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スター誕生

みなさん、ご訪問ありがとうございます。
勘太待望の新作です。

スター誕生物語

なこと由布のいつものお話。

実は私、歌手になりたかったの。
えー?
なこちゃん、歌手に?
うん、アイドルに憧れて、スター誕生にも応募したこともあるのよ。
えーー!


20131212055621c8c.jpg

なこはスター誕生の決勝戦に勝ち進んでいた。
欽ちゃんが司会だ。
さあ、結果発表の瞬間!
プロダクションの札が上がれば、合格です!!
あーっ、残念…。
万歳なしよ…
いや、ひとつ上がっています!
Kプロダクション?
聞いたことがありませんね。
でも、とにかく合格です〜!
おめでとうございます。
なんでそうなるの〜!
欽ちゃんのギャグで番組は終了した。

201312122024157a0.jpg


なこは信じられなかった。
これで、憧れの歌手に…。
アイドルになれるんだ。
なこは涙が止まりません。

じゃあ行くか?
サングラスをした男が声をかけた。
俺がKプロダクションの社長kだ。
はあ、はいよろしくお願いします。

んじゃ、明日、会社に来てくれ
契約やその他、もろもろ手続きがあるから。
期待してるよ。
頑張ってくれ。

ああ…。夢みたい。
翌朝、なこは教えられたプロダクションの会社へ向かった。

この辺の筈なんだけどな…。
と言った瞬間、
なこは凍りついた。
今にも壊れそうなオンボロアパートの一室に
Kプロダクションと看板がかけられている。

20131214052559de7.jpg

ドアをノックすると、
おー、よー来たな。
まーその辺に座ってくれ。
そう言われても、ゴミだらけで座るスペースがない。
なんとかゴミをかき分け座ると
壁にポスターが貼ってあった。

ルビーのペンダント

えー?!!
社長!ひょっとしてルビーのペンダントの寺山勘太ですか?
そうや、寺山勘太や。

20131214183117bc5.jpg

果たしてなこは、歌手になれるのか
寺山勘太と言う人物はいったいどんな人物なのか?

ちょっと事務所と揉めて、独立したんや。
色々揉めてな、違約金やらふんだくられてしもうて一文無しに
なってしもうた。
でも、心配せんでエエで。
絶対俺がお前ば、絶対に売り出しちゃあけん。
お前には、才能がある。
他の奴らは気がつけへんバッテン
俺が磨いてスターにしちゃあけんね。
大阪弁と博多弁が混ざった変なしゃべりかただけど
なこはこの男について行こうと思った。

果たしてなこはこの男について行って
歌手になれるのか?
この寺山勘太と言う人物はいったいどんな人物なのだろうか。

なこ!
曲がかけたで!
この曲で歌謡界に殴り込んだるんや!
え?曲って、社長さんが作ったんですか?
ああ、そうや。
たった今で来たてのホヤホヤやで。
どや、見てみい!

Forever MyLove

カモメが空を飛んだ
私も空を飛んであなたに逢いに行きたい
こんなに切ない想いを
あなたに届けたい
愛はどうしてこんなに苦しいの
あなたの笑顔
あたなの声を
想い出すだけで、胸が裂けてしまいそう

Forever MyLove
私の心はあなただけ
Give Me Your Love
あなたの心が欲しい

なこは曲を見た。
涙が止まらない。
なんて切ない歌なの?
メロディが頭の中で奏でだす。
寺山の才能になこは震えた。
これは絶対にヒットする。
なこは絶対この歌を歌いたいと思った。

どや?この曲は?
社長!素晴らしいです。
ぜひ歌わせて下さい。

よっしゃ!
それじゃ、今から特訓や!

楽譜は読めるやろ?
まず、歌ってみい!
寺山がギターを鳴らした。
なこは心に浮かんで来るメロディを
歌った。

よっしゃ!
エエで!
こらは行けるで!
なこもそう感じた。
歌い終わって、感動して涙が止まらないのだ。
こんな事、生まれて初めてだった。

デビュー曲も決まり
果たしてなこは、デビュー出来るのか?
寺山勘太の秘密が解き明かされる!

次回へ乞うご期待
つづく

※この物語はフィクションです。
たまたま同じ名前、会社等が出ていても
偶然であり、実際とは全く関係ありません。

夢の中の物語でございます。
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スター誕生 その2

待望のデビュー曲が出来た。
なこは期待に震えた。
これでデビューが出来る。

まずは完璧にこの歌を自分のものにするんだ。
良いか、今日から特訓やで!
はい!
しかし寺山のレッスンは厳しかった。

バカヤロー!
何度言ったら分かるんだ!
それじゃ、ただの棒読みだろ!
心がこもって無いんだよ!
もう一回!
もう何度も同じところを繰り返し歌わされている。
なこは涙が頬を伝う。
バカヤロー!泣くのはレコード大賞を取ってからだ!
寺山の厳しい指導は何日も続いた。

社長、レコーディングは、まだでしょうか?
お前、こんな状態でレコードに吹き込んで売れると思ってるんか?
歌謡界ちゅうもんはな、そんな甘いとこや無いんや。

明日からキャンペーンに回るぞ!
え?レコードも出来ていないのにですか?
そや、キャンペーンっちゅうでも
お前の実践レッスンちゅうた方がええかもな。
明日から旅回りや
支度しとけよ。

キャンペーン、旅回り。。。
なこは不安になった。


なこは北海道のキャバレーに立っていた。
誰も聴いていないステージで歌わされている。
酔っ払いの客が身体を触ってくる。
なこは何度も泣いた。
泣いてないて涙が枯れ果てたんじゃ無いのかというくらいに。

これじゃ、歌手と言うよりホステスじゃないの。
この日も歌っていたら、客がお尻や胸を触って来た。
ついに、なこは我慢しきれずにステージを飛び出し
寺山に文句を言いに行った。

もう我慢出来ない!
私は騙されていたんだ!

