サタンがキリストに?

みなさん、ご訪問ありがとうございます。
忙しくすっかり更新をおサボりしていました。
って、毎回言っているような気がしますね。(⌒-⌒; )

前回の続きなんですが、新たなタイトルで

「サタンがキリストに?」


プロローグ

悪魔の大魔王サタンは、全能の神ゼウスとの戦いに敗れ

命かながら逃げ出し、力尽きて地上に堕ちてしまった。

そこで人間の娘マリアと出会ったのだった。

マリアは優しくサタンを看病し

ふたりは自然と恋に堕ちてしまった。

しかしふたりの幸せは長くは続かなかった。

全能の神ゼウスが遂にサタンの居所を突き止め、サタンを捕らえたのだった。

サタンが居なくなった寂しさで、マリアは病にかかり

サタンの帰りを待ち侘びながら命の火は消えた。

マリアの不幸を知ったサタンの哀しみは凄まじかった。

哀しみのパワーはやり場もなく暴発した。

それは全能の神ゼウスさえ抑えられない程だった。

サタンはゼウスの牢から脱出し、魔界に身を潜めた。

サタンは、魔界でマリアの事を思い続けた。

そしてマリアが貧しい子供達に愛を配っていたのを思い出したのだ。

サタンはマリアの意志を継いで、マリアが亡くなった日に

子供達にプレゼントを配り続け

サタンは、いつの間にかサンタと呼ばれるようになっていた。

サタンとサンタって、名前が似ていますね。

そんなある日…。


〜物語の始まり〜


サタンは今年もマリアの意志を継ぎ

子供達へのプレゼントを用意していた。

自分がゼウスによって捉えられている間に

冬の寒い日にマリアは病に倒れて亡くなった。

マリアを思い出す度に涙がこぼれる。

サタンはマリアへの罪滅ぼしのように子供達にプレゼントを

配り続けた。

そんな時、サタンに思いもよらぬ出来事が起こったのだった。

サタンがトナカイのソリに乗って、プレゼントを子供達に

配っている時だった。

突然周りが光だした。

「サタンよ!何をしいおるのじゃ!」

サタンの前に全能の神ゼウスが立ちはだかったのだ。

「悪魔のくせに慈善事業のつもりか?

笑わせるぜ!

こう言う事は、我々神の仕事なのだ!

悪魔のお前は悪魔らしくしておくが良い!」

ゼウスはサタンを睨みつけて言った。

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「何を勝手な事を!

俺様が何をしようと俺様の勝手だ!

邪魔をするで無い!」

悪魔と神の戦いが始まろうとしていた。

「ホホホホ…。

そんなに神の真似事がしたいのであればさせて上げよう!」

ゼウスはそう言って、杖をかざ振りサタンに光る光線を浴びせた!

不意をつかれたサタンはその光線をまともに浴びてしまったのだ!




「うああああああ!」






どれ程の月日が流れたのだろう…。

サタンは目覚めた。

悪魔としての記憶も消されてしまった。

サタンは人間の子として、人間界に生まれたのだ。

母マリアは神の子を授かり産んだ。

サタンは神の子、キリストとして人間界に生まれたのだった。

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サタンがキリストに?…その2

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

お盆も終わっちゃいましたね。
今年は母の初盆でしたが
仕事も休めず、バタバタでした。

「サタンがキリストに?…その2」

サタンは生まれた。

神の子キリストとして人間界に生まれたのだ。

くしくも母の名前はマリアと同じ名前だ。

しかしサタンは、悪魔としての記憶も消されてしまっている。

人間の子として生まれたサタン・キリストだったが

悪魔?の能力は備わったままだった。

彼は幼い頃から数々の奇跡を起こしていた。

彼にとって水の上を歩くことなど、朝飯前だった。

そして彼は神の子として人々から敬われた。

彼は遠くを見つめ自分のことを考えていた。

自分は一体何者なのか?

何故こんな特殊な能力を秘めているのか?

父ヨセフも母マリアも親ではあるが

親だと感じた事は一度も無かった。

彼らは、この特殊な能力を危険な力だと言って

使う事を極力禁じたのだった。

「何故、自分の力を使ってはいけないのだ?」

何もかも押さえつけられたような気分だった。

押さえつけられた気持ちが爆発しそうになる。

彼は、自分が何者かを知るため

救いを求めるような気持ちでバプテスマのヨハネから洗礼を受けた。

それは川で水によって、身と心を浄めるのだった。

ヨハネは言う。

「もっと魂を解き放つのだ!」

その時だった。

キリストに衝撃が走った。

神の声を聞いたのだ。

〜私の愛する子、私はこれを喜ぶ〜

「おおっ?

