マリー

みなさん、ご訪問ありがとうございます。
新連載!「マリー」

突然、人の心が読めるようになったマリー。
果たしてどんな展開になって行くのでしょう?

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私はローズマリー。
みんなは私のことをマリーと呼ぶ。

私には恋人がいた。
とても優しい人だった。
いつも優しい言葉をかけてくれた。

それなのに彼は私の元から去って行った。
私は生きる希望を失った。
失意のうちに、私はありったけの睡眠薬を飲んだ。
私は眠った。
深い眠りだった。
私はそのまま死ぬのだと思った。
しかし神は私を死なせてはくれなかった。
私は目覚めた。

目を開けると、心配そうな親友の顔があった。
マリー、目が覚めたのね。
良かったわ。
3日も眠ったままだったのよ。
フン、シツレンデジサツナンテバカジャナイノ?

え?
なに??

どうしたの?
大丈夫?
ナニバカミタイナカオヲシテ

え???
マリーは戸惑った。

お姉ちゃんが目が覚めて本当?
妹がやって来た。
良かった〜目が覚めて。
モウ、デートノヤクソクガアルノニ

デート約束があるんじゃないの?

え?どうして知ってるの?
ヤダキモチワルイ

なんとマリーは人の心が読めるようになっていたのである。

そこに去って行ったはずの彼が戻って来た。

マリー、すまなかった。
君がこんなに苦しんでいたとは知らなかったんだ。
カネガツキタカラ、マタコイツニミツイデモラオウ

ええ?
信じられない。
私はこんな奴のために死のうとしてたの?

いい加減にして頂戴!
あなたに貢ぐ金なんて無いわ!
帰って頂戴!

マリーはまだ自分の能力に気付いていなかった。

マリーは嫌でも自分の能力に気付かされた。
人の心がどんどん聞こて来るのである。
でも、だんだん調節が出来るようになった。
知りたい情報だけを聞くことが出来るようになった。
そんな時、1人の男が訪ねてきた。

私はこう言う者です。
警視庁特殊科学捜査研究所
所長 渡辺金之助

あなたの特殊能力は調べさせて頂きました。
是非我が捜査部に協力して欲しい。
あなたの力を貸して欲しい。
お願いします。

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マリーはこうして特殊科学捜査部の一員になった。

そこで怪事件がマリーを待ち構えていた。
マリーは、特殊能力で事件を解決出来るのか?
マリーを待ち受ける運命とは?



マリーの事件簿

みなさん、ご訪問ありがとうございます。
今年も、もう残りわずかになってしまいました。
みなさん、お正月の準備で大忙しでしょうね。
そんな中、人の心が読めるようになったマリーの続編を書いています。
どう言う展開になるのかは全然分かりません。


たけしには恋人がいた。
お互い結婚するつもりだった。

たけしは何時ものように工場に向かっていた。
家は貧しくたけしは中学を卒業と同時にこの町工場に就職した。
あれから8年、今ではすっかり親方の片腕になっていた。
たけしが横断歩道を渡ろうとすると後方から赤い車が
振り向くと同時にたけしは車に跳ねられた。


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たけしは目覚めた。
ううう…。
ここは何処だ?

おおっ、気がついたかね?
医者らしき年配の男が言った。

ここは浪速豪華総合病院だよ。
君は車に跳ねられて、ここに運ばれて来たんだよ。
こちらの方が加害者の方だ。
この度は娘のエリカが飛んだことをしてしまって申し訳ありません。
私はこう言う者です。
浪速財閥三井商店会長 福山雅秋

本当にごめんなさい。
私の不注意で
たけしさんにお怪我を負わせてしまって。。。

なんと美しい女性だ!
こんな美人見たことが無い。
たけしは一目惚れしてしまった。

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それから毎日、エリカはお見舞いに来てくれた。
たけしは夢のようだった。
夢なら覚めないでくれ。

たけしさん、怒らないで聞いてくれる。
私、たけしさんのことを好きになったみたい。
ええっ?
本当ですか?
たけしさんをこんな目に合わせているのに
好きになる資格ありませんよね。
ごめんなさい。
忘れて下さい。

そ、そんな事ありません。
あれは事故でエリカさんが悪い訳ではないのです。
僕もエリカさんが好きです。

こうして2人の交際が始まった。
父もたけしさんを気に入ってくれてるのよ。
たけしは幸せの絶頂だった。

たけしの退院が決まった。
たけしは自分の幸運が信じられなかった。
アパートに戻ると良子が待っていた。
たけしはすっかり良子の存在を忘れていた。

その夜、たけしは良子をドライブに誘った。
たけしからドライブに連れて来てもらったのって
いつ以来だろう。
嬉しい♪
ありがとう。
あどけない良子の笑顔。

良子、実は話があるんだ。
え?たけしも?
良子も何かあるか?
うん、実は出来ちゃった見たい。
えええっ!

たけしの話って?
なに?
。。。。



雪が舞っていた。
たけしくん、メリークリスマス。
たけしは福山家のクリスマスパーティに招待されていた。
それは豪華と言うものではない、超豪華!
ステージでは、レコード大賞の寺山勘太が歌っていた。
各界の著名人も顔を揃えていた。
叶兄弟もいた。

自分が場違いな世界に迷い込んだようだった。
エリカは色んな男性から声をかけれれていた。
芸能人、トップモデル、財界の御曹司などなど。
ステージはかわって、世界的に有名なしばいつんのサックスが響いていた。
たけしさん、少し外の風に当たりましょう。
ふたりはテラスに出た。
エリカさんはあんなにモテるのに
何故僕なんかと?
たけしさん、悲しいこと言わないで
あんなのはうわべだけ、みんな父の財産が目的なのよ。
私が好きなのは、たけしさんだけ…。
ふたりは口づけをした。


マリー、事件だ!
所長の渡辺金之助こと、ワタやんが言った。
六甲山の麓で女性の遺体発見。
害者は篠原良子、24歳
お腹には赤ちゃんがいた。
首には締められた跡がある。

なんて事なの…。
酷い。
犯人を絶対許せない!
マリーの頬を涙が流れた。

たけしくん、君の仕事見せてもらったよ。
なかなかの腕前だね。
こんな腕の良い職人はいないよ。
チーフリーダーとして我が社の工場に入ってくれないか?
そしてもっともっと技術を磨いて
将来は上のポストに着いて欲しい。

はい、会長!
頑張ります。
うんうん。
期待しているよ。

エリカ嬉しい♪
でも、あんまり忙しくなってエリカとのデートサボちゃイヤよ。
お父様、たけしくんをあんまり忙しくさせないでね。
ははは〜分かっているよ。

たけしは順風満帆だった。


マリー達の捜査もすすむ。
ワタやん、犯行時の足取りがつかめました。
被害者良子は犯行時、ある男とドライブに出かけています。
友達の証言で分かりました。
彼氏からドライブに誘われて嬉しそうだったと話しています。
その彼氏とは?
西野たけし 23歳。

こいつが犯人やな?
マリー、どう思う?