しかし寺山がいない。
いつもはステージの隅で見てくれているはずなのに
なこは不安になった。
私は置いて行かれたの?
この店に売られたの?

なこは必死で寺山を捜した。
寺山はトイレにいた。
しかし様子が違う。
口から血を吐いていた。

寺山さん!
なこは寺山に駆け寄った。

バカヤロー!
テェしたことはねえ!
早くステージに戻れ!

また寺山さん、血を吐いたの?
あんた死んじゃうよ。
そこにいたホステスが言い残し立ち去った。

俺のことは良いから早くステージに戻れ!

なこさん!
バンドマンのしばいつんくんが呼びに来た。

20131214042642aec.jpg

なこはステージに戻され、歌わされた。
歌どころではなかった。
頭の中は、寺山の事でいっぱいだった。
何をどう歌ったのか覚えていない。
ただただ寺山への想いだけだった。

歌い終わると、あれだけ騒がしかった店がしーんとしていた。
あれ?
どうしたの?

バンドマンのしばいつんが泣いている。
客もホステスもみんななこの方を見ていた。
なこさん、最高っすよ。
みんな、あんたの歌に感動してるんすよ。
それからみんな拍手を贈った。
あれだけ酔っ払いで騒がしかった店が。。。。

そこに寺山が立っていた。
やっと掴んだようだな。
て、寺山さん!
身体は…?
俺の事は良い!
帰ってすぐレコーディングだ!

なこは北海道を後にした。

レコーディングは上手く行くのか?
寺山の身体は大丈夫なのか?
果たしてデビューは?

つづく

スター誕生 その3

みなさん、ご訪問ありがとうございます。
スター誕生物語を読んでくれてありがとうございます。
いよいよ、その3まで来ました。
どう言う展開になって行くのでしょう。



なこは汽車に揺られていた。
沢山のキャバレー周りをしたわ。
もう私はあの頃の私じゃない。
なこは寺山に付いて、まわった旅先の事を思い出していた。

寺山の吐血。
心配で堪らない。
目の前で寝ている寺山は、やはりやつれて見えた。
寺山さんは、大丈夫だと言うけれど、顔色も良く無い。
東京に戻ったら、無理矢理にでも病院に連れて行こう。

そして、キャバレーで歌ったあの時の事を。。。
不思議な気持ちだった。
全然歌った記憶がない。
ただただ寺山のことだけを思っていた。
あの歌には、きっと不思議な力があるのね。

夜行列車は東京へと向かっていた。
なこと寺山の夢を乗せて


東京に着くと、寺山は精力的に動き出した。
知り合いのミュージシャンや各プロデューサーに声を駆け回った。
スタジオでレコーディング。
なこは必死に歌った。
寺山の事だけを想って。


寺山さん、凄い子を見つけて来ましたね。
ミュージシャン仲間だったプロデューサーのNが言った。
バカヤロー曲が良いんだよ。
TVのスカウト番組に出ていた子ですよね。
俺も見てたけど、どうやったらこんなに化けるんですか?
他の奴らは、見かけしか見ていねえんだよ。
もっと心の声を聴かないからわかんなかったのさ。
奴は本物だよ。
もっともっと化けるぜ。
それじゃ僕ものんびりしていられませんね。

よし!OKだ!
なこさん、おめでとう
なこさん、お疲れ様

いよいよ勝負だぜ。
なこ、気合い入れて行くぜ!

なこは寺山が元気になった事が嬉しかった。
あの時は、きっと疲れのせいで体調を崩してたのよ。
思えば、かなりハードな旅だったもの。。。
なこは自分にそう言い聞かせた。
診察の結果もただの疲労性の胃潰瘍で少し安静にしていたら
問題ないって言われたって
寺山さん、そう言っていたもの。

ラジオから寺山のルビーのペンダントが流れて来た。

らいららら〜♪
君の声がする
らいららら〜♪
優しい君に
らいららら〜♪
僕は贈ろう
君が好きなルビーのペンダント

君はうつむいたまま涙を流し
愛してる
離れたくないと言って別れた

僕は君の面影だけを捜し
続けている

らいららら〜♪
君の声がする
らいららら〜♪
美しい君に
らいららら〜♪


なこが1番好きだった曲だった。
その寺山と一緒に夢に向かって走っている
幸せいっぱいだった

なこはスターの第一歩を登り始めた。。。はずだった。

つづく

はずだったとは、何なのか?
このまま順調に行ってほしい。
そう願いながら次回を待ちわびる


スター誕生 完結編

その日、ワタやんは何時ものように防犯パトロールに
出ていた。
ワタやんさん、寒くなりましたね。
同僚の心姫が声をかける。
あれ?ワタやん、泣いているの?

ワタやんはラジオから流れるなこの歌を聞いていた。
あ、心姫さん。
この歌聴くと母ちゃんの事を思い出して
何故か涙が出て来るんだ。
ホント良い歌ですよね。
私は元彼の事を思い出しちゃうわ。

2人ともラジオを聴きながら、涙を流していた。

登校中の子供達がラジオを聴きながら泣いている
中年2人を奇妙な目で見ていた。


ラジオ局にTV局
なこは忙しく駆け回った。
なこの歌は自然と火がついた。
有線でかかり出し、ラジオでも流れるようになっていた。
なこ、次は大阪テレビ局や!
大阪の奴らにお前の歌ば聞かしちゃれ!