私は、本当に神の子だったのか…?

それで、幼い頃から特殊な能力が備わっていたのか?」

この天の声は単なる全能の神ゼウスの気まぐれだった。

ゼウスは天の上から、人間として生まれたサタンの様子を覗き見したとき

川で無邪気に遊んでいるサタンを見て

(本当は川で洗礼を受けているところ)

思わず、面白半分に言ってしまったのだった。

しかしその言葉によってサタン・キリストは何かが変わった。

キリストは精力的に人々に布教し福音を宣べ伝えた。

「わたしのところへ来て休みなさい。

すべての疲れた人、重荷を背負っている人は

わたしのところへ来なさい。

わたしがあなた方を休ませてあげます。」

「お互いに愛し合いなさい。

わたしがあなた方を愛したように

あなた方もお互いに愛し合いなさい。」

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キリストの言葉は人々に救いを与えた。

キリストのもとへ沢山の人々が集まってくる。

サタン・キリストは人々を救うことに酔いしれていた。

自分の能力を使えば、奇跡など簡単に起こせるのだ。

瞬く間にサタン・キリストの信仰は広まって行った。

サタンは、すっかり魔王だった時とは、変わってしまっている。

そんなサタン・キリストの前に1人の男が現れるのだった。


※これは、作り話で
現実の宗教、史実とは全く関係ありません。

サタンがキリストに?…その3

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

高校野球も東海大相模の優勝で幕が降りました。
とても素晴らしい決勝戦だったと思います。

「サタンがキリストに?…その3」

キリストは中東ユダヤのベツレヘムで父ヨセフ母のマリアの子として生まれた。

青年期キリストは、父ヨセフの大工仕事の手伝いをしていた。

これまで数々の奇跡を起こして来たが

サタン・キリストにとっては、奇跡でも何でもなかった。

生まれた時から、色々な能力が携わっていたからだ。

しかしそれを敢えて見せぶらかす事もなく過ごしていた。

それでも困っている人を見ると、ついその能力を使い助けてしまう。

次第にその能力は噂になり、神の子と崇められるようになっていたのだ。


キリストは、のんびり遠くを見つめていた。

旧約聖書を読み、その他の予言書も読みあさった。

しかし自分のこのような能力について書かれている書物はなかった。

キリストは、自分が一体何者なのか?

パブテスマのヨハネの洗礼を受けている時に

聴こえたあの声は何だったんだ?

キリストは神の子として、人々を救う反面

自分には恐ろしい心が潜んでいるのを感じていた。

人々を破滅させ虐待する場面を想い描いたりする時があるのだ。

またその時、何物にも変えられない快感

身体の奥から喜び血が騒ぐのを感じてしまうのだった。

そんな時、キリストの元にある男が訪ねて来た。

「すみません、神の子キリスト様のお住まいはこちらでしょうか?」

その男は、父ヨセフに尋ねた。

「へっ?神の子だって? あいつは俺と家内の子だ!

そんな神の子なんかじゃねえよ。」

ヨセフは、その男をジロリと睨みつけ言った。

困惑した男を見て

「まあ、その辺をウロウロしているだろうよ。

直ぐに仕事をサボってぼーっとしているからよ。」

男はガリラヤ湖の畔からやって来ていた。

そこには悪霊が蔓延り、疫病が流行り苦しんでいたのだ。

「このままじゃ村は全滅してしまう。」

男はキリストの噂を聞き、救いを求めてこのナザレの地に やって来たのだった。

男は言われた方向を探し、1人の男を見つけた。

なんと言うオーラだ。

まるで身体中が光っているように見える。

噂は本当だったんだ。

「キリスト様、お願いです。 私達をお助け下さい。」

男はすがるような思いでキリストに言った。

キリストはただただ微笑み

「あなたが来られることは分かっていました。

大丈夫、私がお助けいたしましょう。」

まさに神の子の微笑みだった。

キリストは男と共に、まる1日歩き続け ガリラヤ湖を渡った。

そこはキリストの想像以上に荒れ荒んでいた。

そしてなんとも言われぬ悪霊の気配が漂っていた。

そこは悪魔ドルフェドールの住処だったのである。

漂う悪霊の気配。

しかしキリストは何故か懐かしく、心が落ち着くのを感じていた。

何なんだ?