マリーの脳裏には篠原良子の首を絞める男の姿が浮かび上がった。
よし、逮捕状を請求しよう。


ねえ、たけしさん。
私のこと好き?
もちろんだよ。
愛している?
当たり前じゃないか。

お父様も結婚を許してくれたわ。
こんな幸せがあって良いのだろうか?
たけしは貧しい家庭に育ち、悔しい思いもいっぱいした。
それが…こんなに

その夜、たけしは福山家に正式に結婚の許しをもらいに
挨拶に出かけた。
福山家にさしかかった所で、マリー達に呼び止められた。

西野たけしだな?
え?
どうしたんです?

篠原良子さん、ご存知ですね。
俺は知らない!
俺じゃない!
たけしは車に乗せられた。


たけしさん、遅いわね。
うん…。
どうしたのかしら?
福山家では、エリカが心配そうにたけしを待っていた。



だから、俺じゃないって、言っているだろ!
あの日、確かに良子とドライブに行った。

エリカと付き合うため、別れ話をしに行ったんだ。

良子、実は話があるんだ。
え?たけしも?
良子もなのか?

私、出来ちゃった見たい。
。。。。。
たけしどうしたの?

たけし…。


エヘ、実は、たけしには内緒で別の彼と付き合っていて
妊娠しちゃったの。
今日も彼が心配で、付いて来てくれてるんだよね。
だから、たけしとはバイバイしたいの。
じゃ、サヨナラ。
私は彼の車で帰るわね。

あの日、そう言って別れたんだ。
だから、俺じゃない!

あんたバカね!
マリーは言った。
そんなの嘘に決まっているじゃない!
良子さんは、あんたの態度を見て身を引いたのよ!

そして泣きながら歩いている良子さんは、ナンパの車に乗った。
そして事件にあって、殺されたよ!

ええっ?

あの時の良子の笑顔が浮かび上がった。
良子…。

うわああああああああぁぁぁぁぁ。。。。

たけしは泣いた。
泣いた。

私達が伝えたかったのは、それだけ。
犯人は捕まえたわ。

じゃあね。
マリー達の捜査は今日も続く。

終わり

ps
良子さんの気持ちになると、涙が止まりません。
泣きながら歩いている良子。
ナンパの車に誘われたとき
もうどうなっても良い心境だったでしょう。

事実を知った後、たけしはどうするのか?
気になります。

事実をエリカに話す。
エリカは優しく受け入れます。
しかし、どうしても良子の顔が浮かんでしまうたけし。
たけしはエリカの元を離れ
毎日、良子の墓に現れます。
良子、僕たちが初めて会った日の事を覚えているかい?
僕が親方から頼まれたお使いの工具を転けて
道に散らばした時、そっと拾ってくれたのが君だった。
僕は君のあの笑顔を忘れない。
良子…許してくれ。。。

たけしは毎日毎日良子の墓に現れた。
ある寒い雪の日、お墓の前で冷たくなっているたけしがいた。
その顔は安らかだった。

THE END

悲しい物語になってしまいました。


※何を基準にランキングが決まるのかは分かりませんが
FC2のブログランキングで115789人中 2500位になりました。

わーい\(^o^)/

密室の部屋

みなさん、ご訪問ありがとうございます。
のんびりお正月。



お正月も二日目、明日は仕事。
少しでも明日の準備しておかないといけないのに
のんびりゴロゴロ…。

TVで嵐の大野くん主演の密室事件のドラマを見ていた。
ふふふ…。
勘太も密室トリックに挑戦だぁ〜♪
って、そんなに簡単に書けるわけないじゃない。。。


男は死んでいた。
中からは鍵がかかっていた。
そこは密室だった。
死亡時刻は夜中の1時。


亡くなっていたのは資産家の息子、平尾昌治
彼は交流が派手で、次から次に女を変えていた。
捜査線上ひとりの男が浮かび上がった。

木村拓夫。
彼の妹は平尾と交際し、捨てられて自殺した。
彼は平尾を恨んでいた。
しかし彼にはアリバイがあった。
犯行推定時刻、彼は友人とカラオケBOXにいた。

捜査は難航した。
事件は特殊科学捜査研究所に回ってきた。

マリー、また難事件が回って来たぞ!
全く、難事件ばかりがこっちに回って来やがって。
ワタやんはため息をついた。

仕方ありませんよ。
そのための捜査機関なんですから、ここは。
マリーはついだお茶を渡しながら、ワタやんに言った。

それじゃ、現場に行って見るか?
ハイ。

マリーがこの特殊科学捜査研究所に入って、2年の歳月が流れていた。
その間、マリーは幾つもの難事件を解決していた。

ここが犯行現場ですか?
そして、ここに倒れていたんですね。

そこは平尾の自宅のマンション。
高級マンションの最上階だった。
セキュリティも万全だった。
もちろん防犯カメラには犯人らしき人物は映っていない。

犯人はどうやって部屋に入ったんだろう?

マリーは容疑者の木村に会いに行った。
そこはビルの工事現場だった。
すみません。
木村さんはどちらにいらっしゃいますか?
マリーは現場事務所で聞いた。
ああ、木村なら、ほら、あそこのビルの一番上にいるよ。
ヒェ〜、あんな高いビルの上ですか?
ハイ、マリーは現場監督からヘルメットを渡された。
えーっ、私高所恐怖症なんですよ。
絶対ムリムリ〜。

ワタやんとマリーは、ヘルメットを被って工事中のビルの最上階に登って行った。
また警察かいの?
こんなとこまで来てからに!
もう話すことは全部話して、もう話すことは何もないで!
ワシは奴を憎んでいるけど、ワシは奴を殺してないで!
犯人はワシやないで!
他を探してくれや!

彼の目には涙が浮かんでいた。
なあサブ、俺はあの日、みんなと飲んでカラオケに行っとったよな。

はあ…。
サブと呼ばれた男は曖昧に返事をしてその場を去った。
マリーはサブとすれ違った瞬間なんとも言えない感覚にとらわれ
振り返った。
サブは逃げるように、そこから立ち去って行った。

マリーの目が光った。

サブ、北山三郎は木村を兄のように慕っていた。
木村は身寄りのない三郎を可愛がってくれた。
そして木村の妹の律子にほのかな恋心を抱いていた。
律子は優しかった。

お兄ちゃん、お弁当忘れてるよ。
はい、サブちゃんの分もね。

え?俺にも良いんすか?
ふふふ…余っちゃったからね。
良かったらサブちゃんも食べてね。

こら律子!
初心なサブをからかうんじゃないぞ!
エヘッ♪

そんな律子が死んだ。
金持ちの男に騙されて死んだ。

木村は怒り狂った!
木村の荒れようは凄かった。
仲間内が抑えるのが大変だった。

木村の荒れよう…。
優しかった律子の姿が思い浮かぶ。
サブは男に殺意を抱いた。
自分が復習してやると心に誓った。

サブは平尾昌治について、徹底的に調べた。
調べれば調べるほど、平尾は酷いやつだった。
サブはこう言う探偵のような仕事に自分がこんなに向いているとは驚きだった。
部屋を突き止め、帰宅時間も把握していた。

その日、サブはカラオケに行く木村達と離れ、平尾のマンションに向かった。
サブはマンションの壁を登った。


マリーはサブを張った。
サブの行動は規律的だった。
現場とアパートの往復だけだった。

サブは部屋に戻ると律子の写真に手を合わせた。
律子の墓はまだ無い。

ワタやん、やっぱりこのサブが星だと思うんですが…。
そうだな、しかし足を残してないからな。
防犯カメラにも映って無いし、指紋も検出されていません。
おまけに凶器も見つかっていない。
奴はどうやって犯行を行ったんやろ?
それなんですよね。

マリー、例の力を使ってくれないか?
はい、仕方ありませんね。
分かりました。

マリーの例の力とは…?

