会議を開き、チケット販売の割り当て

各役割分担を決め、いよいよ同窓総会の日を迎えるのである。

僕は会場の接待係だった。

しかし彼女の姿は無かった。

いや!いた!

彼女がいたのである。

歳を取られた元担任の先生も来られていた。

ステージでは、来年の幹事役の一つ下の後輩達が紹介されていた。

テニス部の後輩達が挨拶に来た。

あまり覚えていない…。

同窓総会も無事に終わり、僕らは控え室に集まった。

僕は彼女と話した。

彼女は僕の事を覚えてくれていた。

そして友達にも、高校の時に付き合っていたのって、紹介してくれた。

僕は思った。

あの時は幼かったけど、今だったら上手く行けると。

その後、僕らの学年の同窓会が開かれた。

僕は彼女と話をした。

高校時代と全然変わってないねと言われた。

松本ちえこに似ていた事。

初デートで、送って行かなかった事。

高校卒業して汽車の車両で見かけた事。

僕らは沢山話をした。

そして僕らは携帯の電話番号を交換した。

僕らはメールして、そして待ち合わせして会った。

全てが上手く行っている。

今の僕は昔の僕じゃ無い!

彼女も高校時代に戻って、僕に…。

今の僕はあの時の僕じゃ無い。

僕に惚れさせて見せる。

彼女から熱いメールも来る。

しかし僕は何処か冷めてしまった。

卒業して25年たった彼女は、僕の目には魅力的に写らなかった。

会って食事をし、お互いの近況を話した。

帰り送って行く時、彼女はまだ話したいと言った。

大人の恋のチャンスだった。

しかし僕は握手をして別れた。

彼女の手はとても柔らかかった。

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高校1年生の頃から、ずっと持ち続けていた彼女への想いが今、終わった。

すっと思っていた。

あの頃に戻れたら…。

もう彼女に会うことは無い。

秋風が僕に心地良く吹いていた。

おわり


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失恋物語…。その4

みなさん、ご訪問ありがとうございます〜♪

高校時代の恥ずかしい想い出

初めから読みたい方はこちらから「失恋物語」


「失恋物語…。その4」

僕は暗い高校生活を送っていた。

どうしたら良いんだ?

そうだ!可愛い子に告白しよう!

彼女を作るんだ。

同じテニス部のマサシに相談した。

マサシのクラスのカオリさんが可愛いと言うと

「俺が呼び出してやろう」と言った。

ある日、マサシが呼びに来た。

「今からカオリさんを呼び出してやるけん、来い!」と

全くイキナリな奴である。

カオリさんが教室の前に出て来た。

可愛い。。。

「友達で良いから付き合って欲しい」と僕は言った。

「友達としてなら良いよ。」と答えが返って来た。

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この断られにくい告白は良いが、それだけに次の行動がしにくかった。

結局、告白はしたもののそれっきりだった。

1度、見かけたが、声を掛け切れなかった。

その後、高校生活で言葉を交わすことは無かった。

全く何をやっているんだ!

今もその時のことを思い出すと、情けない。

それから僕はずっと暗い高校生活を送るのである。


僕は高校3年生になった。

正直高校生活は楽しく無かった。

クラブはテニス部のままだった。

そんな時、写真部が文化祭に展示する写真を撮りたいっと言って来た。

そう、あの彼女と付き合っていた奴だ。

しかし彼もまた1ヶ月程で別れていた。

彼は写真部の部長になっていた。

彼とは話をした事は無かったが、その彼から撮ってもらい

その写真は文化祭に展示された。


僕は高校を卒業した。

あまり楽しい想い出の無い高校生活だった。

卒業して1年程経った時、僕は汽車に乗っていた。

そう、彼女と一緒に映画を見に行った汽車だ。

なんとその車両の中に彼女を見つけた。

僕は胸が高鳴る。

彼女は気が付いているだろうか?

そして彼女が降りる駅に着いた時、降りる間際に僕の方を向いて

ちょっと震える声で「サヨナラ」と言った。


彼女が降りる姿を僕は見送った。

汽車はドアが閉まり、汽車は動き出した。

僕は懐かしさ、切なさ、高校1年生の頃を思い出していた。

たった3週間だったけど、僕には一生心に残る3週間だった。

僕は一浪して、三流大学に入った。



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失恋物語…。その3

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

ピアな高校時代の恥ずかしい想い出

初めから読みたい方はこちらから「失恋物語」

「失恋物語…その3」

テニスでペアを組んでいるKと出来たばかりの天神地下街に来ていた。

その地下街の広場でキーホルダーが売っていた。

若い長髪のお兄さんがイラストや文字を彫って売っていた。

彼女が好きな「パティ&ジミー」の絵柄もあった。

どうしようか?とKに聞くと

「電話して聞いて見れば良いやない」と言った。

なるほど!

僕は彼女の家に電話した。

初めての電話だ。

「今、Kと天神に来とうとやけど、パティ&ジミーのキーホルダーが

売りようけどいる?」と聞くと欲しいとの事。

僕は赤と青のキーホルダーを買った。

お兄さんが絵柄を彫ってくれて、2人のイニシャルも彫ってくれた。

翌日、学校で彼女に渡した。

「いくらやったと?」と彼女。

「550えん。」

バカな僕はお金をもらってしまった。


そして家に誰も居なかった夜、思い切って彼女に電話した。

1度電話かけると毎日、掛けないと行けないような気がしていた。

僕は毎日電話した。

彼女が困っているとも知らずに…。

ある日、彼女と同じクラスのKが

「彼女が別れたいって言いよったぜ!」と言った。

「ウソだ!」

「ウソじゃ無いって!」

彼女が「家の人から付き合うのは、まだ早いって言われた。」と…。

僕のキーホルダーが付け根から外れた。

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ちょうど付き合い始めて3週間だった。

それから僕は「3週間のカンタ」と呼ばれるようになった。

3週間のカンタ…。

それから僕の高校生活は暗いものとなった。


テニス部では新しいカップルが成立していた。

そして彼女はいつの間にかテニス部を辞めていた。


その後、彼女は写真部の奴と付き合い始めたと噂を聞いた。

僕は涙が止まらなかった。

失恋物語…哀しい物語。


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失恋物語…その2

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

遠い昔の想い出。

何度も続きを書き掛けたけど、書けなかった想い出。

頑張って続きを書いて見ようと思います。

「失恋物語…。その2」

初恋、初めてのデート。

帰りの地下鉄。

僕は彼女を送って行かなくて、自分の駅に着いたら「じゃっ」と言って

自分だけ、サッサと降りてしまった。

遅くなってたし、黙って家を出て来ていたし…。

でも、彼女が乗るバス停まで送って行くべきだったと後悔していた。


翌朝、学校で彼女を捜した。

廊下で彼女を見つけ話した。

「昨日はゴメン、送って行かなくて…。」

僕は彼女に謝った。

「ううん。

帰り、駅を降りてバス停に行く時、若いお兄さん達から声を掛けられて怖かった。」

と彼女は言った。

僕は落ち込んでしまった。

「ゴメン…。」


それでも僕らは一緒に帰った。

彼女はバス通学、僕は汽車通学。

彼女のバス停まで送って、僕は駅に向かう。

ある時、彼女が帰りに焼きそばを食べて帰ろうと言った。

友達に帰りに、焼きそばに誘いいよと言われたからだ。

駅までの帰り道、焼きそば屋さんが2件ある。

「天馬」と「ヤマグチ」

僕はいつも「ヤマグチ」に通っていた。

テニス部の先輩に連れて行ってもらったからだ。

僕はそこのお姉さんから気に入られた。

おばちゃんからも「可愛い。」などと言われていた。

そう僕は昔、意外にも美少年だったのである。(ウソです。)

