ドラえもんと僕

僕は何をしてもダメな人間だった。
仕事をしても全く契約を取れないし
まさに会社のお荷物だった。
それでも妻は
「頑張って…
あなたはきっとやれば出来るわ。」
と言ってくれる。
僕にはこの妻のミヨコの言葉だけが救いだった。

僕は大学を卒業しても、なかなか就職が決まらず
なんとかリホームの営業の会社に入るとこが出来た。
しかし高額なリホーム、そう簡単に契約など取れるはずもなく
同僚が契約を取ってくる中、僕1人だけが契約を取れないでいた。

「キミ!全く契約を取れないで会社のお荷物なんだよ!
給料泥棒も良いところだ!
今日、契約を取って来なかったらクビだからな!」
毎日、営業部長から怒鳴られている。

「あ〜あ…。
俺は全くダメな人間なんだよな。
あ〜あ…。ドラえもんがいてくれたらなぁ。」
漫画好きな僕は、いつもドラえもんに助けてもらっている
のび太が羨ましくてたまらなかった。
「僕もドラえもんに助けてもらいたいよ。」

そしてまさか本当にドラえもんが現れるとは…。
いや、まさか自分が…。

朝 、目覚めると、お母さんの声がした。
「のび太〜。早く起きないと遅刻するわよ〜。」
味噌汁の良い香りがする。
「む〜ん…。もう少し、もう少しだけ…。」
僕は気持ち良い布団の中からなかなか出られないでいた。

「む〜ん、もうしかな無いな〜。
のび太くん、早く起きなよ。」
僕は何だか聞き覚えの声に布団から顔を出した。
ピントが合わないが、青いタヌキが…。
いや、メガネをかけて見ると
なんとドラえもんだ!
僕は布団から飛び起きた!
えー?
ドラえもんがいる!
やったー!
夢が叶ったんだ!
僕はドラえもんに抱きつき飛び跳ねた。

「もう、のび太くん何やってるの?
早く朝ごはん食べないと遅刻するよ。」
え?なに?
のび太くん??
僕は鏡を見て驚いた!
なんと僕はのび太になってしまっていた。

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ドラえもんと僕…その2

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

最近、ルームランナーで走りまくっている勘太です。
おかげでだいぶビール腹もへっこんで来たような…気がします。

ところで、
ドラえもんがいてくれたらなぁ〜とみんな1度は思いますよね。
色んな道具を出してくれて
冒険の始まりだ!と

のび太になった僕はどんな冒険をするのでしょう?

「ドラえもんと僕…。その2」

僕は目が覚めるとのび太になっていた。
僕はドラえもんと一緒にいるのび太を羨ましくて思っていたが
のび太自身に憧れていたのではない。
しかし僕はのび太として生活することになった。

「のび太くん、急がないと学校に遅刻しちゃうよ!」
ドラえもんが僕を急かす。
「じゃ、ドラえもん。
タケコプターを出しておくれよ。
タケコプターで空を飛んで行けば、学校なんて
あっと言う間に着いちゃうよ。」
僕がドラえもんにそう言うと
「ダメ!絶対ダメだ!
ちゃんとみんなと一緒に歩いて学校に行くんだ!」
ドラえもんは怖い顔をして僕に言った。

「ちぇっ、全く融通が利かないんだから!
タケコプターくらい出してくれても良いじゃないか…。」
僕は母さんが作ってくれた朝ごはんもそこそこに
慌てて家を出た。

走って学校に向かって行くとやっとみんなに追いついた。
「あっ、静香ちゃんだ!
おーい、静香ちゃん〜♪」
僕は両手をバタバタさせて静香ちゃんに近づいた。

「あ、のび太さん。おはよう。」
静香ちゃん、漫画と一緒で本当に可愛いなぁ〜。
「静香ちゃん、一緒に学校に行こう。」
僕は静香ちゃんと一緒にいられて幸せな気分だった。

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「ゴメンなさい。
今ちょっとお勉強の事で出来杉さんに色々聞いているの
悪いけど、1人で行って頂戴。」
そう言う静香ちゃんの横に出来杉がいた。
「のび太くん、悪いな。」
そう言って2人は楽しそうに仲良く歩いて行った。

何なんだよ〜!
僕はただ2人をじっと見つめるだけだった。

「ドラえもんと僕…その3」

みなさん、ご訪問ありがとうございます〜♪

すっかりおサボりしてしまいました。
ダイエットも頑張って続けています。
しかし中々引っ込んでくれないこのお腹…(⌒-⌒; )


「ドラえもんと僕…3」

僕は教室に向かった。
早速テストがあった。
何と言っても小学生!
いくら頭の悪い僕でも、小学生の勉強くらいは簡単に出来るはず …。
しかししかし…。
全くのチンプンカンプンだ!
どうなっちゃったんだろう?
勉強の知識ものび太になってしまったんだ!

「えー、この前のテストを返します。」
先生がテストの答案用紙を手に持ってそう言う。
「呼ばれた人は、前に取りに来なさい。」
先生が一人ひとり名前を呼び上げる。
「剛田タケシくん、25点!もっと頑張るように!」
「はーい。」ジャイアンが恥ずかしそうに答案をもらいに行く。
「スネ夫くん、28点!」
「ハーイ」
「のびのび太くん!」
僕が呼ばれた。
「はーい」
僕は大きな声で返事をした。
「のびくん、また0点!
これで3回連続0点じゃないか!
まあ、のびくんじゃ仕方ないか…」
先生はあきらめ顔でテストを返してくれた。
スネ夫が「ワーイ!のび太また0点0点〜♪」と
囃し立てる。
みんなも笑っている。
静香ちゃんや出来杉も…。
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僕も愛想笑いで、ヘラヘラと笑った。
その後も先生はテストを返している。
「静香くん、85点。出来杉くん、98点…」
僕だけが0点だ。

帰り道スネ夫とジャイアンが僕の頭をゴンッと叩いて
「0点のび太〜♪0点のび太〜♪」と
からかいながら走って行った。

僕はこのドラえもんがいる世界に来ても
僕は僕のままだった。

次の日、重い足取りで学校に行った。
そしてまた前回のテストの答案が返って来た。

「剛田タケシくん、30点!今回は頑張ったな。」
先生がジャイアンを褒める。
嬉しそうなジャイアンだ。
「スネ夫くん、33点。」
そして僕が呼ばれた。
「のびのび太くん。また0点!
全く困ったもんだね。」
ジャイアンやスネ夫が「0点のび太〜♪0点のび太〜♪」と
大声で叫び出す。
みんなも大声で笑っている。
僕は泣きたくなった。
静香ちゃんも笑っている。
僕は泣きたい気持ちを抑え、ヘラヘラと笑った。
すると1人だけ笑って無い子がいた。
目立たないけど可愛い子だ。
彼女ひとりだけが笑っていなかった。
悲しそうな目で僕を見ていた。