密室の部屋 その2

マリーの例の力。
マリーには特殊能力が備わっていた。
人の心が読めるのだった。
そして最近では、相手の意識の中に入って行くと言う
能力をつけていた。

マリーは、念じサブの意識の中に入って行った。

サブは律子を見ていた。
いつもいつも律子を見ていた。
仕事中もサブは律子を思っていた。
ある日、律子を遠くから見つめていると、高級スポーツカーが律子を迎えに来た。
嬉しそうな律子。
サブは哀しい気持ちになった。
その日は、呑めない酒をあおった。
呑めない酒を飲んで、酔いつぶれるサブ。
這うように歩いているサブにそっと優しく手を貸してくれた人。
何と律子だった。
サブちゃん、どうしたの?
そんなんに酔って…。
律子さん、律子さん。。。
俺。。。
律子さんの事が好きっす。
そう、ありがとう。
ありがとう。サブちゃん。
律子は泣いていた。

サブはどうやって帰ったのだろう?
気が付くとアパートで寝ていた。
昨夜の律子さんは夢だったのだろうか?

その夜、律子は自殺していた。
サブは泣いた。

そして自殺の原因が平尾昌治と言う男だと分かった。
サブはあの日の律子の涙を忘れない。

サブは平尾昌治のマンションの壁を登った。
特殊な道具を使い軽やかに登って行くサブ。


最上階まで上がり、平尾の部屋を確認。
サブは特殊な工具を取り出し、窓枠を外した。
ビルの建設に携わるサブはビルの構造を熟知していた。
平尾はサブの侵入に全く気付いていない。

平尾はシャワーを浴び、ブランデーをロックであおった。
その時、ガタンッと物音が…。
不審に思い立ち上がる平尾。
その後ろにはサブの姿が!
平尾が振り向いたその時だった。



サブは窓枠を元に戻し、特殊道具を使って壁を降りた。
素早い犯行であった。
意識に潜入したマリーでさえ、驚いていた。
こんな事が出来るなんて…。

サブは不思議な体験をした。
平尾を殺害した時の記憶を蒸し返されたような気分だった。
誰かが自分の記憶の中に入って来たような不思議な感覚だった。

記憶の潜入から戻ったマリーは、ワタやんに報告した。
そうか早速検証させよう。

サブは平尾を殺害したことを後悔していない。
これで律子の無念が少しでも晴れるのなら本望だった。
律子のいない世に中に未練はなかった。
しかしこの胸騒ぎはなんだろう?

マリーとワタやんは、逮捕状を持って、サブのアパートに向かった。
よし、行くぞ!
しかしもう、そこにはサブの姿は無かった。

サブは北国行きの汽車に乗っていた。
生まれ故郷で死ぬつもりだった。

青森弘前で汽車を降りた。
雪が舞っている。

当てもなくさまようサブ。
そこでサブは少女と出会うった。
道を渡れずに立ち往生している少女。
どうしたの?
何気に声をかけると白い杖をついていた。
私目が見えないの。。。
そう、僕が一緒に歩いてあげるよ。
ありがとう!
助かっちゃた。
まだ慣れてなくて…。
ベーチェット病とか言って、急に見えなくなる病気らしいの。
そう、僕が君の目になってあげるよ。
え?そんな悪いよ。
ははは、どうせ暇なんだよ。
サブは久しぶりに、明るい気持ちになった。
ありがとう。
ここが私の家なの。
ねえ、迷惑でなかったら上がって行ってよ。
ばーちゃん、ただいま。
少女は祖母と2人暮らしだった。
サブは少女と暮らし始めた。
まさかこんな風になるなんて…。

律子のこと、平尾の殺害。
何だか遠い昔の出来事のような気がした。

サブはいつものように少女と一緒に歩いていた。
たわいもない会話はサブに心の安らぎを与えてくれた。
ねえ、ずっと一緒にいてくれる?
ああ、良いよ。
そうだ、このままこの子と一緒に暮らして行こう。


しかし、その道の向こうにマリーとワタやんの姿があった。

終わり

マリーの事件簿 屋台物語

今日も寒い日だった。
博多の観光名物のひとつ屋台。
健太はこの屋台に勤めてもう3年の月日が流れていた。
調理師専門学校を卒業したけど、就職も決まらないまま
友達に誘われて、この屋台で働き出した。
右も左も分からない状態で、屋台の隅で焼鳥焼いたり、皿洗いしたり
雑用係だった。
屋台も雑用係から、真ん中でお客さんを相手をするセンターまで
それぞれの位置が決まっているのである。
健太が勤める屋台は商業施設キャナルシティの近くで観光客らで賑わっている人気店だった。
初めてセンターに立たせてもらった時は緊張したものだった。
健太はもともと無口な男であったが、整った顔立ちからか客受けは良かった。
近頃では、健太がセンターに立つのが当たり前になっていた。

ある時、健太にとって、転機が訪れた。
観光会社のコマーシャルが健太の屋台で撮影されることになったのである。
タレントが出演する後ろで健太がラーメンを作ると言った設定だった。
撮影用の屋台の制服も支給され、撮影は始まった。

不器用な健太はただただラーメンの麺のお湯切りをしていた。
撮影の間、ずっとラーメンの湯切りだけをしていた。
撮影は終わった。
健太は何がどう撮影されているのか?分からなかった。

春になりCMは流れた。
女優イチゴの後ろでラーメンを作っている健太が映っていた。
家族は大笑いして見ていたが、ネット社会。
後ろでラーメンを作っている健太にツイッターなどで人気が出て来た。
健太目当てに来る客も少なくなかった。

今日も忙しい日だった。
珍しく1人の女性が入って来た。
健ちゃん、久しぶり!
あっ、イチゴさん!
どうしたんですか?ひとりなんですか?
うん、ちょっとこっちで仕事が入って、お忍びで健ちゃんの顔を見に来ちゃった。えへっ♪
はい、ビールとオデン。
僕の奢りっす。
わっ、ありがとう!
うん、美味しい!

私、実は仕事降ろされちゃって、落ち込んでいたの。
次から次に若い子が出て来て、私なんてお払い箱なのよ。
大丈夫っすよ。
イチゴさんお綺麗ですから、まだまだ行けますよ。
まだまだって何よ!
え?俺、何か悪い事言ったっすか?
ありがとう!
おかげで元気が出たわ。
イチゴさん!
また来て下さいね。

今日も博多の屋台は観光客で賑わっていた。

マリーの事件簿 屋台物語 その2

こんばんは〜♪
寒いですね。
今回の物語は読み切りのショートのつもりだったのですが…。
続きをきなくちゃいけなくなりましたね。(^^;;

イチゴはキャナルシティの劇場で主演を務めていた。
おおっ、ロミオ〜♪
どうして貴方はロミオなの?
碧い瞳、白い頬…。
私はあなたに身も心も奪われてしたったわ。
愛するロミオ!
私を奪って逃げて頂戴!
おおっ!愛しのジュリエット!
さあ、一緒にこの町から逃げ出そう!