彼女は「天馬」に誘った。

僕は「天馬」に入るのは初めてだった。

正直に行って、「ヤマグチ」より「天馬」の焼きそばの方が断然美味しかった。

僕が行きつけの「ヤマグチ」の焼きそばは、ほとんど麺だけの焼きそばだった。

それに比べ「天馬」の焼きそばはちゃんとした焼きそばだった。

そして上に薄い玉子焼きが乗っていた。

濃厚ソースに絡まった焼きそばは、とても美味かった。

彼女と学校帰りに食べる焼きそば。

これが青春の味なのかな。

彼女は明るく話をした。

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「パティ&ジミー」(サンリオの初期のキャラクター)が好きなこと。

そして僕の顔をじっと見て

「私、目が悪いの。

初めカンタくん、空手部かと思った。」と言った。

そう言えば、空手部に僕に似た色男が1人いたなぁ…。

しかもあっちの方が、もう少し良い男。

僕は間違えられちゃったのかな?などと思った。

僕は何を話したんだろう?

僕は彼女をバス停まで送って笑顔で分かれた。

青春の想い出。

初恋の味。

それは焼きそばの味だった。




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失恋物語

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

ずっと昔に書いていたもの。

その続きを書いて見たいと思います。

取り敢えず、前の作品をアップして、その後から続きを書いて行こうと思います。

 「失恋物語」

 中学を卒業してすぐのころ、ずっと好きだった同じクラスの女の子に電話して映画に誘った。

   ~もうすぐ春ですね~彼を誘ってみませんか♪~と言う唄に励まされ。。。

   「今度の日曜日映画見に行かん?」 「行かれん」

   「その次は?」 「行かれん」 「ずっと行かれんと?」 「うん」。。。

   こうして僕の初恋は終わった。

   今でもキャンディーズの「春一番」を聞くと心せつなくなる。。。


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 S51年のヒットだそうだ。ラジオでイルカの「なごり雪」、「春一番」などと一緒に

   流れてきた。懐かしいなぁ。。。

   私立の高校受験の日。僕は博多駅から徒歩15分のところにあるH高校を受けた。

   あの高校サッカー日本一になった高校である。

   もし合格したらこんな街に来られるんだ。

   博多駅のデパートのレコード店で岩崎宏美のレコードを見ながら思った。

   もしこの高校に通うようになったら絶対このレコードを買おう。

   受験の結果は見事に合格。

   でも公立高校にも受かり、博多駅とは逆の方向の田舎の公立高校に通うようになった。

   博多駅も建て変わり、すっかり明るくなり福岡のいや九州の顔となりました。


  高校に入学してテニス部に入った。中学の時にしていたからだ。

  その女子テニス部の中で1番可愛いと言われていたとなりクラスの彼女。

  当時「バスボン」のCMで人気があった松本ちえ子に似ていた。

  そうあの「65点の人が好き~♪」と歌っていたアイドルである。

  その彼女に誰か好きな人がいるらしいとうわさが流れた。

  ある日、その彼女から友達通じて階段の踊り場に呼ばれた。

  行ってみると彼女が友達といた。こっちの友達もなかなか可愛い。。。

  「誰か好きな人いるんですか?」と聞かれた。

  「え、い、いやいませんけど。。」と僕。

  「彼女がつき合ってほしいって」とその友達。。。

  「えっ、う、うん。」ただただ顔が真っ赤になってる僕。

  「じゃ、今日クラブが終わって門の前で。。。」

  ゆ、夢みたいだ~。。。

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クラブが終わり校門に行くと彼女が友達数人と待っていた。

友達に押し出されるように僕のところにやって来た。

彼女の乗るバス停までの15分の道のり・・・

何とその時間の楽しいことか。。。

でも何もしゃべることが出来ない僕。

雨の日の帰り道

1つの傘、彼女の方にいっぱい傾けて僕の左肩はずぶ濡れだった。

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今度の日曜日映画を見に行く約束をした。

初めてのデート・・・

ウキウキして眠れない高1の春    


初めてのデート

今日は初めて彼女と映画を見に行く約束をした日。

ホラー映画「オーメン」が流行っていた。

M駅で待ち合わせ。。。だけど彼女は来ない。。。

時計を見る。。。どうしたんだろう?

あっ!ひょっとしたらバス停の方かも知れない!


いつもクラブが終わって、バス停まで彼女を送って行っている。

その15分くらいの道のりが僕と彼女の時間。

走ってバス停に向かった!

あっ!いた!!

彼女は待合室のベンチに座っていた!

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「ごめん!駅の方で待っていたから。。。」と彼女を見つめて言った。

「ううん。。さっき、後ろ姿が似ていた人がいたから、行ってみたら違ってた。。」と彼女。

それから2人で駅に向かった。

「何の映画を見ようか?」と彼女に聞くと。

「私、怖い映画はダメなの。。。」

ええっ!その瞬間、僕の頭の中は真っ黒・・・真っ白・・・になってしまった。

当然、今流行のホラー映画「オーメン」を見る物とばかり思っていたからである。

「あ、あそう・・・じゃ何を見ようかな。。見たい映画ある?」と聞いた。

「ううん。。」お互い、まだ何となくぎこちない。。

切符を買い、汽車に乗った。


「ロッカーの中見たの?」

汽車の中で彼女が恥ずかしそうに聞いた。

「え?い、いいや・・・見てないよ。」と僕。

「ああ・・・良かった!K君が一緒に私のロッカーの中を見た!って言ってたから。。。

心配してたんだ!もう、ウソばっかり言って!」と彼女。


実は昼休み、テニスでペアを組んでいるKとグランドから戻る時、靴箱兼ロッカー・・・

その1つのロッカーが開いていた。

なんと彼女のロッカーだった!

Kがなかを見てみようか?と言い。中を開いた。

僕はえ???と言いつつも、断りきれず、少し興味もあったし・・・

一緒に見てしまった。

Kが中から小さなポーチのような布で出来た袋を取り出した。

「何、それ??」と僕。

「これはその・・・生理用品たい!」とK・・・

「生理用品??」何のことか分からない僕。。

ああっ!と何となく分かり、慌ててしまい、そこを立ち去った。

その事をこともあろうかKは彼女に告げていたのでる。

それを見たなんて・・そんなこと、口が裂けても言えない!