僕はなんだか胸が傷んだ。

ドラえもんと僕…その4

みなさん、ご訪問ありがとうございます〜♪
昨夜は飲み会でした。
ちょっと調子に乗って飲み過ぎてしまいました。(ーー;)

「ドラえもんと僕…4」

授業が終わり教室を出ようとすると
静香ちゃんがチラッと僕の方を見て、出来杉と並んで楽しそうに
帰って行った。
「し静香ちゃん…。」

そして僕が教室を出ると、あの子がいた。
僕をじっと見ている。
「どうしたの?」
僕は彼女に声をかけた。
すると彼女は悲しそうな顔をして言った。
「のび太さん、なんで頑張ろうとしないの?
みんなにバカにされても
どうして平気でヘラヘラ笑っていられるの?」
彼女の言葉は胸に刺さった。

ジャイアンとスネ夫がまた
「0点のび太〜♪」と笑いながら走って来た。
「キャッ」
その時、振り回していたジャイアンの手がその子に当たり
彼女が倒れた。
「おっ、悪りぃ悪りぃ…。」
そう言って、ジャイアンが過ぎ去ろうとした時
僕は何とも言えない思いが胸から湧き上がって来た。
「おいっ、ジャイアン!待てよ!
ちゃんと彼女に謝れよ!」
僕はジャイアンに大声で叫んでいた。
「何だと〜!」
ジャイアンの顔が真っ赤になっている!
「のび太のくせに生意気だぞ!」
スネ夫が言う。
「兎に角、キチンと彼女に謝れ!」と
言いかけたところにジャイアンのパンチが飛んで来た。
僕は一発で倒されてしまった。
「俺様に説教垂れるには10万年早いんだよ!」

「のび太さん、だいぶ?」
彼女が心配そうに言ってくれた。
僕は情けなかった。
あんなジャイアンやスネ夫にさえ、腕力だけじゃなく
テストでも負けているなんて…。
その時、彼女が言った。
「大丈夫よ。あなたはやれば出来るわ。」
僕は泣いた。
なんでこんなに涙が出て来るんだと思うほど泣いた。

僕は走って家に帰った。
「ドラえも〜ん!ドラえもん〜!
頭の良くなる道具を出してくれよ〜!」
僕は泣きながらドラえもんに言った。

「のび太くん〜、一体どうしたの?」
僕はドラえもんに言った。
テストで、0点を取ったこと、
彼女に言われたあの事も
そしてジャイアンに殴られて悔しくて泣いたこと。

「ふ〜ん…。それで僕に頭の良くなる道具を出して欲しいの?」
ドラえもんは、なんだか冷たい視線で僕を見ていた。
「のび太くん、君の悔しさはそんなもんだったの?
流した涙はそれくらいの思いしか無いの?
僕に頭の良くなる道具を出してもらって頭が良くなれば
良いの?
そんな道具を使って、頭が良くなっても彼女は喜ばないよ!
自分の努力で掴み取るんだ!」

ガーン。
なんだか漫画のドラえもんとは、ちょっと違うぞ?
しかし確かにその通りだった。
僕は安易にドラえもんに頼り過ぎていた。

「ふふふ…。
でも、やっとやる気を出してくれたようだから
良い物を出して上げるよ。」
ドラえもんはニヤニヤ笑ってボケットの中を探り出した。
「え?ナニナニ?何を出してくれるの?」

「ジャーン!
見張り家庭教師!」
ドラえもんは、小ちゃい人形のようなロボットを出してくれた。
「ふふふ…。
これは、せっかく君がヤル気を出したのを
サボらなように見張ってくれるロボットさ。
これで思いっ切り努力で出来るよ!」
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なんだか飛んでも無い物が出て来たような気がするぞ…。

ドラえもんと僕…その5

みなさん、ご訪問ありがとうございます〜♪
先日、時計を買いました。
良い時計を買おうと思いながらも、やっぱり特売品を買ってしまいました。

カシオのソーラー電波時計!
税別九千五百円の物が七千円でした。
お気に入りです〜♪(o^^o)

「ドラえもんと僕…その5」

ドラえもんが出してくれたロボット。
そのロボットが突然喋り出した。
「ボクは見張り家庭教師カーくん。ヨロシクであります。」
小ちゃくて可愛らしいロボット、カーくん。
「ああ、僕はのび太、のびのび太。よろしく。」
この可愛らしいロボットがあんなに厳しいロボットだったなんて
僕には想像すら出来なかった。

「ピーッピーッピー!それでは早速勉強を始めるデス。
さあ早く机に向かって教科書を開くであります。」
僕は見張り家庭教師カーくんに急かされて勉強机に座った。
「ふふふ…。のび太くん、頑張るんだよ。
僕も君の頑張りに期待しているからね。」
そう言ってドラえもんはタケコプターで窓から飛んで行ってしまった。
「ああ、ドラえもん…。」
僕がドラえもんが飛んで行った窓の外を眺めていると
「ピーッピーッピー!勉強するであります!
まず、今日習ったところを復習するであります!」
カーくんに言われ、僕はランドセルから教科書とノートを取り出した。
良く考えたら、僕は授業の復習なんて、今まで一度もした事が無かった。
僕は教科書を開いた途端、眠くなってしまった。
「ピーッピーッピー!」カーくんの激しい警告音に僕は叩き起こされ
今日習ったところを読まされた。
そしてまた睡魔が…。
どうやら僕は勉強に向いていないらしい。
教科書を見るだけで眠くなる。
これでは、0点取るのも仕方ない事だ。
しかしそんな僕をカーくんは見過ごしてくれなかった。
カーくんの警告音にも慣れて来た頃、またも睡魔が…。
その途端激しい電流が僕を襲った!
「ぎゃぁああああああ!」
それは眠気も吹っ飛ぶほどだ。
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「勉強するであります!」
僕は教科書を読み始めた。
復習と言ったって、授業中、ろくに先生の話なんて聞いて無かったから
教科書を読んでも、全く分からなかった。
しかしウトウトするとカーくんの電流が襲って来るので
僕は教科書を見ると眠くなる癖だけは改善されて行った。
兎に角、全然分からないなりにも、僕は今日の授業の復習を終えた。
考えたら、まともに勉強をしたのは、生まれてはじめてかも知れない。
僕はいつも勉強をすると言っては、教科書を開いた途端居眠り
すぐ漫画の本を取り出したりして、今までまともに勉強をした事が無かった。