カーット!
ダメダメ!
イチゴくん、そんな演技じゃ上演出来ないよ!
そんな事じゃ、ヒロインのキャストを代えないと
いけないなぁ…。
待って下さっい!
私、頑張りますから、どうか役を降ろさないで下さい…。
んじゃ、最初からやり直し!

舞台稽古が終わり、みんな愚痴をこぼす。
あ〜あ…やってらんねーよな!
ミタラさんも、なんだかんだいったて、イチゴを
外さないしね。
俺は絶対まゆみちゃんの方がヒロインに向いてるって思うんだけどな…。
しっ!聞こえちゃうよ!
良いんだよ!本当の事なんだから!
イチゴは悔しかった。
新米の役者からも、貶されて泪が出て来た。
イチゴは演出家のミタラ•コウカイに見出され
数々の舞台やドラマに出演していた。
しかしここ最近は落ち目になっていた。
舞台もミタラの演出だけになっていた。
正直、イチゴとミタラは良い関係になっていた。
しかしそのミタラの演出でさえ、外される舞台も
増えて来た。

午後の練習に参加すると
あーっ君はもう帰って良いよ!
この役はまゆみくんに演ってもらう事にしたから!
えー!
そんな…。
イチゴは涙が止まらない。
正直、ミタラとの関係も上手くいっていない…。
ミタラは若手のまゆみに乗り換えるつもりの様だった。
イチゴは悔しくてたまらなかった。

その夜、演出家のミタラ•コウカイが何者かによって
殺害された。
本部から科学特殊捜査のワタやんとマリーが捜査に
加わった。
っと言うと…。
主役のイチゴさんが主役を降ろされた日にミタラさんは
殺されたんですね。
はい、そうです。
ワタやん、やっぱりイチゴが犯人なんでしょうか?
さあね。
それじゃ、俺達がワザワザ出向くまでもないだろう?
じゃ、事件はもっと深い何かが潜んでいると?
それは俺には分からないよ。
なんで俺達が呼ばれたんだか…ね?
と言いつつも、ワタやんは博多に来られて満更でもないない
様子だった。


イチゴはシーホークホテルに泊まっていた。
福岡ドーム、今はヤクオクドームと命名されているドームの横にある
ホテルである。
海が見え、反対側は福岡市内が見渡せる
とてもお気に入りのホテルだ。
あの日、舞台を降ろされて、悔しくて情けなくて人生が嫌になって
しまっていた。
気が付くと、コマーシャル撮影で知り合った屋台に顔を出していた。
あの若者との会話で少し元気が出てきた気がした。
もうミタラとは決別するつもりだった。
朝、起きてみるとミタラの殺害事件。
信じられなかった。
そして自分がもっとも疑われる立場にいることに気付いた。
冗談じゃないわ。
犯人が捕まらないと私が疑われちゃうじゃない!

ワタやんとマリーは演出家ミタラについて調べた。
ワタやん、このミタラって言う演出家はかなりの曲者ですね。
ああ、そしてかなり多くのもにから恨まれている。
犯人をイチゴだと決め付けるのは早いぞ!
そうですね。

マリーは科学特殊捜査に入って、ワタやんとのコンビが続いている。
何だか映画の相棒のみたいだわ。
んじゃ、ワタやんが左京さん?
ちょっとイメージが違うわね。
マリーはひとりでくすくすっと笑った。
ん?
何が可笑しいんだ?
ワタやんは無骨だが、捜査一筋で頼りなる先輩だった。
そしてマリーには何処となく優しかった。
マリーは人の心が読めるのであった。

戸田とし子は室見川の湖畔で渡り鳥を見ていた。
ここには沢山の渡り鳥がいる。
そして人懐っこく、市民のみんながやるパンなんかを飛びながらキャッチして
食べるのである。
とし子はベンチに座って、そんな風景を楽しんでいた。

とし子は女優に憧れて、ミタラ劇団の門を叩いていた。
俳優養成学校を出て、ミタラ劇団に入ったのだった。
そしてイチゴの演技に憧れた。
あの人の演技にはなんとも言えないオーラが出て
見る人の心に語りかける物があった。
でも、ここ最近そのオーラが薄れて来ているのも事実だった。
とし子が見ても、今回のイチゴの降板は仕方ないような気がした。

その時、見知らぬ2人が声をかけて来た。
戸田とし子さんですね。
え?どちら様でしょう?
私はこう言う物です。
ワタやんは手帳を見せた。
警視庁科学特殊捜査研究所…?
警察の特殊部隊です。

ちょっとお話をお伺いしたいのですがよろしいですか?

姫野ココロは、演出家を目指していた。
ミタラの助手をしながら、演出、脚本を勉強していた。
しかし最近は自分の脚本をミタラ本人の本として、勝手に使われていた。
初めは自分が書いた本を使ってくれるだけで感激だったが、最近は勝手に使われるのも面白くない。
昨夜もココロはミタラに抗議した。
もう勝手に私の本を使うのはやめて下さい!
ちゃんと私の名前を出して下さい!

ほう…。
言いたい事はそれだけかね?
散々私に世話になっていながら、私にそんな事が言えるのかね?
良いんだよ。
何処へでもバラしても構わないよ。
だれも相手にしてくれるところは無いだろうけどね。
それにその時は、この写真をバラ撒かせてもらうよ。
そ、その写真は…。
それはミタラによって辱められた時の写真だった。
卑怯だわ!
ココロは、許せなかった。
憧れていた先生がこんな男だったなんて…。
ワハハハハハ。
さあ、話が済んだら、さっさと帰えってくれ!

ワタやんとマリーは調べれば調べるほど、ミタラは酷い奴だった。
あんな奴殺されて当然よ!
本当に酷いやつだわ。
む〜ん、そうだな。
しかし我々は犯人を捕まえるのが仕事なんだ。
兎に角犯人を探し出そう!