「いいや・・・見てないよ!」と言った僕の口は震えていた。

「ああ・・・良かった!」と言った彼女の笑顔は今でも忘れない。

ちょっと罪悪感を感じた青春の日。。。

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「今日はなんて言って、家を出てきたの?」と彼女が言った。

「え?い、いや別に何も・・・」

もちろん家には何も言っていない。

朝から黙って家を出て来たから。

汽車の窓から景色が流れる

隣に座った彼女・・・夢のような気持ちのまま街へ着いた。

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「何の映画を見る?何か観たいものある?」と僕

「ううん。。。」と彼女

二人はいくつかの映画館をまわりながら話した。

どれほど歩いただろう・・・なかなか決められない自分が情けない。。。

ある邦画の映画館の前で彼女が言った。

「あ、三浦友和が出てる。私、ファンなんだ」と言う彼女の言葉で

そこに入ることにした。

201407200508247ce.jpg


ほっとしたような、自分で決められず情けないような気分のまま入っていった。

三浦友和・片平なぎさ主演「星と岩と」そんな題名だった。

恋愛映画と言うより消防士の三浦友和と父親役のハナはじめとの

父と息子、親子の映画だった感じがした。

海辺の海水浴のシーンで、古手川祐子が三浦友和に声をかけて振られるシーンがあった。

なんとそれが古手川祐子のデビュー作品だった。

サラダガールのコンテストで優勝してこの作品の一コマに出演したとパンフレットに

書いてあったような気がした。

山火事で火に囲まれ、もうダメだ!みんなそう思った。

火が消えた後、三浦友和がハナはじめを抱えて出てくる感動的なシーンで映画は終わった。

映画館を出ると、もう薄暗い・・・

「面白かったね。」と言う彼女。。。

「う、ううん。」ホントに面白かったのかなぁ・・・と思いながら僕はうなずいた。


帰りの汽車の中、「今日は楽しかったね」と笑う彼女

僕は黙って家を出てきたことが気になっていた。

自分の駅が来ると「じゃ、」っと言って、彼女を残してさっさと降りてしまった。

彼女を送っていかず、自分だけ降りてしまった。

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そのことを思い出すと、今でも胸が痛む・・・

その夜は彼女を送らず、自分だけ降りてしまったことを悔やんで寝付かれなかった。

女の子の気持ちも分からない

青春はまだ始まったばかり  高校一年  初デートの日 


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モーツァルトの微笑み

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

「ロックンロールに憧れて…。」も完結致しまして

ウィーンに旅立ったリョーコの生活を少しだけ覗いてみましょう。


「モーツァルトの微笑み」


リョーコはウィーンに来ていた。

ピアノコンクールに優勝して、ウィーンの名門音楽学校ウィーン国立大学に留学しに来たのだ。

〜オゥ!ナツカシイ!ウィーンノマチナミヨ〜

そう私にはおまけが着いて来ていた。

バンド仲間の和夫に宿っていたモーツァルトの亡霊が、今度は私に移ってしまったのだ。

私はモーツァルトの亡霊に宿られてしまった。

不思議な感じだ。

音に関する五感が研ぎ澄まされている自分に気が付く。

音楽のメロディーやイメージがどんどん湧いて来る。

モーツァルトの亡霊のせいなのだろうか?

私には分からない。

私は大学の門をくぐった。

そこは私の想像を絶するところだった。

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リョーコはウィーン国立大学に留学した。

そこは世界最高峰の音楽大学だ。

美しい自然に囲まれた音楽都市ウィーン!

全てが美しく輝いていた。

リョーコは心躍る!

大学では全てがドイツ語だ。

リョーコは留学が決まった後、ドイツ語を学んだ。

しかしドイツ語をマスターするのにそれ程苦労はしなかった。

私に宿ったモーツァルトの亡霊のおかげなんだろうか?

ドイツ語がスラスラ耳に入ってくる。

これにはドイツ語の語学教師も驚いていた。

新しい言葉を覚えるのがこんなに楽しいとは思わなかった。

私はこうしてドイツ語をマスターして、ここにやって来たのだ。

世界最高峰の音楽大学。

私のピアノが通用するのだろうか

私は期待と不安で震えていた。

ウィーン国立大学の入学式が行われた。

ここには世界から有能な学生が集まっている。

ここは多種多様な専攻資格取得コースに分かれている。

作曲、指揮、楽器、舞台音楽監督など驚く程だ。

私はピアノコースに進んだ。

そこはまさに天才の集まりだった。

私は着いて行けるのだろうか?

不安になった時、心の奥から声が聴こえた。

〜ダイジョーブ、リョーコジシンヲモツノデス〜

こんな時はこの声は本当に心強い!


授業は音楽の知識とピアノの実戦練習と行われる。

みんなピアノの腕も凄すぎる。

「さあ、リョーコ課題曲を弾いて見てください。」

講師のマルタ・アルゲリッチ先生が言う。

彼女は現在世界で最も有名なピアニストのひとりだ。

私は緊張しながらも必死にピアノを弾いた。

しかし反応は冷たかった。

「あなた良くそんなレベルでここに入れたわね。」

周りのみんなの視線も冷ややかだった。

その夜、私は泣いた。

「ここは私なんかが来るところじゃ無かったのよ。

あまりにレベルが違いすぎるわ。」

その時、また心の奥から声が聴こえた。

〜リョーコ頑張るのです。ここは確かにレベルが高いようザンス。

私もお手伝いするから、ふたりで頑張って行くザンス。〜

それから私はアマデウスと一緒に練習を重ねた。

〜違う!違う!そこはもっと柔らかく!始めからやり直しザンス!〜

〜そうそう大夫良い感じになって来たザンス〜

私は来る日も来る日もピアノに向かった。

ここは日本のように指示されるのでは無く、自分でやらなければ

どんどん置いて行かれるのである。

そしてまた課題曲を弾く日がやって来た。

「さあ、リョーコの番よ。少しは練習して来ましたか?」

講師のマルタ先生が言う。

私はマルタ先生をじっと見つめ、そして鍵盤に向かった。

〜リョーコ!落ち着くザンス!〜

私は弾いた。

ベートーベンのテンペストの第3楽章だ。

マルタ先生の表情が変わった。

そして他の生徒達もリョーコを見ている。

私は弾き終わった。

「おぅ!リョーコ、かなり練習して来ましたね。

あなたの上達ぶりは素晴らしいわ!

OK!これからもレッスンを続けて行きましょう!」

〜良かったザンスよ〜

ありがとう!アマデウス!