寺山は精力的に動いた。
各方面に回り、なこを売り込んだ。
レコード店も回った。
スナックや飲み屋にも回った。
目のまわるほどの忙しさだったが
確実に手応えをつかみかけていた。
ただ最近、痩せ出した寺山の体調が気になる。



りょうちゃんは、両親の介護に疲れ果てていた。
自分の事を犠牲にして、両親に尽くす
そんな生活に疑問を抱えていた時に
なこの歌を聴いた。

お父さんお母さんの想い出
小さい頃の自分を想い出し
何故か涙が流れていた。

涙を拭いた時
お菓子を食べ、電動自転車をこいで
元気いっぱいのりょうちゃんが復活していた。

そう、なこの歌には不思議な力が宿っていた。


なこさん!
やりました!
新人賞にノミネートされましたよ。
新しくマネージャーになったガブリエルが言った。

そう、ガブちゃん、ありがとう。
嬉しいはずの一報なのに、なこは元気がない。
寺山の容態が良くないのだ。
すっかり痩せてしまった寺山。
でも、頑として病院に行きたがらなかった。

俺は大丈夫だ!
心配するな。

と、その時、また吐血してしまった。
ガブちゃん、救急車呼んで頂戴!

オレハダイジョウブダ…。
なこは涙が止まらない。

なこは寺山が診てもらった病院で話を聞いていた。
末期の胃ガンで、もう手の施しようがないことを。

寺山は入院した。
絶対安静である。
チューブに繋がれた寺山。
なこ…。
絶対新人賞取れよ。
うん、絶対取るよ。
だから寺山さん、元気になって
お願いだから元気になって
なこは泣いた。
うわわわわわわ。。。。

オレハダイジョウブダ…。




大晦日。
日本レコード大賞会場。
なこはステージに立っていた。

新人賞レースは激戦だった。
まゆみの「ネコと私のワルツ」
ローズマリーの「可愛い孫」
そしてなこの「Forever MyLove」

歌唱力抜群のまゆみ、シルバー世代に大ヒットのローズマリー
そして人気急上昇のなこ。

それでは日本レコード大賞最優秀新人賞の発表です。
日本レコード大賞最優秀新人賞は
なこの「Forever MyLove」

おめでとう!
なこ殿、あなたは多大な功績を認められて
日本レコード大賞最優秀新人賞を授与します。
なこは幸せいっぱいだった。
これで寺山さんに報告出来る!

受賞の後、なこはすぐ病院に向かった。
寺山さん、やったよ。

病院に駆けつけると…。
寺山は、もう冷たくなっていた。

なこちゃん…。
おめでとう。
プロデューサーのNが言った。
亡くなる直前に寺山さんが書いたんだ。
Nは紙切れをなこに渡した。
そこには震える文字で「ガンバッタナ」と書いてあった。

なこは崩れ落ちて泣いた。
神様、お願いです。
寺山さんを生き返らせて下さい。
お願いです。
なんでもしますから
寺山さんを生き返らせて下さい。
神様。。。。

分かりました。

何処からともなく声が聴こえた。
え?

私は神ではありませんが、あなたの望みを叶えましょう。
その代わり、あなたは何もかも忘れてしまいます。
今までの全ての事が無かった事になります。
それでよろしいですか?

寺山さんが生き返るなら
お願いします。

天から降りてきた魔女は呪文を唱え杖を振った。

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うわああああああ。。。。




なこと由布は仲良し
いつも楽しいおしゃべり

私、歌手に憧れてスター誕生に応募した事があったのよ。
でも、お母さんに反対されちゃってダメになったの。
ふ〜ん。
なこちゃん、歌上手かったっけ?
失礼ね!もう!
ハハハハ〜♪
楽しいおしゃべりはつづく

テレビから寺山勘太の歌が流れて来た。
私、この歌大好きだったの。

なこは何故か涙が溢れ出てきた。
なこちゃん、何で泣いてるの?
ううん、わかんない。
でも、なんだか嬉しい。
そして懐かしい気分なの。
え〜えええええんん。。。
なこは涙が止まりません。

それでは寺山さんの新曲
「Forever MyLove」
歌ってもらいましょう。

寺山が元気に歌い出した。

じっと見つめるなこ
なこの手には紙切れが。。。

THE END


勘太全集「スター誕生」より

スター誕生物語 その後

こんにちは〜♪
スター誕生物語完結編の感動も癒えぬまま
続編をつい書いてしまいました。(#^.^#)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ある日、なこに1通の手紙が届いた。
消印は北海道からからだった。

なこさん、お久しぶりっす。
あの日、なこさんが忘れて行ったブローチを送ります。
自分、なこさんの事が好きだったっす。
頑張って、一流のミュージシャンになれるように
頑張るっす。

それではお元気で…。

え?
どうしてこのブローチが北海道に…?
しばいつんさん??

私は北海道に行ったことないし
しばいつんさんなんて知らない。

気になりながらも、日々の生活中で
なこは手紙のことを忘れて行った。

そう、あの出来事が起こるまでは…。



バンドマンしばいつんは困惑していた。
なこがこのキャバレーを去ってしまってから
ずっとなこの事を想い続けていた。
なこの活躍を心から喜んでいた。
あの日、なこが忘れて行ったブローチ。
それはしばいつんの宝物になった。

返さなきゃいけないと思いつつも
なこの事を想うと手元から放したくなかった。

大晦日の夜。
突然、世の中が暗くなった。
一瞬、停電かと思った。
すると世の中が変わってしまっていた。
新人賞、なこさんが取ったはずなのに
みんなで大喜びしたはずなのに
まゆみの「ネコと私のワルツ」が受賞していた。

そして誰もなこさんの事を覚えている人がいない。
どうなっているんだ?
なこさんの痕跡が全く無くなってしまっていた。
残るのは、ただこのブローチだけだった。

そのブローチでさえ、だんだん記憶が曖昧になって来ている。
なこさんが忘れて行ったのか、他のホステスだったのか…。

しばいつんはなこの消息を捜した。
なけなしの僅かな貯金を下ろし、探偵のいるBARに行った。

俺が探偵のランスロットだ。
良く俺がここにいるって分かったな。
ええ、お客さんが話しているのを思い出しまして。

では要件は何だ?
しばいつんは今までの経緯を話した。
なこがキャバレーにやって来たこと。
そして感動的な歌を歌い
キャバレーを後にしたこと。
そしてなこの活躍、新人賞の事。
そして誰もなこの事を覚えてなく。
新人賞でさえ、他の人が受賞していたこと。
歌手なこの存在自体が消えてしまったこと。