「あー!疲れた。
カーくん終わったよ。」
僕はカーくんに自慢気に言った。
するとカーくんは
「ピーッピーッピー…。
それは今からランニングを始めるであります!
まず何事も体力を付けるのが大事であります!」
「えー?今からランニング?
冗談じゃ無いよ!勉強が終わったんだから遊ばせてよ!」
僕はカーくんに訴えた!
「ピーッピーッピー!ダメであります。」
僕が逆らおうとするとまたしても、カーくんの電流が飛んで来た!
「わーっ!分かったよ!」
僕はランニングを始めた。

走り出すと、静香ちゃんに出会った!
何と言うラッキーなんだ!
「静香ちゃん!遊ぼう!」
静香ちゃん、なんて可愛いんだ〜♪
「ピーッピーッピー!ダメであります!
走るであります!」
無情にもカーくんが許さない!
「ふふふ…。のび太さん、頑張っているのね。」
明るく笑う静香ちゃんを後に僕は、走らされた。
「ああ…。静香ちゃん…。」
走るって言ったて、僕はまともに運動なんてしたことが無い。
すぐにヘトヘトになってへたり込む。
そんな僕をカーくんは甘やかせてはくれなかった。
30分くらいのランニングだっただろうか?
僕には10時間くらいの長い時間に感じた。
ヘロヘロになって家に帰りつくとまた机に向かう。

「ピーッピーッピー…。復習の後は、次は予習をするであります!」
僕は明日、習うであろうところの教科書を読み始めた。
予習をしたのも生まれて初めてだった。
僕がまた気が散り始めると、カーくんは言った。

「ピーッピーッピー!あの悔しかった思いを思い出すであります!」
僕はあのジャイアンに殴られて泣いた悔しい思いが蘇った。
そして涙ながらに教科書を読んだ。

翌日、学校の授業。
授業中、あれだけ先生の話が呪文のように聴こえて
何を言っているのかサッパリ分からなかったのが、今日は分かる!
昨日、教科書を読んでいたところを先生が話している!
まるでタイムマシンに乗って過去に戻ったような感覚だ!
こんな感覚は初めてだった。
退屈だった授業が楽しい!
僕の中の何かが弾けた気がした。

家に帰って、すぐに授業の内容を忘れないように復習をした。
そしてその勢いで予習も終わらせた。
不思議だ!
こんなにスムーズに勉強が出来るなんて!
僕はカーくんを連れ出しランニングに出かけた。

翌日、またテストがあった。
今までは全く分からなかったのが
今日は幾つか分かるのがあった。
そして僕は帰って、テストで分からなかったところを調べた。
「何だ!こんな事だったのか?
どうしてこれが分からなかったのかなぁ?」

翌日、テストが返って来た。
「それでは、昨日のテストを返します。
呼ばれた人は前に取りに来なさい。
剛田タケシくん!28点〜
スネ夫くん!30点〜。」
そして先生は僕のところで顔色が変わった。
「のび、のび太くん!48点!」
教室がざわめく!
「のび太さん、凄いわ!」
静香ちゃんがそう言ってくれた。
「のび太が俺様より良い点を取るなんて信じられん」
ジャイアンが大きな声を上げた。
「のび太のくせに生意気だぞ!」
スネ夫のその声にみんなが笑った。
「のびくん、やれば出来るじゃ無いか!
先生は信じていたよ。」
先生は涙を流しながら言った。
クラスのみんなが拍手をしてくれた。
僕は嬉しくて涙が出て来た。
あの彼女も喜んで拍手をしてくれていた。

学校の帰り、ジャイアンが待ち構えていた。
「おい、のび太!
俺様より良い点を取るとは良い度胸だな!」
顔を真っ赤にして拳を握り締めている。
「そーだ!そーだ!のび太のくせに生意気だぞ!」
ジャイアンが僕に殴りかかった時

「やめてー!」
あの彼女が止めに入った。
彼女はジャイアンの前に立ち塞り
「のび太さんは、努力しているのよ!
なんでそれがいけないの?」
彼女の膝は震えていた。

「ちぇっ、帰ろうぜ!
女の子に助けてもらうなんて情けねーの!」
ジャイアンはとスネ夫は、そう言って立ち去って言った。

「き、君は…?」
僕は彼女に聞いた。
「なんで僕を助けてくれるの?」
彼女は言った。
「ふふふ…。努力しているのび太さんって、素敵だもの。」
彼女はそう言って、走り去って行った。
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青春の胸の高鳴りを僕は感じた。

ドラえもんと僕…その6

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

昨日、Twitterにメッセージが入っていた。
返事を送ったあと、プロフィールを見て見るとかなり若い子だった。
親子程の年の差だ。
僕は学生時代を思い出した。

下宿のすぐ近くの飲み屋さん。
そこでオジさんと意気投合。
もう少し飲み足りない僕たちは
そのお店でウィスキーのボトルを買って僕の部屋で飲んだ。
そのオジさんは青春について語っていた。
残りのウィスキーは飲んどって良いからねと言って帰って行った。
そのオジさんとは、その後会うことは無かった。
オジさんは今の僕より若かったかも知れない。
でも、もうこの世にいないかも知れないなぁ。

きっと彼が僕の歳になった頃には、もう僕は
この世にいないんだろうなと思った。

「ドラえもんと僕…その6」

僕は勉強が楽しくなって来ていた。
どんどん新しい知識を吸収して行く。
僕はかなり先の予習までしていた。
そしてテストがある度に成績を上げて行く。

「それでは今日もテストを返します。
呼ばれたものは前に出てもらいに来るように。
剛田タケシくん、33点!
スネ夫くん、30点!」
何時ものようにテストが返ってくる。
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みんなの関心は、僕の点数だった。
どこまで点数を伸ばして行くのか?
「のびくん、85点!
静香くん、83点!」
おおっ、ついに静香ちゃんを抜いた!
「出来杉くん、95点。」
このままで行けば、出来杉くんを抜くのも時間の問題かも知れない。

また次のテストでは
「のびくん95点、静香くん80点!
出来杉くん98点!」
いよいよトップの出来杉くんに肉薄して来た。

出来杉は、のび太の影に怯えていた。
今まで1度もトップの座を譲った事は無い!
それがのび太が凄い勢いで迫って来る。
そしてのび太に成績を抜かれて、のび太から見下され
笑われる夢にうなされていた。
どうしたら良いんだ…。