マリー犯人について何か感じるものはないか?
マリーは神経を集中させた。
マリーは特殊な能力を持っていた。
ミタラに恨みを持っている者…。
イチゴにココロにもう1人強い憎しみを持っているもの を感じるわ!
きっとその人が犯人に間違いないわ。

誰なんだ?
その強い恨みを持っているもの人物は!
それは…。

マリーの事件簿 屋台物語 完結編

みなさん、ご訪問ありがとうございます。
屋台物語も完結編です。
読んでくれてありがとうございます。
感想などコメントもらえると嬉しいです。


本当にミタラは最低ですね。
もっと最低な出来事が…。
って、まだ考えていません。(^^;;

福岡市西区と早良区の間を流れる室見川。
とし子さん、ミタラを殺害した犯人をあなたは知っていますね。
あなたはミタラから次のヒロインはあなたにすると持ちかけられ
ミタラから抱かれた。
色々甘い言葉を言われて、その気になった。
しかし蓋を開けてみるとヒロインはまゆみさんだった。
あの日、あなたはミタラに抗議しに行った。
その時、ココロさんとの会話を聞いたんだ!
そしてミタラの本性を知った。
ココロさんが出て行った後、入れ替わりにミタラの部屋に入った。

ミタラさん、あなたって人は…。
脚本も他人のを使っていたなんて…。
ははははー!
だれかと思えば、とし子じゃないか!
まさかお前までヒロインになれなくて、文句を言いに来たんじゃ無いだろうな?
まさか本気でヒロインになれるとでも思ったのか?
お前みたいな田舎娘が俺様の舞台のヒロインに本気で…?
ワーハハハ…。
これは愉快だ!
俺様は田舎娘のお前が哀れで、親切心で抱いてやったんだぜ!
お礼こそ言われても、文句を言われる筋合いは無い!
お前も、さっさと帰れ!
俺は今日は機嫌が悪いんだ!
それともまた抱いて欲しいのか?
イーヒヒヒ!
それなら話は別だ!
ミタラは、とし子の腕を掴んだ。
や、止めて!
イーヒヒヒ!
抵抗しても無駄だ!
とし子はミタラに押し倒された。
ヤ、ヤメテー!

ミタラはとし子の服を引きちぎった!
そしてミタラの手がとん子のスカートの中に…。
ヤメテーッ!
ひーひひひ
無駄だ!無駄だ!
本当は嬉しいんだろ?
ひーひひひ!
イヤーッ!
誰か!誰か助けてーッ!
その時だった!
ゴンッ!
ウッ! 誰だ!
あ、あなたは…。
ココロさん!

ミタラ!
お前はなんてエゲツない奴なの?
許せない!
痛いじゃないか!
ココロ!何しに戻って来たんだ!
そんな棒で私に勝てるのか?
そうね。
するとココロはバッグの中かは鋭い刃物を取り出した。
き、貴様!
恩を仇で返すのか?
恩ですって?
いい加減な事を言わないで!
なんだとー!
ミタラは椅子を投げココロに襲いかかる!
キャッ!
ココロの手から刃物が落ちた!
俺を殺そうとは良い度胸だ!
キッチリ後悔させてやる!
ミタラはココロの首を絞めた!
あぐうううううっ
とし子は落ちた刃物を拾い
ヤメテー!と叫んだ!
ミタラが振り向くと、とし子が持った刃物がミタラの脇腹に刺さっていた。
とし子…。
ミタラは崩れ落ちた。
ひっ…。
とし子は自分がしたことに呆然と立ちすくんでいた。
私なんて事をしてしまったの?

あなたは悪くない!
さっ行きましょう!

とし子とココロはその場から立ち去った。

室見川、とし子は鳥たちを見ていた。
そして自首する覚悟を決めていた。

その時、ワタやんとマリーが現れたのだった。

そう、話してくれてありがとう。
とし子はマリーたちに付き添われ自首した。

ワタやん、今回の事件はなんとも言えない事件でしたね。
ああ、殺されたミタラは酷い奴だった。
しかしこの業界にはミタラのような奴はたくさんいる!
芸能界とは、そう言うところなんだ。
迂闊に憧れだけで入り込む世界じゃない。
それなりの覚悟を決めて入らないと酷いことになってしまう。
そうね。
私も芸能界に入らなくて良かったわ。
入りたくても入れないけどな。
あ、ワタやん、酷い〜♪
アハハハ。

ワタやん、ラーメンでも食べに行きましょうか?
ああ、なんでも美味い屋台があるらしいぞ!
マリーとワタやんは屋台街へと消えて行った。

終わり

ワタやんとマリーは
ワイドショーを見ていた。
あれ?
あの女優のイチゴ、プロ野球選手と結婚するらしいぞ!
えー?
羨ましいなぁ。。。

マリーはワタやんを見つめた。
お、お前、なに見てんだよ!
なんでもな〜い

続きを読む

「怪盗Rの挑戦状」

みなさん、ご訪問ありがとうございます〜♪

暑日が続きますね。って、暑すぎるよね!

さてさて、物語のストーリーが何も浮かばない…。(ー ー;)

こう言う時は、何も考えないで書くことにしました、

「怪盗Rの挑戦状」

真夏の暑い日だった。

現金輸送車が襲われた。

ここ数日立て続けである。

そしてそれらは一つの共通点があった。

それは現場に怪盗Rのカードが残してあったのだ。

「怪盗R!またも現金強奪!」

マスコミは挙って怪盗Rを取り上げた。

そして警察の不甲斐なさを叩いた。

「ワタやん、またまた怪盗Rがやりましたね。」

マリーが所長のワタやんに言った。

ここは特殊科学捜査研究所、警察で手に負えない難事件が持ち込まれる

警察の特殊捜査機関なのである。

ここには特殊能力を持ったもの達が難事件を解決していた。

マリーはこれまでに数々の難事件を解決していたのである。

「おい、他人事のように言ってられないぞ!

ついに怪盗Rの事件がここに持ち込まれた。

マリー、怪盗退治だ!」

ワタやんがマリーに言った。

ワタやんとマリー、最近ではすっかり名コンビになっている。

詳しい事は「マリーの事件簿」をお読み下さい。

怪盗R!鮮やかな手口!

大掛かりな犯行!

「盗人のくせに、世間では怪盗Rの人気は凄いな。」

怪盗Rの犯行が報じられる度に世間は沸いた。

「ワタやん、怪盗Rについて徹底的に調べましょう。」

「ああ、義賊の化けの皮を履いでやろう。」

ワタやんとマリーの名コンビが怪盗Rに挑む!