私はこうしてアマデウスと一緒に頑張って行ったのでした。

そして私にとってアマデウスはかけがえの無い親友となった。

リョーコは世界に通用するピアニストを目指して、今日も厳しいレッスンを続けて行くのであった。
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ロックンロールに憧れて…最終章

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

いよいよロックンロールに憧れて…も最終章になりました。

初めから読んで見たいと言われる既得な方はこちらからどうぞ→「ロックンロールに憧れて…。」


何の取り柄も無かった僕に、モーツァルトの亡霊が宿った。

みるみる音楽の才能が開花する。

今まで想像もしなかった体験だ。

ロックバンドコントストに出場し、ついに本戦出場を果たした。

本戦には凄いバンドがひしめいていた。

そしていよいよクラッカーズの出番が来た。

「ロックンロールに憧れて…最終章」

スポットライトが当たる。

僕はみんなの顔を見た。

ドラムのノブオ、ベースのタカシ、キーボードのリョーコさん。

そしてボーカルのサクラさん!

サクラさんも僕を見つめてくれてる。

ワン・ツー・スリー!

僕は声を上げた!

ノブオがドラムを叩く!

演奏が始まった。

サクラさんが歌い出す!

僕が作った歌を!

それはロックンロールのリズム!

観客がリズムに乗るのが分かる!

イケてる!ノリノリだ!

演奏と会場が一体になるのを感じた。

みんな良い顔をしている。

僕は色んな事が走馬灯のように、頭をよぎって行った。

音楽室でモーツァルトの亡霊との出逢い。

クラッカーズにサクラさんがいた時の驚き!

そしてノブオとリョーコさん!

本当にみんな素晴らしい仲間だ!

演奏が終わると、観客は立ち上がり喝采を浴びせた。

みんなやり切った顔をしている。

僕らは舞台を降りると、まずは京子ちゃんがノブオに飛びついた。

「良かったです〜。」

みんなも「やったね。」と迎えてくれた。

「なかなか良い出来だったぞ!」

ワタやんも駆けつけていた。

もう思い残すことは無い!

やるだけやった。

その後、最後にもう一つの注目のバンド「アビル」が舞台に上がった。

舞台に上がっただけで、皆を惹きつける魅力のあるボーカルの白鳥あひる!

すでに彼女のファンも大勢いる!

僕らは彼等の音楽に見入った。



「Forever My Love」

愛する事の素晴らしさをあなたに伝えたい

この世の全てがあなたを祝福する

私は愛の無い世界で育った

親の顔さえ知らずに

そんな私をみんなは愛してくれる

私もみんなを愛するだろう

ひとりひとりに愛を捧げるだろう

Forever MyLove

私はあなたに出逢い変わった

Forever My Love

私はあなたを愛してる

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何と言う事だ!

観客のみんなを引きつけている。

「私もあなたを愛してるわー!」

観客から声が上がる!

「俺も愛してるよー!」

凄いカリスマ性だ!

全ての演奏が終わった。

グランプリはどのバンドなのだ?

いよいよ結果発表が始まる。

舞台が暗くなり、司会者にスポットライトが当たる。

「それでは、第25回 Lモーション、グランプリの発表です。

グランプリは「Forever My Love」のアビルに決まりました!

おめでとう!」

会場は大声援だ!

敗れた…。

あれだけベストを尽くしたのに、僕らは敗れてしまった。

そしてクラッカーズとグレートサンダーは準グランプリに輝いた。

モーツァルトとシューベルトの亡霊は話していた。

〜2人とも勝てなかったざんすね。〜

〜まだまだ2人とも修行が足りないって事だよ。〜

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ノブオは泣いていた。

「うううう…。これで京子ちゃんに告白出来なくなったよう〜。」

「バカだな!あっちを見てごらん!」

タカシがノブオに言った。

そこには京子が待っていた。

「お、おれ京子ちゃんの事が好きっす。良かったらお付き合いしてくれ〜!」

ノブオは思い切って京子に告白した。

「ゴメンね。私、お兄ちゃんが好きなの!

楽しかったわ。バイバイ〜。」。

京子はお兄ちゃんと腕を組んで帰って行った。

「彼氏、良いのかい?」

「良いの!良いの!」

京子は顔を真っ赤にして言った。

ノブオは泣いた!

人目を憚らずに大声で泣いた。

タカシは声を失った。

女は恐ろしい…。

改めてそう思うタカシであった。

京子は生まれて初めての告白に、恥ずかしかったのである。

逃げ出すように、そこから立ち去って行った。

女の子とは複雑な生き物である。


グランプリを獲得したバンド「アビル」はメジャーデビューを果たした。

そしてその年の各種新人賞を総ナメにした。

しかしバンドは数年後解散。

白鳥あひるはソロ活動をし、今では世界的有名なミュージカル女優として活躍している。

「グレートサンダー」のタクローもシューベルトの亡霊が離れ、自分の実力で活動している。

バンド活動の後、彼はプロデューサーとして活躍するのであった。


リョーコは高校を卒業後、ウィーンに音楽留学に旅立つ。

タカシはリョーコに告白した。

「俺、ずっとリョーコの事が好きだったんだ。」

「ありがとう…。私もタカシの事は好きよ。

でも、今はピアノの事しか考えられないの。ゴメンね。」

「分かっているよ。ただお前がウィーンに旅立つ前に気持ちを伝えておきたかったのさ。」

タカシとリョーコは、じっと見つめ合っていた。

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モーツァルトは

〜少年よ!今までありがとう!とても楽しかったザンス。〜

〜私は今度はあの少女に宿って、ウィーンに行くザンス。〜

僕の身体からモーツァルトの亡霊が抜けた。

僕は身体から力が抜けて行くのを感じた。

〜少年よ、お主の音楽の才能はお主の実力じゃ!

私はお主の才能の開花に少し手助けしたにしか過ぎん。

私がいなくなっても、お主の音楽のセンスは変わらんと思うぞよ〜

〜達者で暮れせよ。サクラちゃんを大事にするんじゃぞよ〜


僕らは、みんなでリョーコの旅立ちを見送った。

「じゃ、リョーコ頑張って来いよ!」

みんなで手を振った。

「みんな、ありがとう〜!」

タカシの目に涙がこぼれた。

その時、リョーコの身体にモーツァルトが宿った!

リョーコの五感が研ぎ澄まされる。

「なに?何なの?この感覚?」

〜リョーコちゃん、よろしく頼むぞよ〜

心の奥で何か聴こえたような気がした。

リョーコを乗せた飛行機はウィーンに旅立って行った。



ノブオは落ち込んでいたけど、立ち直った。

京子ちゃんからメールが来たのだ。

大好きなお兄ちゃんが結婚すると言う。

ノブオは京子を慰め、そして京子ちゃんと付き合い始めた。

意外とやるノブオであった。

数年後、ワタやんに孫が出来るのである。



僕らはバンド活動を続けた。

CDデビューも果たし、ライバル「ビッグエコーズ」と競い合いながらライブハウスや

コンサート会場を回っている。

ロックンロールに憧れて…。

バンドを始める若者も沢山いる。

音楽は素晴しい!

嬉しかったこと、悲しいかったこと、音楽と一緒に蘇る。

僕は一生サクラちゃんを守り、幸せに暮らした。

モーツァルトが宿ったリョーコは世界的有名なピアニストに成長して行くのである。

僕は時折モーツァルトの楽曲を聴くと無償に懐かしい気持ちになるのだった。

そうそう〜最後に!