話を聞いて、ランスロットは馬鹿らしくて笑い出した。
ハハハハ。。。
よく出来た話だな。
しかし誰もそんな話、信じやしないよ。
でも、俺はそう言う話嫌いじゃない。
ちょうど仕事も途切れているし、ちょっと調べてみるか。

ランスロットにして見れば、ホンの暇つぶしのつもりだった。

それがこんな事になってしまうとは…。


つづく 多分(^^;;

スター誕生物語 その後 その2 探偵ランスロット

おはようございます。

調子に乗って、思いつくまま続編を書いてしまいました。
後先のことも考えず…。
後の展開は思いつくんだろうか?



探偵はBARにいた。
探偵ランスロットは依頼人からの事を思い出していた。

不思議な話だった。
しかし彼の言葉には何処と無く真実味が感じられた。
実はランスロットもここ数日の出来事に違和感を感じないとこはなかった。
何故自分は探偵をしているんだろう?と
今更ながら思う時がある。
実は別の事をしていたんじゃないのか?と

いやいや、ランスロットは自分の曖昧な思いを打ち消した。
ランスロットには、辛い過去があった。
数年前までランスロットは、刑事をしていた。
その日、ランスロットは凶悪犯を捕まえる捜査に駆り出されていた。
ランスロットは犯人を追い詰め、襲いかかる犯人に引き金を弾いた。
しかしその弾が一般市民の少女に当たった。

ランスロットは刑事を辞めた。
今でも夢に魘される時がある。
ランスロットはタバコを吹かし
思い切り煙を吐いた。

ランスロットは取り敢えず、なこと言う人物の捜査を始めることにした。

探偵ランスロットはなこの調査を開始した。
しかし全く手掛かりが無かった。
依頼者が、言うように誰もなこの事は知らなかった。
第一ランスロット自身がレコード大賞の受賞式の
番組は見ていたし、去年はまゆみとローズマリーの
一騎打ちでどっちが新人賞をとるかと話題になって
いたくらいだった。

何故、俺がこんなに詳しいのかって?
ふふふ…。
それは俺がまゆみのファンだからだ。
そんな事はどうでも良い。

しかし蛇の道は蛇。
ランスロットは探偵独自の方法で、なこのいどころを突き止めた。



なこは突然、知らない男から電話がかかって来た。
あんた、なこさんかい?
え?どちら様でしょうか?
いや、名乗るほどの者じゃない。
あんたスター誕生には出た事あるかね?
いいえ、ありませんけと…。
そうかい、分かった。
邪魔したな。
ガチャン…。プープープー…。

いったい何の電話だつたんだろう?
なこはなんとなく胸騒ぎに襲われた。
何か大事な事を忘れているような…。



探偵ランスロットは、探偵網を使って捜し出した
なこの電話番号にダイヤルした。
あんたなこさんかい?

どちら様でしょうか?
かよわい声が聞こえて来た。
い、いや名乗るほどの者じゃないよ。

ランスロットは、なこにスター誕生に出た事が
あるか?聞いてみた。

すると、スター誕生には、出た事ないと言っている。
嘘を言っている感じではない。

やはり、歌手なこは存在しない。

これはいったいどう言う事なのだろうか?
単純に考えれば、依頼者の妄想と言う事なにる。

いや、まて、おかしいぞ!
ランスロットはとんでもない事に気が付いた。
それは信じられない真実だった。

ランスロットはなにを気が付いたのだ?
作者も気が付かない真実とはいったい何なのか?
次回に続く

「スター誕生物語」その後 その3 探偵と魔女

みなさん、ご訪問ありがとうございます。
なんとなく浮かんで来ました。

ランスロットは思った。
これは、以前同じようなことがあったような気がする。
何なんだろう…。
思い出せない。
なにか呪文のようなものがあったような気がした。

ランスロットは助手のイチゴに連絡した。
イチゴはランスロットの助手であり、恋人であった。
ランスロットはBARに戻り、イチゴと落ち合った。
ランスロットは、イチゴにこれまでの経緯を話した。
イチゴは勘の鋭い女である。
そう、それは妙な話しね。
それにあなたが感じた呪文のような感覚。
ススキノのとある一画に占いの館yumeと言うのがあるわ。
一度覗いて見ては?
本当に勘の鋭い女である。

ランスロットは、占いの館yumeに足を運んだ。

そこで思わぬ展開が待ち受けていた。
ランスロットの意外な真実も明らかにされる。

探偵ランスロットはススキノの街を歩いていた。
福岡の中洲とともに日本を代表する歓楽街。
イチゴから教えてもらった地図を片手に歩いていた。

その時、ちょっと兄ちゃん、顔貸せや。
街のゴロツキどもがランスロットの周りを取り囲んだ。
兄ちゃん、観光客かいの?
俺ら、ちょっと小遣いに困ってんやけど
少し貸してくれんかの?