出来杉は夜の校舎に忍び込んだ。
そうテストの問題用紙を盗むためだ。
「負けたくない。負けたくない…。
のび太くんに負けたくない。」
真っ暗な職員室先生の机を探し答案用紙を探した。
その時、後ろからそっと肩を掴まれた!
心臓が止まるほどの驚きだった。


夜の校舎。
職員室、テストの問題用紙を探している出来杉。
突然肩を優しく摘まれた。

「うわっ!」
出来杉くんは驚きのあまり声を上げた。
腰が抜けてしまいそうだった。
恐る恐る振り返ると、そこには少女が立っていた。
見たことがあるような無いような不思議な少女だった。

少女の輪郭がなんだか少し光って輝いているように見えた。
「出来杉さん、何をそんなに焦っているの?」
少女は言った。
「あなたはこんな行動をしなくても
立派な成績を納めているわ。
人は人。
何も焦らなくても大丈夫よ。」
不思議な少女だ。
「き、君は確か…。」
そう同じクラスの子だった。
何故、こんな夜の校舎にいるんだ?
それより、この子の名前が出て来ない。
同じクラスの子のはずなのに…。

「私は本当はずっと昔、学校の階段から落ちて死んでしまったの。
霊として長い間彷徨い
どれだけの月日が経ったか分からないある日
気が付いたら、あなた達のクラスにいたの。
とても楽しいクラス。
いつもテストで0点だったのび太さんが、あんなに努力をして。
でも、あなたはあなたよ。
堂々と受けて立ちなさい。
そしてお互いに競い合って伸びて行くのです。
さあ、もう帰りましょう!」
彼女がそう言って、腕を振ると一瞬周りが光り出し た。
そして気が付くと出来杉くんは家のベットで寝ていた。
「あれ?
あれは夢だったんだろうか?
言われて見れば、彼女の言う通りだ。
僕は何を焦っていたんだろう?
でも、不思議な夢だったなぁ。
明日、彼女に会って聞いて見よう。」
不思議な少女だったなぁ。
彼女は本当に幽霊なのかな?
そんな馬鹿な事はあるはず無いよな…。
出来杉くんは、もう一度眠りについた。

「ドラえもんと僕…その7」

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

ちょっと忙しく更新をおサボりしていました。
その間に気が付けば一つ歳が増えてしまいました…(⌒-⌒; )

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

翌朝、出来杉くんは目を覚ました。
もう焦りは無い。
出来杉くんは昨夜の夢を思い出していた。
あれは本当に夢だったんだろうか?

学校に行くと、出来杉くんは彼女を探した。
あれ?
あの子がいない。
不思議な女の子。
と…振り返ったとき彼女はいた。
優しく微笑みかけるような気がする。
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出来杉くんは彼女に声をかけた。
「おはよう。
ねえ、変な事聞いちゃうけど
君、昨夜僕と会わなかった?」
彼女はキョトンとして
「え?何の事?」
彼女は不思議そうな顔をしていた。
やっぱり夢だったんだ。
しかし何で夢にあの子が出て来たんだろう?
でも、夢の彼女の言葉で出来杉くん焦りが消えたのは事実だった。


「ドラえもんと僕…その7」

僕は学問が楽しくてたまらなくなっていた。
出来杉くんとテストで競い合った。
そして僕らは学校の勉強だけに留まらず
2人で色んな研究をするようになっていた。


「おい!のび太、
どうすれば成績が伸びるんだよ?」
ある日、ジャイアンとスネ夫が聞いてきた。
「そうだね。
取り敢えず明日授業で習うところの教科書を
読んでおけば良いよ。」
僕はジャイアンに言った。
「えー?それだけ?」
「ああ、それだけだよ。」
本当にジャイアン達が真面目に明日の予習をし出したら
きっと成績も上がるはずだ。

ジャイアンとスネ夫は、のび太の言う通り
次の授業で習うところを予習し始めた。
少しずつだが成績も上がって行った。

そして次のテストが戻って来た日。
「やったー!
初めてテストで50点以上取ったぞ!」
ジャイアンは大喜びだ。
僕と出来杉くんは共に100点だった。
「君たち2人は、本当に凄い!
先生も鼻が高いよ。」

その時だった。
突然、グウオオオオオオオオ!と激しい音と共に教室が揺れ出した。
凄い揺れだ!
いったいどうしたんだ?
僕と出来杉くんは急いで窓の外を見た。
グランドに巨大なUFOが不時着していた!

「あれは何なんだ!」
出来杉くんが叫んだ!
その巨大なUFOが銀色に輝き
突然光線を発射し、体育館が爆破された。

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キャーッ!
泣き叫ぶ女子たち。
先生も腰を抜かしている。
そしてUFOの上部が開き、宇宙人が現れメッセージを発した。

〜我々は銀河暗黒星雲の者だ。
今からこの星は我々が頂く!
刃向かうものは全て抹殺する。〜

なんと言うことだ!
大変な事が起こってしまった!

「ドラえも〜ん!」
僕は大声でドラえもんを呼んだ!



「ドラえもんと僕…その8」

おはようございます。
今日は仕事関係の総会があります。
その後、懇親会。
美味しいお刺身が沢山出て来ます。

「ドラえもんと僕…その8」

ドラえもんは大好きなおやつの
どら焼きを食べようとしていた。
じっと気になる視線…。
見張り家庭教師のカーくんがじっと見ている。

見張り家庭教師のカーくんは、仕事を終えようとしていた。
もはやのび太はカーくんが見張るまでもなく、黙々と勉学に励んでいた。
そのカーくんがじっとドラえもんのどら焼きを見ている。

「もう〜仕方ないなぁ〜。
君も食べるかい?」
多分要らないと言うだろうと思いながら
ドラえもんはカーくんに訊いた。
するとかーくんは嬉しそうに
ドラえもんからどら焼きを半分貰って、美味しそうに食べ始めた。
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「えー?ロボットなのにどら焼きを食べるの?
って僕もロボットだった…(⌒-⌒; )」
2人が仲良くどら焼きを食べている時、テレビが臨時ニュースを伝えて来た。

〝緊急速報!
緊急速報!
謎の巨大UFOが小学校のグランドに着陸しました。
巨大UFOは光る光線を発射し、体育館を破壊しました。
とても危険な状態です!
只今自衛隊の戦闘機も現場に向かっています″

「えー!あれはのび太くんが通っている学校じゃ無いか!」
ドラえもんとカーくんが空を見ると自衛隊の戦闘機が飛んでいる!
「大変な事が起こったぞ!
のび太くん達は大丈夫かな?
僕らも学校に向かおう!」

〜のび太くん!無事でいてくれよ!〜


学校はパニックだった。
校庭のグランドには、巨大UFOがそびえ立っている。

その巨大UFOの上部が開き、宇宙人が現れた。
まるでスターウォーズに出て来るダース•ベーダのようだ!