マリー達は怪盗Rを捕まえることが出来るのであろうか?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

涼子は孤児院「たんぽぽ」のスタッフをしていた。

ここは涼子が育った施設だった。

しかし孤児院の設備は古く粗末だった。

そして親から見てられる子供達は年々増加している。

それに対して国からの補助は微々たる物だった。

これでは施設は運営出来ない。

多くの孤児院は閉鎖寸前だった。

しかしそこに救いの手が差し伸べられたのである。

R財団と言う謎の組織が全国の孤児院の支援を内密で行っていた。

その支援で施設はなんとか運営出来ているのであった。


ワタやんとマリーは、怪盗Rの次の犯行を予測していた。

マリーは眼を閉じ、瞑想に入る。

そしてマリーの目にある光景が映った。

それは5日後の四菱銀行から運ばれる現金輸送車が襲われる光景だった。

「ワタやん、分かりました。4日後深夜、東京丸の内で現金輸送車が襲われます。」

「そうか!よし、本部に連絡して、厳重体制を引こう!」

早速、警視庁本部に連絡し、厳重体制が引かれ、怪盗R退治の計画が練られた。

4日後、涼子は元孤児院の仲間達と計画を練った。

「ノブ、カズ、準備は良いかい?」

ノブオとカズオは涼子と同じ孤児院で育ち、涼子を姉のようにしたっていた。

マスコミで華々しく飾り報じられている怪盗Rだが、実態は華々しさは全く無かった。

ノブオは、現金輸送車のコースを下調べしていた。

「涼子さん、今回は何だかちょっとおかしいですぜ。」

ノブオが涼子に言った。

「何がおかしいの?」

「何がと言われても困るんですが、何と無く今回は、嫌な予感がするんです。」

「しかし期限までに借り入れを返済しないとこの施設は潰されてしまうわ。」

涼子達は犯行を行うことにした。

そしてマリー達は現金輸送車のコースで怪盗Rを待ち構えていたのである。

その時

「大変です!別のところで現金輸送車が襲われました!」

「何ですって?」

そんな馬鹿な…。

怪盗Rはマリー達の警備をあざ笑うかのように、同時刻に他の現金輸送車を

襲っていたのだった。

そして現場には怪盗Rのカードが舞っていた。

「クソ!やられたな。」

ワタやんがマリーの肩を叩いて言った。

マリーの目がキラリと光った。

マリーと怪盗Rの対決は始まったばかりなのである。

つづく



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「怪盗Rの挑戦状…その2」

みなさん、ご訪問ありがとうございます〜♪

暑くて暑くてたまらないですね。

昨日、配達先で冷やし中華セットを食べて来ました。

冷やし中華と焼飯、中華スープのセット!680円!

お腹一杯になりました。

そして家に帰ると、晩飯は冷やし中華でした。

勘太さんは、黙って冷やし中華を食べました。(ー ー;)

暫くは冷やし中華は食べないで良いです。


「怪盗Rの挑戦状…。その2」

特殊能力を持った者達が難事件を捜査する特殊科学捜査研究所。

マリー達は怪盗Rの事件を追っていた。

マリーは念じ怪盗Rの次の犯行を予測し、厳重体制を敷いて怪盗Rを待ち構えていたのである。

しかし怪盗Rはマリー達をあざ笑うかのように、同時刻に他の現金輸送車を襲っていたのである。

マリー達は襲われた現金輸送車の現場へと向かった。

マリーは残された怪盗Rのカードを手にして、じっと念じた。

このカードからは、とても悲しい気が感じられる。

そしてもっと深く入り込もうとすると強いカードが掛けられていた。

怪盗R、もしくは怪盗R一味も特殊能力を持った者達に違い無かった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

涼子は記憶に無い幼い頃から孤児院「たんぽぽ」で育った。

親の顔も知らない。

涼子と言う名前は園長先生が付けてくれたのである。

「たんぽぽ」それは小さな小さな孤児院。

しかし園長先生は優しく、とても暖かい施設だった。

涼子が小学1年生に上がる頃、カズオとノブオがそれぞれ「たんぽぽ」に預けられて来た。

その時から、2人は涼子に懐いていた。

何をするにしても3人は一緒だった。

カズオとノブオは頭が良く、孤児院と言うハンディキャップを克服しながら

就職して施設を旅立って行った。

2人は今でも施設に仕送りをしていた。

涼子は介護士の資格を取り、そのまま「たんぽぽ」の施設に残り、年老いた園長先生の手伝いをしていた。

しかし孤児院の運営は苦しく、銀行から借り入れも限度一杯にになり、返済に追われていた。

園長先生は言った。

「涼子、すまない…。私はこの孤児院を閉める事にするよ。今週中に銀行の借入を返済しないと

この施設は閉鎖されてしまう。子供達もバラバラだ。

しかし、もうこの施設には返済するお金が残っていないんだよ。

涼子、本当にすまない。」

年老いた園長先生は泣きながら涼子に話した。

「そんな!駄目よこの施設を閉じるなんて!

お金は私が何とかするわ!絶対この施設は閉じちゃ駄目よ。」

しかし涼子にはどうする当ても無かった。

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風俗とかで働けば、お金になるのかしら?

銀行には一千万もの借入があり、毎月20万もの返済しないといけなかった。

銀行に相談しても、行員は冷たかった。

「困りましたねぇ。お宅にはこれまでも返済は憂慮して上げてたんですよ。

お宅の施設の抵当に入っている土地は資産価値があります。

施設を閉じられて、施設を開け渡されたら借金は消えますよ。

私はそちらの方を進めます。」

銀行員は眼鏡を上げながら冷たく言った。

「待って下さい!施設を閉じるなんて!子供達はどうなるのです!」

涼子は、銀行員に訴えた。

「さあ、私には何とも言えませんね。」銀行員はなおも冷たかった。

涼子は銀行に憤りを憶えた。

涼子はノブオとカズオに相談した。

「涼子さん!風俗とかで働くは絶対駄目ですよ!」

ノブオが言った。

「じゃ、どうすれば良いの?」

「お金のある所から奪えば良いんだ!」カズオが言った。

3人には幼い頃から、それぞれ特殊な力が備わっていた。

小さな物を動かしたり、夢に見た事が現実に起きたり、物が透けて見えたり…。

そしてそれは3人揃うことで、相乗効果を発揮し力は強まって行く。

小さな時から3人揃うと、不思議な現象が起こった。

ある日、ノブオが好きだった子が自殺した。

ノブオは泣いた。

涼子もカズオもノブオと共に泣いた。

その時だった。不思議な感じが3人を包み、気が付くと3人はその子が自殺する日に戻っていた。

「どう言う事なの?」涼子はノブオとカズオの顔を見渡した。

兎に角自殺を止めよう!

彼女は男に騙され、妊娠してしまい自殺しようとしていたのであった。

3人は男を見つけ出し、彼女を守るようにさせた。

ノブオは失恋した訳だが彼女は助かった。

そんな不思議な現象が度々起こっていたのである。

涼子達は銀行の現金輸送車からお金をもらう事にした。

涼子達は犯行の意識を薄らせる為に、奪うではなく、貰うと言う事していた。

3人は計画を練り、現金輸送車を襲った。

特殊な能力で警備員を眠らせ、鍵を開けさせ、誰も傷付ける事なく見事に現金を奪い去ったのである。

そしてノブオがRのイニシャルのカードを置いた。

こうして怪盗Rは誕生した。

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つづく


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「怪盗Rの挑戦状…。その3」

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

怪盗Rとマリーの対決!

その攻防は激しさを増した。

お互い一歩も引かない息詰まる戦い。

初めから読みたい方はこちらから→「怪盗R」

「怪盗Rの挑戦状…。その3」

怪盗Rの犯行は上手く行った。

人を傷付けることなく、現金を強奪、いや貰う事が出来た。

これでひとまず施設は閉鎖を免れた。

しかし同じような施設は沢山ある。

それを全て救済していたら、幾ら資金があっても足りない。

それでも、各施設から救済を乞う電話はかかって来る。

どこも「たんぽぽ」と同じように返済に追われているのだ。

涼子はいたたまれず、同じ犯行を繰り返した。

涼子は銀行に対しての復習心もあったのかも知れない。

ノブオが残したRのイニシャルのカードにより

世間では怪盗Rと言って騒がれ始めた。


そしてあの犯行の時だった。

ノブオが今回は嫌な予感がするから、止めた方が良いと言った犯行の時だった。

しかし涼子はノブオの制止を振り切って犯行を強行した。

それがあんな事になろうとは…。

何時ものように現金輸送車のコースを熟知!