兄ちゃん達、それは俺に言ってんのか?
俯き加減のランスロットの顔が変わった。
う、ちょっとこいつはヤバイぜ。
ゴロツキの1人が言った。
しかしもう遅かった。

ここでは表現できないほどの標榜で
ランスロットはゴロツキ達に襲いかかった。
ランスロットが去った後にはゴロツキたちの残骸が転がっていた。

冷たい風がランスロットの頬を撫でた。
ランスロットは昨夜のイチゴとのひと時を思い返した。
そろそろ一緒になるのも良いかもなと
ふと思いながら
いやいや〜、結婚なんて俺の柄じゃ無いぜと打ち消した。

細い角を曲がると、それはあった。
占いの部屋yume
如何わしい風俗の店のような感じだった。

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薄暗い路地を抜け、ランスロットは店の前に立った。
ランスロットは唾を飲み込みドアを開けた。

ドアを開けると、そこは真っ暗だった。
さすがのランスロットも一瞬躊躇したが中に入って行った。
ドアが閉まると部屋は真っ暗になった。
奇妙な音が流れ出した。
その真っ暗な中で、どこからか声が聞こえて来た。

ホーホホホホホ。。。。。

ランスロットさん、お久しぶり…。
誰だ、何故俺の名前を知っている!
ふふふふ…。
あなたがここに現れることは知っていましたよ。
ずっと前からね。
ど、どういうことだ!

ランスロットの
目が慣れてきたのか、部屋が明るくなったのか
ぼんやり女の姿が浮かんで来た。

ランスロット、久しぶり。
私の事を覚えていない?
そうよね。
記憶を消したのは私。

それでは思い出させてあげましょう。
女は黄色く光る杖を振った。

うあああああああ…。。。。。

ランスロットは雪の中、走っていた。
何かに追われている。
いたぞ!
あっちだ!
ランスロットは雪の中、逃げて逃げて逃げ回っていた。
手にはピストルを握りしめている。
だんだん蘇ってくる記憶。
ランスロットは、知り合いに騙され、借金を負わされ
その金の返済のため銀行を襲い、逃げるとに行員を撃ってしまった。
蘇る記憶。
ランスロットは、愕然とした。
自分は刑事じゃなく、凶悪犯の方だったのである。

そ、そんなバカな!

ランスロットは、刑事たちに取り囲まれた。
ランスロットは、その合間を抜け出し、ビルの谷間から
飛び降りた。

ガタンッ!

そこはyumeの館の暗い部屋だった。
ふふふふ。
どう?
思い出した?

ランスロットは全てを思い出した。
そうだった。
俺はここに逃げ込んで来たんだ。
そして俺はあんたに会った。

そうそしてお前は私の条件を飲んで別の人間として
生きる道を望んだ。

ふふふふ。。。
条件は覚えている?

そうだった。
思い出した。

その条件とは…。


条件とは何なのか?
ランスロットの驚愕の素性。
この後の展開は如何に?

「スター誕生物語」その後 完結編

みなさん、ご訪問ありがとうございます。
そして勘太の拙い物語を読んで頂きありがとうございます。

なこのスター誕生物語から続編と進み
話が噛み合わないところもあるかも知れませんが
大きな心でお読み下さい。
何とか完結いたしました。
ご愛読ありがとうございます。

ランスロットは思いがけない自分の過去を知って愕然とした。
てっきり、凶悪犯を追いかける刑事だったと思っていたのが
自分が凶悪犯で、命からがらこの館に逃れて来たtのだった。

お願いだ!
助けてくれ!
こ、こんなはずじゃ無かったんだ!
クソ、どうしてこんな事になってしまったんだ。
ランスロットは後悔した。
悔やんでも悔やみきれない。
誰か助けてくれ…。

分かりました。
ただし条件があります。
3年後にここに戻って来るのです。
分かりましたね。
そう言って、魔女は呪文を唱え杖を振った。

そうだ。
それから俺は、探偵として暮らしていたんだ。

そして今日が、あの日からちょうど3年後なのです。
良く来て来れました。

ひとつ聞いて良いかい?
なことか言う歌手が消えたのも、あんたのせいなのかい?

20131220025933ba1.jpg

そうです。
彼女の悲痛な心の叫びを聞き
私は、彼女の願いを叶えました。

人はそれぞれ無限の可能性を秘めているのです。
ちょっとした弾みで凶悪犯にもなれば、刑事にもなる。
歌手にも探偵にもなれるのです。
そのちょっとしたターニングポイントでそれぞれの道に分かれて行きます。
私はそのターニングポイントを修正しただけなのです。

沢山の人が悲痛な叫びを発しています。
私は、ホンの一握りの人を救ったに過ぎません。
後はみんな、自分で道を切り開くのです。
自分の力を信じるのです。

バンドマンが持っていたブローチ、実はあのブローチには
何か強い磁力が宿っています。
それで、彼だけが記憶が残っていたのです。
もう一度、呪文を唱えおきましょう。
彼は凄く良い才能を持っています。
何もしなくとも、一流のミュージシャンになる事でしょう。

俺はどうなるんだ?
私はもう千年以上生きています。
あなたの気を少し頂きますよ。
その代わり、最高の人生をお約束しましょう。

魔女は呪文を唱え黄色く光る杖を振った。


ランスロットはドバイの高級リゾートホテルのスィートルームにいた。
彼が考案したOSが最新モバイル機のOSに採用され、彼は
瞬く間にIT企業の風雲児となった。
そして次々と企業を買収し拡大を続け、世界有数の金持ちとなった。
もちろん、隣には恋人のイチゴがいる。

あれ?イチゴ、その杖はなんだい?
え?これは何でもないの…。
イチゴは慌てて、黄色く光る杖を隠した。

ランスロットは、幸せだった。
やることなすこと全てが順調だった。

なこは、しばいつんからの手紙を見ていた。
なぜ今まで、思い出せなかったんだろう?
この前行った旅先で、優しくしてくれた純朴な彼の事を
そう言えば彼、北海道から来たって言ってたじゃない。
なこはちょっと照れ屋のしばいつんの事を思い出して
くすっと笑った。
また会いたいなぁ。。。

しばいつんはサックスを吹いていた時に偶然世界的に有名な音楽家に見出されて
一緒に世界ツアーに参加することが決まった。
しばいつんはなこに手紙を書いた。
世界ツアーに出ます。
帰って来たら、1度お会いしませんか?