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黒い衣装に鉄兜!

〜地球の諸君!
この星は我々が頂く事になった。
愚かな人間どもは奴隷として、我々のしもべとなるのだ!
刃向かう者は抹 殺する!〜

宇宙人のメッセージはTVを通じて全世界に発信された。

そして巨大UFOは、各主要都市に向けて光線を発した!
各主要都市でUFOが放った光線により大爆発が起こり
幾つかの都市が消滅した。
全世界に恐怖が訪れたのである。

戦闘機が飛んで来る!
そして巨大UFOに攻撃を発するが、学校全体をバリアで囲んで
いるらしくバリアの境界で爆発するだけだった。
外からは、誰も侵入出来ない!

そう、宇宙人と対抗出来るのは、バリアの中の僕らだけだった。
しかし宇宙人達が校舎内に入り込んで来た。
みんな悲鳴とともに逃げまわる!

銃を構えた宇宙人達が次々と子供達を捕まえUFOの中へ捕獲して行く。
僕らは逃げた!
大半の子供達が捕まってしまった。
無論先生達もだ!

僕らは、以前イタズラをしている時に見つけた
秘密の地下室に身を潜めた。
しかし見つかるのも時間の問題だろう。

「私たち捕まったらどうなっちゃうの?」
静香ちゃんが泣きながら聞いた。
「それは分からない。
奴隷として働かされるか?
人間を調べるための実験台にされるのか?
それとも奴らの食料とされてしまうのか?」
出来杉君がそう言うと
「いやー!」
静香ちゃんがまた泣き出した。
ジャイアンツもスネ夫泣いているー。

その時、宇宙人達の気配が近づいて来た。。
ついにここも見つかってしまったのか?

「ど!ドラえもんー!助けてくれー!」

「ドラえもんと僕…その9」

こんにちは〜♪
「ドラえもん!早く!」
ドラえもんは来てくれるのでしょうか?

初めから読みたい方はコチラから

「ドラえもんと僕…その9」

ガタンゴトン!
ドアの向こうで激しい物音が!
何かが迫って来る
僕らは顔を見つめ合った。
みんな顔が恐怖に顔が引きつっている。
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ゴトンゴトン!
ドアを開ける音が
遂にドアがこじ開けられた。

ガーッ!
宇宙人達がなだれ込んで来た!
スターウォーズに出てくる傭兵のようだ。

「きゃーっ!」
静香ちゃんが叫び声を上げた。
絶体絶命だ!

その時、地下室の片隅が光り
「こっちに来て!」と言う声が聞こえた。

地下室の薄暗い片隅でひっそりと光っている。
そして輪郭が光る少女がいた。
そうあの子だった。

のび太にやる気を出させた少女。
出来杉君の夢に現れた少女に
僕らは少女に引っ張られるように光の中に入って行った。

「ここは魔界との入り口、現世とあの世との境目。
ここなら大丈夫よ。
私はずっと前に死んでしまってくれここで彷徨っていたの。」
少女は静かに喋り出した。
「するとこの前の夜の出来事は夢じゃ無かったのか?」
出来杉は呆然と少女を見つめた。

その時だった。
「きゃーっ!助けて!」
光の中に綺麗に入り切れていなかった静香ちゃんが宇宙人に
引きずり出された。

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「静香ちゃん!」
僕は、静香ちゃんを助けようとした時
「ダメよ!
あなたまで捕まってしまうわ。」
少女は言った。

「ゴメン!ほっとけないよ!」
僕は夢中で宇宙人の中に飛び込んだ。
「静香ちゃーん!」
「のび太さん!」
ガンッ!
僕は宇宙人の銃で殴られ意識が薄れて行く…。
「静香ちゃん…。」

どれほど意識を失っていたのだろう?
僕は目を覚ましました。
「あたッ…。」
頭がズキンッと割れるように痛い…。

「僕は一体どうしたんだ…。」
暗闇の中にいるようだ。
「気がついたかい?」
聞き覚えのある声。
出来杉だ。

そうだ!
静香ちゃんが宇宙人に捕まり、助けようとして
倒されたんだ。
「し、静香ちゃんは?」
僕はみんなを見渡した。

「いいえ、宇宙人達に連れて行かれたわ。
倒れたあなたをこのエリアに引き込むだけで精一杯だったわ。」
輪郭の光る不思議な少女が言う。

「なんとか静香ちゃんを助け出し、宇宙人達をやっつけなくては…。
出来杉くん!
一緒に考えよう!
僕と君だったら絶対出来るはずだ。」
僕は出来杉くんを見た。
「うん!考えよう!
絶対方法が見つかるはずだよ。」
こんな時、頼りになる出来杉くんである。

「ドラえもんは何をやってるんだ〜!
早く助けに来てくれよ〜。」
スネ夫が泣きながら言った。

「なんとかドラえもんに連絡を取る方法は無いものか?」
出来杉くんがつぶやく。
「ミヨコちゃん、外部と連絡を取る方法は無いの?」
僕は不思議な少女に聞いた。
何故か少女の名前がスラリと出て来た。

「分かったわ。やって見る。
霊界のテレパシーを使って、ドラえもんさんに送って見るわ。」
不思議な少女ミヨコは目を閉じて呪文を唱え始めた。

「頼む!ドラえもんと繋がってくれ!」
僕らは祈るだけだった。

ドラえもんと僕…その10

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

GYAOで黒子のバスケが配信されていました。
面白く観ていたんですが
全部観終わる前に、配信期間が終了してしまいました。T_T
続きが気になります…。

「ドラえもんと僕…その10」

ドラえもんは、カーくんと共にタケコプターで学校に向かった。
「のび太くん!無事でいてくれよ!」

UFOから光線が発射されて、幾つかの都市が消滅していた。
もはや日本だけの問題で無くなっている。
全地球の問題だ。
自衛隊だけでなく、アメリカ軍も出動している。

UFOからまたもメッセージが発せられた。
例のダーク•ベイダーのような宇宙人が現れそれは告げられた。
〜地球時間の48時間以内に我々に降伏するのだ!
そうすれば、命だけは助けてやる。
それまでに降伏しない場合は、人類を抹 殺する。〜
飛んでも無い要求である。