この身の毛がよだつ程の凄まじい悪の気配を感じるのに

心が喜び興奮している。

村の奥へと入って行く。

男は自分が出て来た時とは、様子が変わっている村の気配に驚いていた。

僅かな時間の中で、こんなにも悪霊が支配してしまっていたとは

男は恐ろしくて震えが止まらない。

そして遂に村の奥の古びた屋敷の中から

恐ろしい魔物が姿を現したのだった。

「グオォオオオオ!

何者だぁ〜!

俺様の縄張りに土足で入り込んでくる奴は!」

悪霊の気配はキリスト達を包み込み

魔物はキリスト達に襲いかからんばかりだった。

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身の毛のよだつほど恐ろしい魔物がなのに

キリストは心が踊るのを感じていた。


※これは、作り話で
現実の宗教、史実とは全く関係ありません。


サタンがキリストに?…その4

みなさん、ご訪問ありがとうございます。


「サタンがキリストに?…その4」

魔物は恐ろしい勢いでキリスト達に襲い掛かります。

キリストは、怖れるどころか身体中の血が騒ぐのを感じるのだった。

嬉しくて仕方ないと言った感じだ。

するとキリストの身体から凄いオーラが出始めた。

そのオーラはとても恐ろしい悪魔のよう

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それは魔物の数倍もの大きさにまで膨れ上がった。

グォオオオオオオ〜!

魔物は堪らず声を漏らす。

「こ、これは…。まさか…?

あんたは魔王…サタンなのか?」

魔物は青ざめ恐れ慄いて、小さく萎み消えて行きました。

キリストのオーラも大きな雄叫びを挙げ

スーッと消えた。

男はキリストの凄い力を目の当たりにしたのだ。

「凄い力だ!これが神の力なのか?」

キリストは、あまりの自分の変化に驚いていた。

気が付くと、一緒に同行していた男が心配そうにキリストを見ていた。

そして男の後ろには村人達が

「もうこれで大丈夫です。

悪霊は立ち去りました。

この村にも安らぎが戻るでしょう。」

キリストは神の微笑みで村人に言った。

村から魔物は去り

村は昔のように安らぎが戻って来ました。

キリストは村を後にして、福音を伝える旅に出るのでした。

そして男はキリストの弟子としてキリストに同行する事になりました。

その男の名前はユダ。

キリストの運命を大きく変えることになるのです。




サタンがキリストに?…その5

キリストは、大きな十字架を背負っていた。

群衆が見守る中

自分が貼り付けにされる十字架を。

数々の奇跡を起こし、神の子と崇められたキリスト。

しかしユダヤ教の幹部祭司達はキリストの存在が目障りだった。

「神の子」「ユダヤの王」と言われるキリストをローマ皇帝に逆らうと言う罪を着せて

裁判で死刑の判決を下されたのだ。

キリストは言う!

私は必ず復活すると!

キリストは十字架のかけられた。

「サタンがキリスト?…その5」q

ガリラヤ湖の畔の村を出たキリストとユダは

福音を伝え遥かな旅に出ていた。

そこでも数々の奇跡を起こし、「神の子」「ユダヤの王」とさえ言われるように

なっていたのである。

そんな時、キリストとユダは少女と出会った。

可憐で美しく清らかな娘だった。

「何と言う美しいお方だ。

そなた名は何ともうされるのじゃ。」

キリストは少女に尋ねた。

「はい、ソルシエールと申します。」

おおっ、あの醜い魔女も2千年前は美しい少女だったのか?

ユダはソルシエールに心を奪われた。

哀しく苦しい恋に落ちてしまったのだ。

ユダは何度も何度もソルシエールに言いよったが

全く相手にされなかった。

ユダの胸の内は苦しくなるばかりだ。

ソルシエールとキリストが楽しそうに話をしている。

それだけでユダは苦しくてたまらない。

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そんな時、キリストとソルシエールが寄り添う姿を見てしまった。

ユダは嫉妬の炎が燃え上がる。

ユダはキリストの行方を追っているユダヤ教の祭司にキリストと居場所を教えた。

「それは誠か?

そこにキリストはいるのじゃな?」

「はい、間違いありません。」

役人達は慌てて兵を出した。

そして多くの役人や兵達がキリストを捉えにやって来たのだった。

「私が何をしたと言うのです。

法に触れるような事は一切致していません。」

キリストは役人達に向かって言う。

「何を言っておるのじゃ!