冬も過ぎ、春の風が心地よく吹いていた。

寺山は次の年、レコード大賞にノミネートされ、見事レコード大賞に輝いた。

可能性はみんな平等に与えられています。
新しい自分を見つけるチャンスかも知れません。

世界ツアーから帰国したしばいつんは
なこにプロポーズをした。

へー、これが婚約指輪、良いなぁ〜私も欲しい!
仲良しの由布が言った。

終わり

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みなさんのおかげで、高ランキングになりました。
ありがとうございます。

12万人中2645位になりました。
ビックリですね。

あとがき

スター誕生物語、最後まで読んでいただきありがとうございました。
初めはなこの歌手になるためのひたむきさ。
寺山の死。
そして呪文によって、世界は変わる。
その後の展開。
何故か記憶が残ったバンドマンしばいつん。
彼によって、展開は新たな方向へ。
探偵ランスロットの登場。
ランスロットの意外な過去。
そして呪文によりちぐはぐな部分は修正され。
登場人物のその後が語られ、愛読者の多くの人が納得出来る結末に。

魔女の言葉に
私は、ホンの一握りの人を救ったに過ぎません。
後はみんな、自分で道を切り開くのです。

人の可能性は無限に広がります。
諦め切らないで、その可能性に挑んでもらいたい。
そんな作者の想いが伝わります。

本当にありがとうございました。

その後のその後…。

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

魔女の呪文により大金持ちになったランスロット。
その後のランスロットを書いてみました。
前作は、カティゴリの「スター誕生」をご覧下さい。



ランスロットは、タヒチのリゾートホテルにいた。
ランスロットは、このホテルを気に入っていた。
目の前に広がる綺麗な海。
まさに南国の楽園だった。
ランスロットは、このホテルを買取った。
ランスロットは、世界有数の大金持ちとなっていた。

2013122105301548e.jpg


WindowsやMac、Androidの使いづらい部分を修正し
自分の使い易いOSを作った。
それが新しいモバイルの新OSとして採用され、瞬く間に
世界的富豪の仲間入り。
その後も積極的にM&Aを繰り返し、会社は急拡大した。

ランスロットは、タヒチのリゾートホテルで、次の戦略を練っていた。
そばには、妻のイチゴがいた。
背中が痒いと感じれば、そっとかいてくれる。
喉が渇けば、何も言わずとも、飲み物を用意してくれる。
人恋しく思えば、優しく抱擁してくれる。

何不自由ない生活の中、彼が大金をつぎ込み計画しているのが
クローン人間の製作だった。
社長、ついに試作品が完成しました。
そこには、まさにランスロットそのもののクローン人間が出来上がっていた。

おおっ、素晴らしい!
ランスロットは歓喜の声を挙げた。
「俺は、ランスロット、お前は誰だ?」
クローンのランスロットが話し出した。
性格もランスロット、その物だった。

ランスロットには、計画があった。
クローンに自分の代わりをさせて、自分は別の世界を探索して見たいと。
想いは綿密に計画された。

計画は実行された。


クローンは外見中身ともランスロットその物だった。
ランスロットは、全ての事をクローンに任せ、自分は一般市民の世界に
出て行った。
何をしても上手く行く、そんな生活から離れて
自分の力が単独で何処まで通用するか?
新たに試して見たかったのである。
ランスロットには、自信があった。
これだけの巨大組織を1人で築き上げたのだから無理もない。
ランスロットは執事に支持をして、ひとり旅立った。

所持金は一文無し。
現実はそんなに甘く無い。
誰もランスロットがあの巨大組織の総裁だとは知らない。
果たして、ランスロットは一文無しで、生活出来るのか?

痛快な物語の始まりである。

ランスロットは、腹が減っていた。
今まで、腹が減ったと思っただけで、食べたい料理が出て来た。
それが食うためには稼がなければならない。
当たり前の事がランスロットには、新鮮だった。

もちろんポケットの中は、一文無し。
資本主義の原理に稼ぐ為には元手がいる。
まずは、その元手を何とかしなければならない。

市場を歩いた。
肉屋、魚屋、八百屋、花屋、お茶屋等々
活気がある店が並んでいる。
そのなか全然売れていない店があった。

看板には「八百屋勘太」と書いてある。
商品の並べ方等、素人のランスロットが
見ても酷いもんである。

お兄さん、景気はどうだい?
ランスロットは店主に声をかけて見た。
見ての通りさ、全く売れやしないよ。
人の良さそうな店主は両手を広げヘラヘラ笑って言った。
なあ、勘太さん。
俺が手伝って、売れるようにしてやろうか?

素人のあんたに何が出来るって言うんだよ?
へっ?
何であんた俺の名前知ってんの?
どっかで会った事あるかな?
全く人の良い店主である。

201312221142430de.jpg


ランスロットは勘太の店を手伝うことにした。
取り敢えず、拠点が欲しかったと言うのもあるが
この人の良い店主を何とかして上げたいと思った。

ランスロットは頭の中で、商品構成、価格、人の流れが
一瞬にして計算され、構図として浮かび上がった。
1時間もしないうちに勘太の店は見違えるようになった。
途端、
市場の流れが変わった。
客が勘太の店に流れて来た。
今まで死んだように破棄のない野菜が見る見る新鮮野菜に生まれ変わった。
あっという間に野菜は完売した。

それを見た市場の他の店主達がランスロットの元に集まって来た。
市場は大手スーパーに押され、空き店舗も出来て衰退していた。
ランスさん、おねげえだ。
この市場に力を貸してくれ。
もちろん店主達はランスロットが巨大組織の総裁だとは知らない。
ランスロットは、市場全体の構図、人の流れ
長所短所を一瞬にして、頭の中で整理した。
ランスロットは様々なアイデアを出した。
そして指揮して、市場を取り仕切った。
市場は蘇った。
巨大スーパーを相手に負けていない。
いや、逆にスーパーから客を奪い返していた。