ワタやんはスタジオ代を取るようになった。

「生活が掛かってるんやさかい、いつまでも甘えたらあきまへん!」


おわり


みなさん、最後まで読んでくれてありがとうございました。*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*



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ロックンロールに憧れて…24

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

ロックのプロへの登竜門のコンテスト「Lモーション」

これまで数多くの有名ロックバンドがデビューして行った。

ロックミュージシャンの憧れのコンテストである。

僕らは遂にその本戦にたどり着いたのである。

「ロックンロールに憧れて…24」

数多くのライバル達が結集した。

各ブロック、北海道東北地区。関東地区。関西地区。中国四国地区。そして九州地区。

各ブロックから選ばらた4バンドづつ20バンドが集結している。

どのバンドが優勝してもおかしくない!

いよいよコンテストの演奏が始まった。

「京子、どうしよう〜?緊張して震えが止まらないわ〜。」

プチモニの京子が泣きそうな顔をしている。

ノブオはそっと抱きしめ「大丈夫!自分を信じるんだ!」と言った。

「ありがとう…。」

もう告白するまでも無い感じだ。

ほう〜意外と良い感じなんだな〜とタカシは心の中で呟いた。

そしてタカシはリョーコの方を見た。

リョーコはウィーンへの音楽留学を決めている。

自分の想いを伝えないまま、リョーコが旅立って良いのか?

いや、今はこのコンテストで優勝する事だけを考えるんだ!

僕はサクラさんを見た。

サクラさんも僕を見てくれている。

僕はサクラさんを抱きしめたくなる。

恋って素晴らしい!

各バンド演奏が進む、「ブラックキャッツ」が演奏を終え、「プチモニ」の出番がやって来た!

「京子ちゃん、頑張って!」

ノブオが声をかけた。

京子はニッコリ微笑んで応えた。

京子のドラムは弾けてた!

ノリに乗ってる!

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演奏もボーカルもとても良い出来だった。

京子が笑顔で戻って来た。

「ノブオさーん!やったよ!」

「ああ、とても良かったよ!」

そして、いよいよ注目のバンド「グレートサンダー」の演奏が始まる!

〜シューベルトの奴、どんな演奏をするんだ!〜

僕の心の中から声が聴こえる。





「魔王」

真夜中、子供を抱えて馬をかける男がいた。

子供は病気だ!

高熱でうなされている。

坊や頑張れ!もうすぐ病院だ!

父さん!怖いよ!魔王がいるよ!

〜さあ、こっちへおいで、楽しい世界が君を待ってるよ〜

魔王の言葉が小玉する。

父さん!怖いよ〜!

坊や頑張れ!

息子は旅立った。

父親は泣いた!

俺の愛する息子を返してくれー!

闇夜の中、父親の叫び声だけが響き渡った。

ホーホホホホホホホ

魔王の声が聴こえたような気がした。

父親はいつまでも息子の亡骸を抱きしめたままだった。

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迫力ある、そして哀しい歌だった。

演奏の後、拍手が鳴り止まなかった。


す、凄い!

これがグレートサンダーか!

僕は身体が震えるのを感じた。


いよいよ次は僕たちクラッカーズの出番だ!

僕はサクラさんと見つめ合い、舞台に上がった。

京子がノブオを見守る。

クラッカーズの演奏が始まる!

つづく


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ロックンロールに憧れて…その23

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

高校野球地区予選も始まり、熱戦が繰り広げられています。

去年の今頃は次男の応援に行っていたことを懐かしく思い出します。

〜あらすじ〜

平凡な高校生の僕、鈴木和夫はモーツァルトの亡霊に宿られた。

するとメキメキ音楽の才能が開花して行った。

僕はクラスメイトのロックバンド、クラッカーズに入った。

そこにはずっと憧れていたサクラちゃんもいたのだ。

学園祭で成功を収めた僕らは、ロックバンドコンテスト、

Lモーションに出場する事になった。

地方大会を勝ち抜き、ブロック大会へ進出。

そして僕らは本戦へと勝ち進んで行ったのである。

ブロック大会では、クラッカーズのドラムのノブオに恋が芽生えた。

ガールバンドの「プチモニ」のドラマーの京子だ。

2人の恋は上手く行くのだろうか?

そしてLモーションの本戦にはシューベルトの亡霊が宿ったバンドが出現!

モーツァルトとシューベルトの対決になった!

初めから読んで見たいと言われる既得な方はこちらからどうぞ→「ロックンロールに憧れて…。」


「ロックンロールに憧れて…その23」

Lモーションの本戦が始まった。

全国から予選を勝ち上がって来た個性溢れるバンドが出場している。

その中でも優勝方補と注目されているのが、我がクラッカーズとグレートサンダーだ!

グレートサンダーのリーダーのは、なんとシューベルトの亡霊が宿っていた。

これ以上の強敵はいない!

あのシューベルトが現代に蘇ったのだ!

グレートサンダーの曲は「魔王」

まさにシューベルトと言った曲である。


他に注目されているのは「アビル」と言う バンドだ!

このバンドのボーカル白鳥あひるは幼い頃から孤児院で育った。

目が大きくて、みんなから醜いアヒルの子と言って、イジメられていた。

しかし実は彼女は今を時めく歌手と大物芸能人との間に出来た子だったのである。

彼女は母親から迎えに来られた。

母親は泣いて彼女に詫びた。

デビュー間もない彼女は大物役者との間に子供を授かり

秘密で産んで孤児院に預けたのである。

彼女は母親に引き取られ磨き上げられた。そう白鳥に進化したのだ!

しかし彼女は自分の都合で自分を孤児院に入れた母親を許せなかった。

彼女は自分の力で芸能界へデビューするべくバンドを結成し、この大会に臨んだのである。

彼女は人気実力ナンバー1の母親の血を引き、歌唱力も外観も飛び抜けていた。

歌唱力!実力ともに強敵のバンドである。

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この大会はこれまでに無いほどの、ハイレベルな戦いになった!

TV中継もクラッカーズ!グレートサンダー!そしてアビル!を忙しく追った。

果たして優勝を掴むのはどのバンドなのだ!


※この白鳥あひるはSha-Laさんの「みにくいアヒルの子」からイメージしました。




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「ロックンロールに憧れて…その22」

みなさん、ご訪問ありがとうございます〜♪

台風8号接近中!

みなさんのところに被害が及ばないことを祈ります。


〜あらすじ〜

平凡な高校生の僕、鈴木和夫はモーツァルトの亡霊に宿られた。

するとメキメキ音楽の才能が開花して行った。

僕はクラスメイトのロックバンド、クラッカーズに入った。

そこにはずっと憧れていたサクラちゃんもいたのだ。

学園祭で成功を収めた僕らは、ロックバンドコンテスト、

Lモーションに出場する事になった。

地方大会を勝ち抜き、ブロック大会へ進出。

そして僕らは本戦へと勝ち進んで行ったのである。

ブロック大会では、クラッカーズのドラムのノブオに恋が芽生えた。

ガールバンドの「プチモニ」のドラマーの京子だ。

2人の恋は上手く行くのだろうか?