国連はUFOと対決する決議を可決した。
地球人とUFOの全面対決である。

地球軍はUFOに向けて攻撃をかけたが、バリアに阻まれ
全く通用しない。
ドラえもんも何とか学校に入ろうとしても
バリアに阻まれ入れない。

「参ったよ!バリアに阻まれて中に入れない。
何とかして、のび太くんのいる学校に入らないと…。」

その時だった。
ドラえもんの頭の中で声が聴こえた。
〝ドラえもんさん、聴こえますか?
私はミヨコ
のび太さんのクラスメイトです。
テレパシーを使って話しかけています。
学校の子供たちは殆ど宇宙人に捕まってしまいました。
静香さんも捕まってしまいました。
ドラえもんさん、助けて下さい。″

「なんだって!
静香ちゃんが宇宙人に捕まった?
のび太くんは無事なのかい?」

〝ええ…。
静香さんを助けようとして、宇宙人に殴られ意識を失っていましたが
今は回復されています。″

「分かった!
すぐそっちに行くよ!」

ドラえもんは、四次元ポケットからドコでもドアを取り出した。
ドラえもんは、決意を新たにドコでもドアのノブを握った。
「さあ、カーくん行こう!」

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ドラえもんは、ドアを開けた。

ドラえもんと僕…その11

今日はお昼過ぎ、嫁さんと居酒屋さんへ
遅いお昼を食べに行きました。

そこは刺身も美味しく勘太さんのお気に入り!
メニューを見て
嫁さんは、にぎり寿し御膳。
勘太さんは天刺し御膳。
各1700円くらいです。
すると店員さんが、お昼の安い定食メニューがありますとの事。
天刺し定食880円!
内容はそんなに変わらないのに凄く安い!
本当はもっと色々追加して、ビールもガバガバ飲む積りだったのに
最初頼んだのが安いと、追加メニューが凄く高く感じてしまい
何も追加せず、生ビール一杯だけ飲みました。
人の心理って複雑ですね。(⌒-⌒; )

「ドラえもんと僕…その11」

ドラえもんは、カーくんと共にドコでもドアのノブを握った。
そしてドアの向こうには…。

僕たちはドラえもんが助けに来てくれることを信じていた。
ミヨコさんがテレパシーでドラえもんと交信してくれている。

「すぐに来てくれるそうよ。」
ミヨコさんがそう言うとみんな顔を見合わせた。
そして部屋の片隅にドアが出現し、そのドアが静かに開いた。

「ドラえもん!」
僕は思わず大きな声を上げた。

「のび太くん、無事だったんだね。」
僕たちは涙の再会をした。
「カーくんも来てくれて…。」

その時だった。
宇宙人の傭兵達が僕らの部屋になだれ込んで来た。
「ドラえもん!危ない!」
僕らは、慌ててドラえもんを光の中に誘い込んだ!
「さあ!カーくんも早く!」
そう叫んだ声と同時に宇宙人の傭兵の銃が発射された。
それは一瞬だった!
銃はカーくんに命中し、カーくんは僕らの目の前で爆破された!

「カーくん!」

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目の前で粉々に爆破されたカーくん。
僕を叱ってくれた厳しくて優しいカーくんが…
粉々に…。

「ドラえもん!
宇宙人の奴らをやっつけよう!
何か良い道具は無いの?」
僕は涙ながらにドラえもんに聞いた。

ドラえもんは、じっと僕を見て
「分かった。
のび太くん!
これは夢でも冒険物語でも無い
本当の闘いなんだ。
一歩間違えれば、カーくんのように殺されてしまう。
それでも行くかい?」
と言った。

「もちろんだ。
奴らをやっつけて、静香ちゃんを取り戻すんだ!」

ドラえもんは、四次元ポケットから
僕ら全員に戦闘服を出してくれた。
そしてスタウォーズに出て来た光る剣も。

僕らは戦闘服を身にまとい、光の領域から飛び出した。
カーくんを撃った宇宙人の傭兵達を僕は無我夢中で切り倒して行った。
傭兵達はバタバタと倒れて行く…。

「さあ、ドラえもん!出来杉くん!行こう!」
僕らはUFOを目指してグランドに出て行った。

ドラえもんと僕…その12

こんにちは〜♪

急にバイクが欲しくなり先日、
バイク屋さんに立ち寄り バイクを見てきました。
安いスクーターを買おうかな?
と思ったりしています。

今からまたバイク屋さんに行ってきます。


「ドラえもんと僕…その12」

地球軍は苦戦していた。
突如現れたUFOとの闘い!
負ければ人類は奴隷とされてしまう。
人類の存亡を賭けた闘い。
人類は宇宙人と戦うことを決め
地球防衛軍が結成されたのだ。
しかし地球防衛軍の兵器はUFOには全く歯が立たない。

地球防衛軍はUFOが放つ光線により壊滅状態に陥っていた。
「奴らと戦うにはどうすれば良いんだ!
人類はこのまま宇宙人達の奴隷とかしてしまうのか…?」
地球防衛軍日本長官の渡辺金之助こと通称ワタやんは唸った。
渡辺は幾つもの修羅場をくぐり抜け
鬼のワタやんと恐れられていた。
そのワタやんがなす術もなく弱気をはいていた。

「ワタやん長官、NASAのミタさんから緊急連絡が入って来ました。」
部下がワタやんにそう言い電話機を渡した。

ミタ三太郎。
天才的頭脳を持ち、NASAからの特別依頼でアメリカに渡っていた
渡辺の部下である。
「ワタやん長官、お久しぶりであります。
大変な事態です!」
ミタは挨拶もそこそこに話し出した。
「大変な事態はこっちも同じだよ。
UFOにやられて手も足も出ない。
どうしたら良いんだ!」
ワタやんは、苦戦の状況をミタに話した。

「それが無数のUFOが地球に向かって来ているのです。」
それは地球にとって絶望の報告だった。
1台のUFOにさえ、壊滅的被害を蒙っているのに
それが無数のUFOが迫って来ているなんて…。

「地球はどうなってしまうんだ…。」
ワタやん長官は、思わず呟いた。

ワタやん長官は、まだ知らない。
僕ら数人の少年とドラえもんが宇宙人達に立ち向かっていることを。

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僕らはドラえもんが
出してくれた戦闘服を着て、宇宙人の傭兵達を倒し
UFOの側の用務員室まで近づいた。

しかし多数の宇宙人の傭兵達がUFOの周りを取り囲んでいる。
「クソーッ!
このままじゃUFOに近づけ無いじゃないか!」
ジャイアンが鼻息を荒くして言う!
こう言う時は、頼りになる男だ。