皮肉である。
その巨大スーパーはランスロットのグループ企業のスーパーだった。

その後のその後 その2 サックス演奏者

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

今回はしばいつんさんとなこさんのその後です。

しばいつんは、ニューヨークで演奏をしていた。
しばいつんが奏でるサックスの響きは何処と無く哀愁があり
物哀しげに名曲レフトアローンが響いた。
しばいつんの心はなこの事だけだった。
早く君に逢いたい。
そう言う気持ちが音となって響く。
今や世界的に有名なサックス奏者となったしばいつん。
しかし彼には欲が無かった。
ただサックスが吹ければそれで良い。
なこと暮れせる収入があればそれで良い。
日本には彼を待つなこがいる。
しばいつんは今日も、サックスを吹く。
なこのととを想いながら。

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サックスを吹くしばいつん

その後のその後 番外編 探偵です。

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

ランスロットさんのハードボイルドシリーズも良いなぁと思っています。

ランスロットはイチゴに起こされた。
あれ?
ここはタヒチか?ドバイか?
なに寝ぼけてんのよ!
そこはいつものBARだった。
あれ?
今までのは夢だったのか?
さあ、寝ぼけてないで、捜査の依頼よ。

お待たせ、探偵のランスロットです。
ご依頼の内容はなんでしょう?

なに?怪盗Rから予告状が届いた?
怪盗Rと言うとあの怪盗Rですか?

はい、今度我が社のデパートで世界最高級の1億円のチョコレートの
展示をするのですが
そのチョコレートを狙うと、予告状が…。
それは、いつですか?
明日の12時です。
もう時間がありがとうありませんね。
分かりました。
私がチョコレートを守って見せます。

ランスロットはデパートで張り込みをした。
む?
怪しい一味がうろついてるぞ?

警備は大した事なさそうね。
そうですね、Rさん。
ガブ、非常出口も確認しておいてね。
分かりました。

む〜あの一味は怪しいなぁ…。
いよいよ、予告時間が迫って来ました。

とたん、電気が消え、黙々と煙幕が上がります。
ホーッホホ…。
チョコレートは頂いて行くわ。
待て〜っ!
ワタやん捕まえ隊が追いかけます。
ふふふ。
騙されて行ったわね。
みんながいなくなった後、怪盗Rが現れた。
私は騙されないわ。
本物はこの下にあるのよ。
ふふふ、コレだわ。
その時

怪盗R!
そこまでだ!

ランスロットが立ちふさがる!
あなたは一体誰?

俺はランスロット!
探偵さ!

あなた意外と良い勘しているわね。
覚えておくわ。

その前にチョコレートは置いて行ってもらう!
2人の激しいバトルが始まる
そこにワタやん捕まえ隊が戻って来た。

仕方ないわね。
取り敢えず、チョコレートは預けておくわ。
この借りはいずれ返してもらうからね。

怪盗Rは立ち去った。
怪盗Rを捕まえることは出来なかったが
何とかチョコレートを守ることが出来た。

あなたは?
ランスロット探偵です。
ランスロットとワタやんの初めての出会いであった。

さあイチゴ、依頼金も入ったことだし
何か美味もんでも食いに行くか。
嬉しい〜
イチゴはランスロットと腕を組んで歩き出した。
私焼肉が良い〜♪

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その後のその後 その3 盛り上がる市場

市場は連日大盛況だ。
ランスロットは、次から次へと斬新なアイデアを
繰り出した。
また市場の店主達も、一致団結してランスロットのアイデアを
取り入れた。
ライバルの大手スーパーは閑古鳥が鳴き始めた。
駐車場も空きが目立って来た。
おまけにその駐車場に車を駐めて、市場に来る人も多かった。

ある日、大手スーパーが市場の買い取りの提案を持って来た。
もちろん即座に断わった。

そうですか?
良い条件だと思いますがねぇ…。

ケッ!
冗談じゃないぜ!

その頃、クローンの
ランスロットは…。
幹部会議で収支報告を聞いていた。
うんうん、よろしい。
どの企業も順調に伸びてるわね。
あら?
流通部門のこのスーパーはどうしたの?
今まで好調のはずだったじゃない?
スーパーの社長が呼び出された。
ランスロットのグループにとっては
この大手スーパーでさえ、取るに足らない存在だった。
しかしランスロットの方針の下では、絶対にマイナスは許されなかった。

それが、近くの市場がえらく勢いを付けてきまして…。

つまり、その市場にやられてるって事ね。
分かりました。
あなたはもうクビよ。
荷物をまとめて、出て行きなさい!

良い?
我がグループに負けは許されないわ!
総力を挙げて、その市場を叩き潰してしまいなさい!
クローンのランスロットの声が響いた!
幹部たちは、震え上がった。

ガブ!
あなたに任せるわ。
うちに逆らったら、どうなるか
徹底的に潰してやりなさい。
え?
そんな市場ごときに私がですか?
何か不服があるの?

い、いいえ。。。
とんでもございません。

分かったら、さっさと行ってちょうだい!