初めから読んで見たいと言われる既得な方はこちらからどうぞ→「ロックンロールに憧れて…。」


「ロックンロールに憧れて…その22」



ノブオはため息をついていた。

京子の事が、忘れられないのだ。

ノブオはタカシ(クラッカーズのベース)に相談した。

「タカシ、俺、ブロック大会で知り合った京子ちゃんの事が 忘れられないんだ。」

切迫詰まったノブオの表情にタカシは驚いていた。

正直ノブオはモテるタイプでは無い!

下手に告白とかして、フラれて落ち込まれては困る!

タカシは、考えた。

「彼女も本戦に出場するのなら、俺たちが優勝した後で 告白するんだ!

そうすれば、きっと上手く行くよ。

京子ちゃんも、ノブオの事を惚れ直すと思うよ。」

タカシは、思った。

フラれるなら、本戦が終わった後にしてくれ!と…。

タカシは、鼻っから上手く行くとは思っていなかった。

しかしノブオはその気になっている!

「良し!本戦に優勝して、京子ちゃんに告白するぞ!」

「そうだ!そのイキだ!」

クラッカーズは本戦に向けて練習を重ねた!



練習の後、僕はサクラさんと2人になった。

2人きりで話すのは、随分前のスタジオ以来だった。

「サクラちゃん、僕はずっと前から、いや、初めて君を見た時から大好きだった。

この大会に優勝したら付き合ってくれないか?」

僕は心臓が飛び出しそうだった。

心の奥から

〜少年よ!頑張るザンス!〜と言う声が聴こえた。

サクラちゃんは、俯いたまま「ウン。」と言って頭を縦に振ってくれた。

僕らは口づけを交わした。

夢みたいだ…。

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Lモーション本戦の前日、僕らは東京に向かった。

まるで修学旅行の気分だ。

僕は恥ずかしくて、まともにサクラさんの顔を見れなかった。

その夜、僕はサクラさんを抱きしめた。

甘い香りがした。

柔らかい肌、僕は一生サクラさんを大事にしょうと思った。

遂にロックバンドコンテスト、Lモーションの本戦の日だ。

そこには、顔馴染みになった「ゴールドフィンガー」や

「ブラックキャッツ」、そして「プチモニ」の女の子たちもいた。

京子がノブオのところに駆け寄って来た。

「ノブオさん!久しぶり!京子、会いたかったです。」

まんべんの笑顔の京子。
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ノブオは「うん、久しぶりだね。元気にしてたかい?」

ノブオはこの大会に優勝して、京子ちゃんに告白するんだ!

そう思うと、京子の顔を見るだけで、顔が真っ赤になってしまった。


本戦だけあって、今までとは雰囲気も違っていた。

会場も今までよりもずっと広いし、観客の数も桁違いだ!

TV中継も入っていた。

そして本戦には、クラッカーズの最大のライバルになるであろうバンドが出場していた。

デビュー間違いなしと言われている、早くも人気ナンバーONEのバンド

「グレートサンダー」だ!

可憐なメロディー、イケメンのメンバー

高い音楽性!

特にリーダーのタクローの音楽の才能は半端じゃ無かった。

天才とは彼の為にある言葉じゃ無いのか?

彼らを見たとき、僕の心の中から声が聴こえた!

〜シューベルトだ!なんであいつがいるんザンス?〜

なんとグレートサンダーのリーダー、タクローにはシューベルトの霊が宿っていたのだ!

モーツァルトとシューベルトの戦いになった。
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〜やつに負ける訳には行きませんね。全力を出して行きましょう〜

僕の身体の中からエネルギーが湧き上がるのを感じた。

研ぎ澄まされる五感!

僕はみんなにアドバイスを送っていた。

それは各人に的確なアドバイスだった。

「サクラちゃん、歌い出す時、一息貯めて歌い出すんだ。

タカシはひとつひとつの音を的確に弾くんだ。

ノブオ、音のキレを醸し出してくれ!」

いよいよLモーションの本戦の戦いは始まる。

優勝するのは、どのバンドだ!


つづく

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関連記事

「ロックンロールに憧れて…その21」

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

ノブオに訪れた淡い恋。
良いですね。
本戦での再会が楽しみです。

〜あらすじ〜
前の記事をお読み下さい。(^^;;

あらすじも書いています。

「ロックンロールに憧れて…その21」


京子は引っ込み思案で、ちょっとオッチョコチョイな女の子。

いつも優しいお兄ちゃんにベッタリだった。

「キョーコ、オレ今度バンド始めたんだ。カッコ良いだろう!」

「きゃー!ステキ!」

京子は兄の練習にも着いて行った。

「おっ、キョーコちゃん、今日も可愛いね。」

バンドのみんなも京子を可愛がってくれた。

京子も面白半分に楽器を触っていた。

どれもこれも京子には難しくて弾けそうに無かった。

「チワーッス」

その時、ドラムのヤマさんが入って来た。

ヤマさんはいつもニコやかにしているが、ドラムを叩いてる姿は

とてもカッコ良かった。

京子にもドラムを叩いて遊ばせてくれた。

そして京子は段々ドラムに興味を持ち始めたのである。

「キョーコちゃん、ステックはこうやって持ってね、こう叩くんだ!」

ドドドドドッッッッッド!バンバンドドドドド!

「わぁ〜!カッコ良い!」


しかし兄は些細な事でバンドを辞めてしまった。

何事に対しても、熱し易く冷めやすい兄であった。

京子には、ドラムの楽しさだけが心に残った。

そんな時、学園祭でバンドをやろうってクラスで盛り上がった。

歌の上手い和美。

小さい時からピアノを習っている美奈子。

ロック気狂いの兄の影響で、ギターをやっているヨーコ。

そして、ドラムがいない!

誰かドラム叩ける人はいませんか?

その時、京子は思わず手を上げてしまった。

こうして学園祭のためのバンドプロジェクトはスタートしたのだった。
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クラスのみんな一丸となってバンドを作った。

バンドの名前もみんなで考えた。

決まったのは「プチモニ」どっかで聞いた事があるような気もしたが

みんなで考えて決めた名前、文句は言えない。

早速の音合わせ。

みんな上手い!

正直に言って、初心者は私だけだった。

ヤマさんから教えてもらった事を必死で思い出し、私はドラムを叩いた。

「わぁ〜、なかなか良いわね。」とキーボードの奈美子が言ってくれた。

本当は私だけメチャクチャだった。

他の子達も照明や舞台衣装作りに頑張ってくれている。

私は時間がある限りステックを振った。

学園祭は大成功だった。

「プチモニ、学園祭だけじゃ勿体無いよね。これからも続けて行こうよ。」

キーボードの美奈子が言った。

そして私たちはLモーションに出場したのだった。

私たちは、地域大会を勝ち上がりブロック大会へ

ブロック大会には天才ピアニストリョーコがいるクラッカーズが注目されていた。

リョーコはピアノコンクールで優勝してウィーンへの留学を勝ち取っている。

美奈子はリョーコをライバル視していた。

「私は絶対に負けないわ!」

1人で燃えている!