神の子!ユダヤの王などと名乗っておるでは無いか!

これはローマ帝国に歯向かう重大な罪だ!」


キリストは役人達の手によって捕らえられた。


サタンがキリストに?…最終章

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

いよいよ最終章に なりました。


キリストはユダヤ教の祭司達により捕まった。

そして裁判により、十字架の貼り付けの刑に決まった。

「私が何をしたと言うのだ!」

頼みの弟子達は、弾圧を恐れて逃げ隠れている。

「覚えておくが良い!

私を裏切った者達よ!

私は必ず復活する!」

「サタンがキリストに…最終章」

キリストは重い自分が貼り付けられる十字架を背負って

丘の上へと登った。

足には鎖が繋げられている。

処刑される前にキリストは群衆に向かって最期の言葉を言った。

「私は全ての人々の罪を背負って、罪を受けるのです。

しかし私は必ず復活して見せよう!」

キリストはそう言い残し処刑された。

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十字架に掛けられ死んだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

サタンは、目覚めた。

キリストの死により、元のサタンに戻ったのだ。

サタンは、キリストの一生を過ごして来たのだった。

ううう…。まだ頭がこんがらがっている。

「あのキリストは、俺だったのか…?」

サタンは、キリストとして生きていた自分を思い返していた。

あの最後の裏切りは許せない!

自分を処刑した奴ら全員許せない!

そして目の前には、全能の神ゼウスが立っていた。

「ふふふ…。サタンよ。

神の子として生きた感想はどうじゃったかの?」

ゼウスは杖を持ったままサタンに尋ねた。

「うるさい!ジジィ!

俺様はやり残した事がある。

もう一度、あのキリストの身体に戻せ!」

サタンはキリストに言った。

「何を言っておるのじゃ?

キリストは処刑されて死んでしまったのじゃぞ!

だからお前はサタンに戻ったのじゃぞ。」

ゼウスはサタンに言う。

「そんな事は分かっている!

つべこべ言わずに言われた通りにするんだ!」

サタンの迫力に押され

「どうなっても知らんぞ!」

ゼウスはそう言うと杖を振った。

うわああああああああ〜!!!

サタンはキリストの死体に宿った。

サタンはキリストの死体のまま蘇ったのである。

予言通りキリストは復活した。

弟子達はキリストの復活を目撃した。

「キリスト様の予言は本当だったんだ!」

多くの弟子達が復活したキリストの姿を見た。

そして美しい娘ソルシエールも

キリストはソルシエールを見て言った。

「そなたには数千年もの永遠の命を与えよう。」

キリストはソルシエールの頭を撫でて言った。

「元気で暮らして行くのじゃぞ」

その後、キリストは姿を消した。

そしてキリストはユダの元へ。

ユダはキリストの姿を見て、裏切りの報酬として貰った30枚の銀貨を落とした。

「それが私を裏切った褒美なのですか?」

キリストは冷たくユダを見つめ言う。

そう言うとキリストは消えた。

「うううう…。

俺は何てことをしてしまったんだ」

ユダは首を吊って死んだ。


キリストは、自分を処刑したローマ帝国を

サタンの悪魔の力を使って滅ぼした。

「俺様を十字架に掛けた全ての者達を

絶対に許しはしない!」

ローマ帝国はサタンの悪魔の呪いにより衰退し滅亡したのだった。

サタンの復讐は終わった。


それから2千年もの月日が流れた。

サタンは、かつて愛した人間の娘マリアや

全能の神ゼウスによって、キリストとして過ごした日々など

遠い昔を思い出していた。

どんな清く正しい生き方をしていても、結局は裏切りにあってしまう。

全く儚いものだ。

「ひひひひひひ…。

サタンよ、何を哀愁に浸っておるのじゃ?

お前らしく無いぞ。」

そばには2千年も生き延びてすっかり変わり果てた

ソルシエールがいた。

「ふっ…ばばあ。

お主もすっかり変わり果ててしまった物じゃのう。

あの可憐な少女の面影の欠片も無いわ」

「なっ、何を言うか!婆あをからかうで無い!」

顔を赤らめた魔女はちょっぴり

あの頃の乙女の面影を漂わせた。


終わり





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勘太と言います。
よろしくお願いします。
下手ですがイラストを描くのが好きです。
暖かい絵を描きたいなぁ。

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