いよいよランスロットとクローンの戦いへと
物語は進む。

その後のその後 完結編

みなさん、ご訪問ありがとうございます。
その後のその後、ついに完結です。

市場は繁盛を続けた。
駐車場を拡大しても、車は入り切れず
人も溢れていた。
ランスロットの行動は速かった。

勘太を社長に着け会社を設立し
次々と市場を展開して行った。
瞬く間に十数箇所の巨大生活市場を開設した。
どの市場も大盛況だった。
市場がオープンする度にテレビやマスコミは取り上げた。

ガブは驚いた。
つい最近、報告を受けたばかりなのに、事態は全く変わっていた。
たかが市場と言える存在では、無くなっていた。

会長が自分を指名した訳が分かった。
会長は何と無く感じ取っていていたのだ。
改めて会長の恐ろしさを感じた。
しかしガブはやり甲斐を感じていた。
これは俺も、腹をくくって取り組まないと
足元をすくわれるぞ!
ガブの目が光った。

ランスロットは勢力的に動いた。
勘太を社長に担ぎ、会社を立ち上げ、市場も全国展開になって
行った。
もはや握り潰すと言った規模では無くなっていた。
ガブは首を捻った。
今の時代、会長以外にこれ程の精力を持った人物がいたとは…。
ガブは即座に銀行に融資をストップさせ、仕入れルートにも
圧力をかけた。
しかしどうした事だ?
まるでこっちの動きを察しているかの如く
先手先手で、対処されていた。
しかも世界的規模のランスロットグループを相手にである。
銀行に圧力をかけても、資金は裏ルートからで
一般の銀行を介していない。
仕入れルートに関しても、独自のルートを確立していた。
しかも徹底して秘密は守られていた。

ランスロットはネット市場を開設した。
既存のではなく、独自のネット市場を確立して
楽天を抜き、Amazonに肉薄していた。

ガブは困惑していた。
これがつい先日までの地方の連合市場だったのか?
勘太と言う男は、一体どんな人物なんだ?

ガブは勘太について、調べた。
三流大学を出て、親の店を継いだが
赤字経営で親の貯金を食いつぶす
正直に言って、ダメ人間である。
どうして、そんなダメ人間の男にこんな事が出来るんだ?

ランスロットグループは、流通部門だけでなく
他の部門でも、勘太グループに圧迫され始めていた。
勘太グループは、携帯事業にも参入。
なんとプロ野球の球団まで保有した。
これで勘太グループの知名度は全国規模になった。
こんな急成長の企業が存在するのだろうか?

ついにガブはランスロットグループの会長から
呼び出しを食らった。

ガブ!
これはどう言うこと?
私は早い段階で潰せと言ったはずよ!

会長!
あのグループは我がグループ全体で戦わないと
手に負えない相手です。
このままでは、我がグループと対等!
いや、それ以上の存在になり兼ねません。

お黙り!
このグループより、大きくなるですって…?

ガブ!あなたはクビよ!
あなたみたいな役立たずは、我がグループには
必要ないわ!

会長!
大変です!
世界的主流のモバイル機のOSが我が社から
勘太グループのOS切り替えるそうです。

なんですって!!
クローンのランスロットは愕然とし
膝から崩れ落ちた。

勘太グループは留まる事を知らない。


勢いを増す大企業勘太グループ。

ランスロットはふっとため息。
思い返せば、自分の力を試すべくがむしゃらに頑張った。
気が付けば、五年の歳月が流れていた。

満足の行く結果だった。
元々の自分の会社と遜色なない規模まで大きくした。
しかもこんな短期間にである。

さて、ランスロットはこれからの事を考えた。
クローンに任せっきりの元々の会社も自分がいない内に
少しほころびが見え始めている。

ランスロットは、五百円玉を弾いて掴み
手を広げた。
五百玉は裏を向いていた。
ランスロットは決心をした。

勘太を呼んで話しをした。
実は会社を解散しようと思う。
あなたには大変お世話になった。
解散しても、あなたには大金が残るようにしておきます。
一生遊んで暮らせる。
いやそれ以上の
その何十倍もの大金を。。。

いやや。
そんなのいやや!

ランスロットは勘太を残し、部屋を出た。

その時、黒い人影がランスロットを襲った!
ウッ!

その時、背中に激痛が!
みるみる内に鮮血が溢れ出した。
振り返ると…。
お前は!

あ、会長!
なんでここに?
な、なんで?

いややぁー!
勘太が叫んだ!

薄れ行く記憶の中で、ランスロットは呪文を聞いたような気がした。




気が付くと、ランスロットは市場の前に立っていた。
会社をクローンに任せ出てきたばかりの時に戻っていた。
ただ一つ違うのは、大金持ちでも無く
クローンも
もちろんいない。
一文無しと言うのだけは、前のままだった。

賑わう市場にあって、全然売れていない店があった。
ランスロットは、つい声をかけてしまった。

ありゃ?
どっかであったことあったかい?

いや、ないよ。
ランスロットは、人の良さそうな店主を後にして
市場から離れた。

市場から少し離れた木陰に少女が座り込んでいた。
おめー、どうしたんだぁ?
おら、腹減ってもう動けねえだ。
そうか?
俺も腹減ったなぁ。。。
だけど俺も一文無しだしなぁ。
と、ポケットに手を入れてると
あれ?
五百円玉があった。
これであそこのスーパーで弁当でも買うべ。
うん。
おめー名前はなんて言ううんだ?
あたい?
あたいはイチゴ!
にーちゃんは?
俺か俺はなぁ。

ふたりは仲良く歩き出した。
おら焼肉 弁当が良いべ。
こらっ、500円しかないんだべ、こっちの幕の内で
良いべ!
えー?焼肉が良い〜!
もう、仕方ないなぁ…。
お姉ちゃん、この焼肉弁当500円にまからんかね?
一生のお願いたい、頼む!この通りばい。
そう言って、手を合わせるランススロット。
はい、分かりました。特別ですよ。
ネーチャン、恩に着るばい。
ふたりは仲良く焼肉弁当を食べた。

空の上から、ふたりを見守る魔女の姿があった。

ランススロット、もう私の呪文から解いてあげましょう。
これからは好きに生きなさい。
魔女はちょっと淋しそうに笑った。
ランススロット、今までありがとう。

魔女は空の彼方へ消えていった。

ふたりはいつまでも仲良く暮らした。
貧しくも、笑が絶えないふたりだった。

終わり
プロフィール

kantakun007

Author:kantakun007
初めまして
勘太と言います。
よろしくお願いします。
下手ですがイラストを描くのが好きです。
暖かい絵を描きたいなぁ。

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