近づくのが怖いくらい…。

そして私はブロック大会で、クラッカーズのドラムのノブオさんに出会ったの。

ブロック大会、私は緊張でガタガタだった。

あれ?ドラムのステックが無い…。

何処に行っちゃったのかしら?

私が半泣きになってさがしていたら

「どうしたんだい?」って、声が聞こえたの。

山のように大きな男の人!

一見怖そうだったけど、一緒にステックを探してくれた。

ステックを見つけてくれて

「おじさん、ありがとうございました。」ってお礼を言ったら

なんと彼も同じ高校2年生だって!ビックリしちゃった。

そしてナント!美奈子がライバル視しているクラッカーズのドラムだって

私も意識しちゃった。

いよいよ私たちの演奏の時が来た。

私は相変わらず、緊張で震えている。

そんな時、ノブオさんの姿が見えた。

なんだか嬉しくなって、震えが止まった。

私はドラムを叩いた。

この音、あなたに届けと!

演奏が終わるとノブオさんのところへ駆け寄っていた。

彼は「良かったよ。」って誉めてくれた。

私、ノブオさんに心を射止められちゃった見たい。

京子とノブオの恋愛。

上手く愛が育って行ってもらいたいですね。

〜Lモーション、京子の場合。〜


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「ロックンロールに憧れて…その20」

みなさん、ご訪問ありがとうございます〜♪

仕事が忙しく物語を考える事が出来ませんでした。

やっとどうにかこうにか請求書を作り終えました。

キツかった…(−_−;)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

これまでのあらすじ

(初めての方は、右横のカテゴリーの「ロックンロールに憧れて」から初めから読めます。)

平凡な高校生の僕、鈴木和夫はある日、モーツァルトの亡霊と出会った。

そしてモーツァルトの亡霊は僕に宿ったのである。

僕はみるみる音楽の才能が開花して行った。

弾いたことも無いピアノやギターが弾けたり、そしてその演奏は人の心を捉えた。

そして僕は同じクラスの友達タカシのバンドに入った。

そこには憧れの彼女もいた。

僕は彼女のそばにいられるだけで、幸せだった。

バンドはロックバンドコンテストに出場し、地方大会を勝ち抜き

僕らはブロック大会に進出した。

そして僕らは充実した演奏をする事が出来た。

「ロックンロールに憧れて…その20」

クラッカーズのドラムはノブオだ。

幼い頃からバンドマンの父ワタやんに連れられて、音楽の中で過ごした。

彼のリズム感は抜群だった。

そのノブオが恋をした。

ブロック大会、まだ開始前の舞台裏、何やらそわそわしている女の子がいた。

「どうしたんだい?何か探し物かい?」

普段は女の子に声などかけた事無いノブオだが、何やら困っている風だったので聞いて見た。

「私、ガールズバンドでドラムをやっているんだけど、ステックが見つからないの…。困ったわ…。」

彼女は今にも泣き出しそうだった。

「そうかい、そいつは困ったね。オイラも一緒に探して上げよう。」

探ししていると…。あれ?

「ひょっとして、君はきょうこちゃんって言うのかい?」

ノブオは彼女に聞いて見た。

「え?そうだけど、何で知ってるの?」

彼女はビックリしてノブオを見た。

「ほら、あそこを見てごらん。」

20140707060657e93.jpg


楽屋の部屋の隅に「きょうこ」って名前が書かれている札の付いた

ステックが入っていそうな袋が立て掛けてらた。

「あーっ!あんなとこにあった!」

きょうこは目を見開いって言った。

そして「おじさん、ありがとう!」って、彼女はお礼を言って、ペコりと頭を下げた。

「おじさんって…。オレまだ高校生なんだけど…。」

「えー!高校2年生?私と同じ歳なのー!

わーっ!ゴメンなさい!」

「私、プチモニって言うガールズバンドでドラムをやっているの。

京子、小泉京子って言います。」

「オレはクラッカーズって言うバンドでドラムを叩いてるノブオさ。」

「えー!クラッカーズって、メデアにも取り上げられている有名なバンドじゃ無いですか!

スゴーイ」

「じゃ、またな!ステック見つかって良かったな。」

可愛い子だったなぁ〜♪

プチモニの京子ちゃんか〜♪

ノブオは可愛い女の子と知り合えて、ルンルンな気分だった。

「ノブオさ〜ん!」

誰かがノブオを呼んでいる。

さっきの京子ちゃんだ。

「さっきはありがとうございました。ハイお礼の缶コーヒー。

お互い頑張りましょうね。」

「あ、ありがとう…。」

な、なんて可愛いんだぁ〜。


いよいよ、コンテストは始まった。

次はエントリーナンバー3番「プチモニ」の演奏です。



「キュンと片想い」

あなたの事を思うと胸がドキドキしちゃう

あなたはクラスで人気者

私は目立たない女の子

あなたはいつも輝いている

私なんて目に映らないよね

だってあなたはいつも女の子に囲まれてる

私の想いなんて届かない

私は片想いでも良いの

遠くであなたを見ているだけで

キュンと心が痛い

私は片想い


へーッ結構やるじゃ無いか!

これは俺らも負けてられないぞ!

演奏が終わると京子はかけて来た。

「嬉しい!ノブオさん、見てくれてたんですか?」

気が付いたら、手を握られていた。

「あ、ああ…出番までちょっと時間があったから」

ノブオは真っ赤になっていた。

「私もノブオさんのバンド応援するね。頑張ってネ!」


いよいよクラッカーズの出番がやって来た。

「おっ、ノブオの奴乗ってるな!」

ベースのタカシが言った。

クラッカーズは力を出し尽くせた。

舞台を降りると

「ノブオさ〜ん!」京子が駆け寄って来た。

「演奏、素敵でしたよ。流石ですね。京子、感動しちゃった。」

「ありがとう!京子ちゃんのお陰で力が出せたよ。」


いよいよ結果発表である。

本戦に進めるのは4つのバンドだけだ。

〜それでは、発表いたします。

本戦に進める入賞者はクラッカーズ!そしてゴールドフィンガー!

ブラックキャッツ!最後のひとつはプチモニです。

おめでとう〜!本戦での活躍を期待します!〜

やったー!僕らは喜びを分かち合った!

僕らは舞台で表彰された。

ノブオは「やったね!おめでとう!」京子に声を掛けた。

「エヘ、嬉しいですぅ〜!ノブオさんもおめでとう!

本戦でも頑張りましょうね。」

こうして僕らは本戦に進むことが出来た。

本戦はテレビでも中継される。


ノブオは帰り、京子を見かけた。

声を掛けようとした時、

「京子!良かったな。」とカッコ良い男と話していた。

やっぱり彼氏がいたんだ!