「ドラえもん!どうしたら良いんだい?」
僕はドラえもんに聞いた。
「誰かが囮になって、傭兵達気を引くんだ。
その隙に、UFOの中に入り込むんだ!」

「そんなこと言ったって、誰が囮をやるんだ?」
ジャイアンがドラえもんに聞いた。
するとみんながジャイアンの方を見た。
「え?俺がやるのかよう〜?」

「ジャイアン!頼むよ!」
僕はジャイアンに言った。
みんなもジャイアンの手を握り頼んだ。
「チェッ、仕方ないな…。
そのかわりスネ夫も来るんだ!」

こうしてジャイアンとスネ夫が傭兵達の注意を自分達にそさしている間に
僕たちはUFOの中に入り込んだ!
「ジャイアン、スネ夫!
無事でいてくれよ!」

僕らは手薄になったUFOの入り口にたどり着き、UFOの中に入り込むことに成功した。
「静香ちゃん!待っていてくれよ!
カーくんの仇もきっととってやる!」

しかしUFOの中は僕らの想像を遥かに超えていた。

ドラえもんと僕…その13

「ドラえもんと僕…その13」

UFOから発せられた小型UFOが世界各地を攻撃し
地球防衛軍は壊滅的被害を被っていた。
そして地球に向かって沢山のUFOが迫って来ているのだ。
もはや人類はこの宇宙人に屈してしまうのか…。

僕らはUFOの中に入り込んだ。
僕らに地球の運命がかかっているとは気付いていなかった。
ただ静香ちゃんを助けたい!
僕らの思いはただそれだけだった。

「捕まった子供達は何処にいるんだ?
静香ちゃんは何処に連れ出されたんだ?」

その時だった。
突然警報と共に宇宙人の傭兵達が僕等を取り囲んだ!
「しまった!見つかってしまった!
ドラえもん!どうしよう?」
僕は泣きながらドラえもんに聞いた。

「自分を信じて戦うんだ!」
僕は無我夢中で剣を振り回した!
倒しても倒しても無数に現れる傭兵達!

「ドラえもん!
このままじゃやられてしまうよ!
どうかしておくれよ!」
ドラえもんは、ポケットから丸い物を取り出し
「タイムストップボタン!」と言ってそのスイッチを押した。
その途端、僕ら以外の物が止まった!
「ドラえもん!どうしちゃったの?
宇宙人達が止まっちゃったよ!」
僕がドラえもんに聞くと
「僕ら以外の時間を止めたんだ!
でも、止められる時間はたったの10分だけ!
さあ、急ごう!」
止まった時間の中、僕らは静香ちゃんを探しに進んだ!
そして僕らは静香ちゃん達が捉えられている部屋を見つけた!
急ぐんだ!
止められる時間はもう殆ど残っていない!

僕らはドラえもんが出してくれたタイムストップボタンで時間を止めた。
しかし止められる時間は僅か10分!
それでも僕たちは静香ちゃん達がとらわれている部屋を見つけた。
多くの子供達も囚われている。
宇宙人達はみんなをどうしようと言う積りなんだ!

「ドラえもん!時間が無いよ!
早く急いで!」
僕らは静香ちゃんを部屋から連れ出した。
「ドラえもん!他の子供達はどうするの?
先生もいるよ!」
僕はドラえもんに聞いた。
「ここはまず静香ちゃんを助け出すんだ!
そして、僕らはこの宇宙人達を倒さなければいけない!
この宇宙人達を倒してみんなを助けよう!」
僕らは時間が止まったままで、動かない静香ちゃんを連れ出した。
「静香ちゃん…。やっと助け出せたね。」
静香ちゃんは時間が止まったままで動かない。
僕らは、UFOの中の中枢まで辿り着いた。

そして10分が過ぎ、時間は動き出した。
僕らは宇宙人の司令官の前に立っていた。

「グワッ!お前達は何者だ?
いつの間にここに現れたんだ?」
時間が動きだし、突如目の前に現れた僕らに宇宙人の司令官は驚いていた。
僕らは宇宙人司令官の周りの宇宙人達を倒し
司令官の周りを取り囲んだ。

「どうして地球に攻めて来たんだ?
どうして平和なこの地球を攻めるんだ?
地球を征服して自分達の物にするなんて、許せないよ!」
僕は宇宙人の司令官に向かって叫んだ。

「グワッグワッグワッ!
お前達人間にはこの星は勿体無い!
我々の星は星としての寿命を終え、爆発する寸前なのだ。
我々は新しい星を探した。
そしてこの星を見つけたのだ。
この星は素晴らしい!
しかし愚かな人間どもによって怪我されている。
我々はこの人間どもを駆除して、我々の星として
この地球を蘇らせるのだ!
我々にとって人間ども倒すことなど、赤子の手をひねるような物だ!」
傲慢な司令官だ!
司令官は僕らに囲まれているのに、動じない。

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「お前達、どうやってここまでやって来たかは知らないが
ここまでだ!私には勝てない!」
そう言うと宇宙人の司令官は手から光線を出した!

「危ない!」
その光線は出来杉くんに当たり、出来杉くんが消滅した!
「出来杉くん!」
なんと言うことを…。
出来杉くんが一瞬にして、灰になってしまった。
「グワッグワッグワッ!
次はお前達全員を消し去ってやる!
グワッグワッグワッ!」
宇宙人の司令官が叫ぶ!

許せない〜!
その時、ミヨコさんの身体が光だした!
「出来杉さんを消してしまうなんて、許せない〜!」
ミヨコさんの光は全てを包み込んだ!
何も見えない!
「グワ〜ッ!」
その中で宇宙人の司令官の叫び声だけが聴こえた。
そして光が収まると、宇宙人の司令官とミヨコさんの姿が消えていた。



ドラえもんと僕…その14

みなさん、ご訪問ありがとうございます。
昨夜は幼馴染と4人で飲みに行って来ました。
とても楽しい時間を過ごしました。(#^.^#)



出来杉くんが宇宙人の司令官の光線で消滅させられ
怒ったミヨコさんの怒りが光だし
光が収まると、ミヨコさんと宇宙人の司令官が消えていた。
何処に行ってしまったのか?