人通りが無いカーブに差し掛かった時、怪盗R一味が現金輸送車を止めた。

そして警備員を特殊能力で眠らせ、何時ものように鍵を開けさせた!

その時、パッと周り一面が明るくなった!

警察の集団に取り込まれてしまった。

計画が漏れていたのだ!

何故?

どうして分かったの?

そこにマリーとワタやんが現れた。

「怪盗R!観念するのね!」マリーが言った。

「我々は特殊科学捜査研究所の者だ!お前達の動きは

科学的捜査でお見通しなんや!」ワタやんが叫ぶ!

「クソー!捕まってたまるか!」

カズオが飛び出した。

「待てー!止まらないと撃つぞ!」

バンッと銃声が響いた。

カズオが倒れる。

「カズオー!」

涼子とノブオがカズオの元に駆け寄る!

「駄目だわ…。カズオ…。」

そこに網が被され、身動き出来ない!

「チクショー!」

涼子の声が闇夜に響いた!

カズオが死んだ。

涼子は泣いた!泣き叫んだ!

と、その時…。

3人の姿が消えた。


涼子たちは突然、タイムスリップしてしまい犯行の前日に戻ったのだった。

犯行前日…。

「涼子さん、今回はちょっとおかしいですぜ!」とノブオが言った。

ここにタイムスリップし、戻って来たのだった。

言ったノブオが、

「おおっ!戻っている!」叫んだ!

カズオも生き返っていた。

「みんな、戻れたのね。良かったわ…。」

涼子は涙ぐんでいた。

「しかし見事にやられてしまったわね。

あのマリーと言う捜査官、絶対許せないわ!」

「涼子さん、やっぱり今回は止めましょう!」とノブオが言った。

「いや、やられっ放しじゃ悔しいわ!

あのマリーとか言う捜査官に一泡合わせてやろうじゃ無いの!」

涼子たちは計画を練り直した。

そして犯行時!

マリー達は現金輸送車のコースで怪盗Rを待ち構えていたのである。

その時

「大変です!別のところで現金輸送車が襲われました!」

「何ですって?」

そんな馬鹿な…。

怪盗Rはマリー達の警備をあざ笑うかのように、同時刻に他の現金輸送車を

襲っていたのだった。

そして現場には怪盗Rのカードが舞っていた。

2014072722501222d.jpg


「クソ!やられたな。」

ワタやんがマリーの肩を叩いて言った。


「涼子さん、今回は上手く行きましたね。」

ノブオが言った。

「カズオも生きているしね。

しかしあのマリーと言う捜査官、きっとまた私達の前に立ちはだかるわね。」

涼子はマリーの力を肌で感じていた。

しかしマリーの捜査は思った以上に涼子たちに近づいていたのである。

そしてジリジリと涼子たちを追い詰めて行くのであった。


つづく


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怪盗Rの挑戦状…。その4

みなさん、ご訪問ありがとうございます

怪盗Rに立ち向かう特殊捜査研究所のマリー。

マリーは特殊能力を秘めていた。

しかし怪盗Rは時間を巻き戻す事が出来るのであった。

マリーと怪盗Rの闘いはどうなるのか?


初めから読みたい方はココから「怪盗R」



「怪盗Rの挑戦状…。その4」



特殊科学捜査研究所

マリーは怪盗Rを追っていた。

予知夢により、怪盗Rを追い詰めた筈だった。

しかし怪盗Rは現れず、他の現金輸送車が襲われていた。

何か変だ!

こんな事は今まで1度も無かった。

そしてここ数日の違和感!

何だか1度経験した事があるような感覚に襲われている。

ひょっとして同じ時間を繰り返している?

そんな馬鹿な事が起こる筈は無い。

マリーは瞑想に入った。

心を無にする。

意識を遡る!

記憶の中の時間が巻き戻される。

深夜の東京丸ノ内、現金輸送車に怪盗R一味が襲い掛かる。

待ち受けていた私たち警察が怪盗R一味を取り囲み

怪盗Rの一味の1人を射殺した。

そしてアミを掛け怪盗R達を捕らえた瞬間、怪盗R一味が消えた。

そして…。

ウァアアア…。

時間が巻き戻される!

何と言うことなの?

時間が巻き戻されている!

怪盗R!

時間を操ることが出来るの?

遂にマリーはハッキリとタイムスリープの事実を突き止めた。

マリーは、ワタやんに報告した。

「そ、そんな時間が巻き戻る何て事が本当に起こり得ることなのか?」

ワタやんは信じられないと言った口調でマリーに言った。

「これじゃ、幾ら捕まえても、また時間を巻き戻られるんじゃ無いのか?」

マリーはこの時間の巻戻りにどう対応して行くのだろうか?


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「怪盗Rの挑戦状…。その5」

みなさん、ご訪問ありがとうございます〜♪

怪盗Rとマリーとの闘い。

タイムスリップとか出て来て、段々複雑になって行っています。

さてさて、今後の展開は…?


初めから読みたい方はココから「怪盗R」

「怪盗Rの挑戦状…。その5」

マリーは考えていた。

時間の巻戻り…。

そんな事が本当に起こり得る物なのだろうか?

本来はタイムスリップして時間を遡っても、その世界の時間は進んで

戻った者だけが消えてしまうか?

そのまま時間が経過して、その世界はそのまま進んで行くはず。

私の記憶の底に時間を戻ったと言う記憶が残っていると言う事は、この世界その物も

時間が戻ってしまったのか?

怪盗R一味と私だけが戻ってしまったのか?

それは私には解らない。

しかしマリーはこの事件をきっかけにタイムスリープ出来るようになろうとは

本人も気付いていなかった。

その時、ワタやんが飛び込んで来た!

「マリー、大変や!

怪盗Rの奴が予告状を出して来やがったぜ!」

〝怪盗Rモナリザを盗みに参上!″

なんと言うことだ!

今、ルーブル美術館の好意により、あのモナリザが日本にやって来ていた!

展示されている国立美術館はモナリザを見ようと言う人で連日長蛇の列だ!

そのモナリザを盗むなんて!

もし本当に盗まれたら世界的大問題だ!

日本の立場は無くなってしまう!

これは絶対阻止しなければならない!

モナリザを絡んでマリーと怪盗Rの闘いが始まった。


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怪盗Rの挑戦状…その6

みなさん、ご訪問ありがとうございます〜♪

ちょっと忙しく更新出来ませんが、頑張って少しだけ…。

初めから読みたい方はココから「怪盗R」

「怪盗Rの挑戦状…その5じゃ無くて6」

科学調査研究所

マリーは怪盗Rの狙いを考えていた。

世界的に有名なモナリザ、恐らく世界一有名な絵画である。

盗むのも世界一困難な筈だ。

しかも優秀な日本の警察が厳重体制を敷いている中、モナリザを盗むなんて不可能だわ。

しかも盗めたとしても、あまりに有名過ぎて、売ることは出来ないはず。

それなのに怪盗Rは、何故モナリザを盗もうとするの?

何故予告状を出したりするの?

怪盗Rの挑戦?

誰に何のために挑戦すると言うの?