チェッ、やっぱり片想いだったのか…。

自分なんかがモテるわけ無いよなぁ〜

ノブオはひとときの甘い想いに別れを告げて、クラッカーズのみんなと帰るのであった。

「ノブオ!何で泣いているんだ?」タカシが声を掛けた。

「なんでもねーよ。」

「嬉しくて泣いているのよね♪」リョーコが言った。

夕日がやけに眩しく感じるノブオであった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「お兄ちゃん、今日、素敵な彼と出会ったんだよ。

クラッカーズのドラム叩いてて、とっても優しい人なの。

京子、恋しちゃいそう〜。

彼女いるのかな?」

「ハハハ…。お前なんか、どうせフラれちゃうよ。」

「お兄ちゃん、ひど〜い!」


つづく


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イラストタイム…雨

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

博多の方は雨です。
なんでも50年に1度の大雨が降った所もあるみたいですね。
被害の無いことを祈ります。

2014070422224005e.jpg

嫌な雨ですが、楽しく過ごせたら良いですね。


雨、雨

毎日雨が降っている

梅雨だから仕方ないよね

でもカエルさんとカタツムリさんは楽しそう

ゲコゲコゲコ〜♪

カエルが鳴いている

あれ?カタツムリは何て鳴くんだろう?

鳴かないんじゃ無いの?

ーとある雨の風景ー

最近はカエルもカタツムリも見なくなりました。




いつも市場の売店に餌を啄みにやってくる小鳥さん
トコトコとやって来ました。
慣れていて売店の中にまで入ってきます。
iPhoneを構えたら、トコトコと行ってしまいました。
また来ら撮りたいと思います。
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「ロックンロールに憧れて…その19」

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

物語のバンドが歌う曲の詩は誰の詩ですか?
と聞かれます…。ウソです。誰も聞いてくれません( ̄O ̄;)

もちろん勘太さんが
適当に書いているのです。

勘太は今日も作詞に励むのであった。

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次はクラッカーズに挑戦状を出したゴールドフィンガーの演奏です。
ゴールドフィンガーの曲の詩を考えましょう。

初めての方は右横のカテゴリー「ロックンロールに憧れて…。」で、最初から読めます。


「ロックンロールに憧れて…。その19」

例え結果がどうだろうとみんな後悔は無い。

コンテストの勝ち負けより、この演奏の充実感を大事にしたいと思った。

舞台から降りると次のバンドとすれ違う。

次のバンドはさっきのゴールドフィンガーだ!

「なかなか良かったで!流石メディアで取り上げられてるだけのことはあるな。」

ゴールドフィンガーのテルが言う。

「ありがとう!お前達も頑張れよ!」

タカシがテルと軽く拳を合わせた。

ブロック大会で新しい仲間が増える!

仲間であり、ライバルだ!

こう言う関係も悪く無いなと僕は思った。

ゴールドフィンガー!

いったいどんな演奏をするんだ!

ゴールドフィンガーの演奏が始まる。

「愛の叫び」

詩 ;テル

愛し合った人を失った事があるかい

祭りの夜俺らは出会った。

浴衣姿のお前はとても綺麗で可愛かった。

ふとしたきっかけで俺たちは出逢い恋に落ちた

彼女はお金持ちのお嬢さん!

オイラは貧乏人の倅

身分が違うと俺たちはお前のオヤジに引き裂かれた

俺は悔しくて悔しくて

働いて働いて学んで学んでやっと掴んだビッグマネー!

俺は彼女を迎えに行った

彼女は親の押し付ける相手と結婚していた

嫌だ嫌だと泣きながら

俺は泣き叫んだ!

彼女は毎日泣いている

俺は彼女の元へ行った

彼女を迎えに

彼女は言った

初めは嫌で泣き暮らしてたけど、この子が出来て

今はこの家庭を幸せだと思っている。

あなたは楽しい想い出だった

ありがとう!

そしてさようなら

俺は泣いた

チキショー幸せっていったい何なんだ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ゴールドフィンガーの歌を聴いて、タカシは泣いている。

何て哀しい歌なんだ!

ますますテルと仲良くなって行くタカシであった。

つづく



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「ロックンロールに憧れて…その18」

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

ピアノコンクールに優勝したリョーコ。

いよいよロックバンドコンテスト Lモーションブロック大会に臨むクラッカーズ!

果たして、クラッカーズはブロック大会を勝ち上がれるのか?

初めての方は右横のカテゴリーの「ロックンロールに憧れ」を押して頂くと最初から読めます。



昔、ギターを弾いていました。

そしてオリジナル曲を作りました。

今でも時々ギターを取り出して弾いて見たりしています。

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「ロックンロールに憧れて…その18」

ブロック大会の日がやって来た。

僕等にカメラが付きまとうが、そんなの構う余裕が無い。

僕らが行くとみんなが振り返る。

カメラマン達を引き連れて行動するんだから、そりゃ振り返るよね。

ちょっとした有名人の気分だ。

カメラマンがサクラさんをアップに撮る。

なんて可愛いんだろう。

僕はブロック大会より、サクラさんのそばにいられるだけで幸せだ。

そんな時、

「へッ!カメラマンなんか引き連れて、好い気なもんだぜ!

この大会グランプリを取るのは俺たちだ!

覚悟しておくんだな!

俺はゴールドフィンガーのリーダー、テルだ!覚えておくんだな!」

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なんとクラッカーズに挑戦状だ!

「そうか!お互い頑張ろうぜ!」

タカシが鼻息を荒くして応える。

2人は意気投合していた。

タカシ、良い奴だ!

知らない間に僕らのファンは増えていた。

客席には、メディアで取り上げられたせいもあって

リョーコやクラッカーズを見に来たファンで一杯になっていた。

殆どがメディアで取り上げられたので、興味本位の俄かファンなんだ

ろうが、僕等の音楽で本当のクラッカーズファンになってくれたら

嬉しいと思うし、そうさせたいと思った。

ブロック大会は始まった。

各予選を勝ち抜いて来た個性あるバンドが演奏を始めた。

本戦に勝ち上がるのは、この中の本の一握りのグループだけだ。

僕等はみんなの目を見つめあった。

みんながひとつになれた気がした。

「さあ、俺たちの出番だ!みんな気合入れて行こうぜ!」

タカシが威勢良く声をかけ、僕等はステージに上がって行った。


僕はサクラさんを見た。

サクラさんも僕を見つめ返してくれた。

僕はギターを鳴らした!

スポットライトが僕らを照らす。

ドラムの音が弾ける!

サクラさんが歌い出した。

キーボードのリョーコが優しいメロディーを奏でる。

タカシのベースがリズムを刻む!

みんなひとつに溶け込んで行く。音楽は最高だ!

僕らはコンテストと言うことを忘れて音楽を楽しんだ!

僕らは音楽に酔いしれていた。

最高の気分だ!

僕らは思う存分に実力を出し切った。

つづく


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