マリーは瞑想を続けた。

すると怪盗Rの意外な真実を見つけたのだった。

「なる程…。そう言う訳だったのね。」

マリーは怪盗Rの真実を知った時、涙が止まらなかった。

怪盗Rの真実とは何なのか?

それは…。


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怪盗Rの挑戦状…最終回

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

怪盗Rの真実とは一体何なのか?

マリーは瞑想によって何が分かったのだろうか?

マリーの涙の訳は…?

今明かされる怪盗Rの真実!

初めから読みたい方はココから「怪盗R」


怪盗Rの挑戦状…最終回 〜怪盗Rの真実〜



涼子は、窓の外を見ていた。

怪盗Rとして、犯罪を重ね現金を手にして、やっとこの孤児院は

金策に走り回らなくて済んでいた。

しかし気になるのは園長先生だった。

高齢の園長先生はここのところ体調を崩され、寝たきりの生活が続いていた。

ある時、涼子は園長先生に呼ばれた。

「涼子…。実は大切な話がある。

私はもう長く無い。

私が息を引き取る前に、お前に話しておかなければならない事がある。

涼子、ここのところ世間をに義わかせている怪盗Rはお前じゃろ?

全く困った子じゃ。

しかしこれも血と言う物かも知れんな。」

園長先生は、ポツリポツリと話し出した

「お前の父さんのことじゃ。

実は私とお前の父さんとは親友じゃったのだ。」

涼子には父の記憶は無かった。

殆ど記憶に無いほど幼い頃からここの孤児院に預けられていたのだ。

ただ夢の中に出て来る父は優しく微笑んでくれていた。

園長先生は話を続けた。

「お前の父さんは全てにおいて天才だった。

しかしその才能をお前の父さんは悪い方に使ってしまったのじゃ。」

《怪人28面相!またまた予告通りダイヤを強奪!警察は為す術もない無し!》

「お前の父さんは、怪人28面相と称して、あらゆる盗みを働いた。

そしてそれは面白いほど上手くいた。

お前の父さんは天才だった。

そしてルーブル美術館から、あのモナリザの絵が初めて海を渡って日本に来たのだ。

天狗になっていたお前の父さんは、モナリザを 盗む予告状を出した。

お前の父さんにとってそれはゲーム見たいな物だった。
 
警察は厳戒体制を敷いた。

しかしお前の父さんにとっては赤子の手を捻るような物だった。

お前の父さんはモナリザを盗むのに成功したかに思えた。

そこに立ちはだかったのが、名探偵明智小太郎だった。

お前の父さんがモナリザを抱えて出て来たところを明智小太郎が率いる

警察隊が待ち構えていた!

お前の父さんは命辛々逃げて来た。

それ以来、怪人28面相の前には事ごとく明智小太郎が立ち塞がった。

お前の父さんはまるで人が変わったかのように荒んで行った。

そんなお前の父さんを救ってくれたのがお前に母さんだった。

お前のお母さんは全てを分かった上で、お前の父さんを愛して支えてくれた。

ふたりは幸せなひと時を過ごした。

しかし幸せは長く続かなかった。

お前の母さんはお前を産んで直ぐに亡くなってしまった。

お前の父さんは泣いた。涙が枯れるほどなきつくした。

そして泣き尽くした時、お前の父さんはお母さんの笑っている笑顔が浮かんだのだ。

お前の父さんは、私にお前を預け、最後の勝負に出た。

あるデパートで展示されている、世界最大のルビーを狙ったのだ。

しかしまたしても明智小太郎に阻まれ、そのまま行方知れずになって

しまったのじゃよ。」

園長先生は息も絶え絶えにお父さんの事を話してくれた。

まさか私のお父さんが、あの有名な怪人28面相だったなんて…。

「涼子、いや怪盗R!

あのモナリザをお前が奪えば、きっとお前の父さんも姿を現すかも知れん。」

園長先生は最後の力を振り絞って、言った。

と、その時だった!

「そこまでだ!怪人28面相!

こんな処に隠れていたとは、全く気が付かなかったぜ!」

なんと!ワタやんがマリーと一緒にドアを破り乗り込んで来た!

「あっ!お前は明智小太郎!」

そう言うと、園長先生は立ち上がり顔を剥がした!

「あっ!あの時の銀行マン?」

え?え??どうなっているの?

涼子は狼狽えるばかりだった。

そう、涼子が銀行に行った時に冷たく断わった銀行マン!

それも怪人28面相だったのである。


「ワシは明智小太郎だ!今は捜査上、渡辺金之助、通常ワタやんと呼ばれている。

そしてお前が園長先生と慕っていたのは、怪人28面相!お前の父親だ!

こいつは園長先生になりすまし、実の娘を怪盗にしたて上げようといている

悪人や!」

「じゃ、私がずっと園長先生だと思っていたのは、怪人28面相!

私のお父さんだったの?」

涼子は、何がなんだか信じられなかった。

「そしてこの孤児院の経営が苦しいように装い、お前に怪盗への道を歩ませたのや!

銀行の融資打ち切りも、こいつの仕業や、

他の孤児院からの電話もこいつが仕組んだ物やで!」

「そうよ!私はこの真相を知った時、あなたが実の父親に騙されていて

哀しくて涙が出たわ!」

「そしてあなたが弟のように可愛いがっていたカズオとノブオも怪人28面相が

幼い頃から仕込んでいたのよ。」

マリーが涼子に言った。

「さあ、怪人28面相!そして怪盗R!観念するのね!

外には大勢の警察官が取り囲んでいるわ!

逃げる事は不可能よ!」

「ふふふふ…。色々教えてくれて、ありがとう!

でも、私は捕まる訳には行かないわ。」

そう言うと涼子の姿は消えて行った。

「あっ!消えた!」

ワタやんが驚きの声を上げた!

怪盗Rは、何処に行ってしまったのか?

またタイムスリップしてしまったのだろうか?

マリーは特殊能力を使えば、追えない事は無かったが

今回は敢えて、追って行かなかった。

怪盗Rとは、またいずれ決着を付ける日が来るだろう。

外に待機していた警察が部屋に入って来て、怪人28面相とノブオこと怪盗N、そしてカズオを捕まえた。

「怪人28面相!今度こそ観念するんやな!」

ワタやんは、長年追い続けていた怪人28面相を捕まえられて、上機嫌だった。

真実を知った涼子こと怪盗Rは、姿を消して行った。

あの時の涼子は悲しみと共に凄まじいパワーを秘めていた。

マリーは追って行けなかった。

怪盗Rの悲しみのパワーとマリーの特殊能力がぶつかれば、空間の歪みが生じ

危険な状態に成りかねなかった。

そして怪盗Rと、マリーの闘いは永遠に終わらない。

怪盗R!

いつか捕まえて見せるわ。

マリーの目が光った。

終わり



「マリー!大変や!

あのモナリザにRの落書きがされてるんや!

チクショー!怪盗Rの仕業に違い無いぜ!」

ワタやんが慌てて、科学調査研究所のマリーのいる部屋に入って来て言った。

それを聞いたマリーは何故か嬉しくて笑みがこぼれていた。

そうモナリザの微笑みのように…。


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暖かい絵を描きたいなぁ。

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