「ドラえもんと僕…その14」

「グォ〜グォ〜グォ〜
ここは何処だ?
真っ暗で何も見えない…。」
宇宙人の司令官、ダースベイダーは何も見えない真っ暗な中にいた。
あの子が光だし、気が付いたら真っ暗闇の中だ!
宇宙空間より真っ暗だ。
まるでブラックホールの中のようだ。

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すると微かに光る物が
あの子が、輪郭を光らせながらこっちに近づいて来る。

「ここは魔界!
出来杉さんを消滅させたあなたを許せない!
ここで死ぬより辛い思いをさせてあげるわ。」
ミヨコさんの瞳は怒りに満ちていた。

「グァッグァッグァ〜!
俺様を誰だと思っているのだ。
宇宙暗黒界の帝王、ダースベイダー様だぞ!
お前如き、軽く捻り潰してやるわ!」
ダースベイダーは大きく雄叫びを上げた。

「ふふふ…。それはどうかしら?
ここはあなたが思っているより恐ろしい処よ。」
ミヨコは意味ありげに笑った。
と、その時。

「お前は何者だ!」
魔界の恐ろしい怪物共がダースベイダーを取り囲んだ。

「な、何なんだ…?
俺様はダースベイダー様だぞ!」
ダースベイダーは必死に抵抗するが、魔界の怪物達には歯が立たない。

「グワッ!
た、助けてくれ〜!」
ダースベイダーは腑を千切られ、首を圧し折られ
身体をバラバラにされ、激痛に
まさに死ぬより辛い拷問を受けていた。
終わりのない拷問…。

どれくらいの月日が流れたのだろう。
ダースベイダーは、もう生きる望みも無くなっていた。

「た、助けてくれ…。」
ダースベイダーは息も絶え絶えに叫んだ。

と、その時、周りが明るくなり
そこはUFOの司令室の中だった。
あの長い長い時間が経っている筈なのにUFOの司令官室では
一瞬しか時間が流れていなかった。

そして目の前には、あのミヨコが立っていた。
「ヒェッ!許してくれ!助けてくれ!」
ダースベイダーは恐怖の声を上げた。

「あッ!何処に居たの?」
ドラえもんやのび太が駆け寄って来る。

「わっ!
悪かった!
この星から出て行く
みんなも解放する
だからもう許してくれ!」
ダースベイダーは、泣きながら叫んだ!
そして子供達や先生を解放し
傭兵達をUFOに乗せて慌てて、逃げるように地球から立ち去った。

「何と言う恐ろしい星なんだ…!」
まだ恐怖の震えは止まらない。

ダースベイダーは、地球に向かっている無数のUFO達に発信した。

「ここは恐ろしい呪われた星だ!
この星は止めて、第2候補の星に目標を変えるのだ!」

あの恐ろしかったUFOは、宇宙の彼方へと消えて行った。

ドラえもんと僕…その15

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

昨日、配達用の車を買い換えました。
乗用車に乗りたくても配達用の車ばかりで
乗用車に乗る暇がありません。
それで、5ナンバーのちょっと装備が良い、乗用車感覚で乗れる
スズキのエブリイワゴンの中古車を買いました。
昨日、納車されて、新しい気持ちで配達に行けます。
大事に乗りたいと思います。

「ドラえもんと僕…その15」

宇宙人達は慌てて地球から立ち去って行った。
「司令官、どうしてあの星を諦めるのですか?
侵略も順調に行っていたじゃありませんか
それに第2候補の星と比べても断然あの星の方が良いと思いますよ。」
ダースベイダーの部下の宇宙人が言った。
「馬鹿者!
お前は知らないのだ!
あの星の恐ろしさを…。
あ…あ…!
思い出しただけで狂ってしまいそうだ!
お前達も2度とあの星に近づくでは無いぞ!」
ダースベイダーは震えながらそう言った。

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こうして恐ろしいUFOは立ち去った。
それが僕らドラえもんやミヨコさんのお陰だと知る者は誰もいない。

ワタやん地球防衛軍日本長官の元に全世界からお礼の言葉が届いていた。
「どうやってあのUFOを撃退させたのだ?
君の能力には恐れ入ったよ。」
アメリカのオマバ大統領がワタやん長官の手を握り
感謝の言葉を述べた。
そうUFOの撃退は全て地球防衛軍日本長官のワタやんの活躍に
なっていた。
そのワタやんでさえ
「何でUFOは慌てて地球から立ち去ったのだろう?」
と不思議だった。
しかしその思いとは裏腹にワタやん長官は地球を救った英雄と
全世界から尊敬されて行った。

そんな中僕達は…。
「おーい!のび太!
無事だったか?」
ジャイアンとスネ夫が駆け寄って来た。
「あっ!ジャイアン!スネ夫!
無事だったんだね。」
僕は思わず涙が出て来た。

「おい、出来杉はどうした?」
そうだった。
出来杉くんは宇宙人に灰にされて、もう戻って来ないんだ。
僕は出来杉くんと競い合っていた日々を思い出し
涙が止まらない。
「ううう…。出来杉くん…。」
そしてジャイアンもスネ夫も静香ちゃんも泣いている。

そして僕はドラえもんに言った。
「ドラえもん、話があるんだ。」

「のび太くん、どうしたの?」
ドラえもんは僕の顔をじっと見ている。

「実は僕は本当ののび太じゃ無いんだ。
ある日、目が覚めるとのび太になっていたんだ。」
僕はドラえもんに打ち明けた。

「やっぱりそうだったんだね。
僕らの世界では未来に渡って、この時期に
宇宙人達が攻めて来た歴史は無いんだ。
これはきっと何か強い力が掛かって、
君が作り出したパラレルワールドなんだ。」
ドラえもんは僕の顔を見て言った。

「パラレルワールド?」

「そう、タイムトラベルなんかで歴史が変わってしまったり
実際の世界とは別の世界へ変わって行く世界さ。
僕の未来には、タイムパトロール隊にパラレルワールドを監視する
部署があるんだ。
きっとそのタイムパトロール隊がやって来て
このパラレルワールドを修正しに来ると思うよ。
そして君は元の世界に戻り、僕らは本当ののび太くんがいる
宇宙人達が攻めて来なかった世界に戻ると思うよ。」

その時だった。
グォオオオオオオオンと言う激しい音と共に
タイムパトロール隊の大きな乗り物が現れた。

「我々はタイムパトロール隊、パラレルワールド部の者だ。
今回、この時代に大きなパラレルワールドが起こっている。
このままでは未来に大きな影響を与えてしまう。
よって、このパラレルワールドを修正する。」
タイムパトロール隊はこのパラレルワールドの原因を調査した。
そして僕の顔を見て、そしてミヨコさんをじっと見ていた。
「なるほど…。
このパラレルワールドを起こした大きな力の原因は君だったんだね。」
タイムパトロール隊はミヨコさんを見て言った。
ミヨコさんは小さく頷くだけだった。

「それではこのパラレルワールドを解消します。
みなさんは記憶が消え、元の世界に戻ります。」
タイムパトロール隊がそう言った後、世界は大きく変わった。
全てが巻き戻されて行った。

僕は目覚めた。
何時もと変わらない朝だった。
何時もと同じ、全く契約を取れない会社に行かなければ行けない。
何をさせてもダメな僕。

「あなた、朝ごはんが出来たわよ。」
妻だけがこんな僕を支えてくれる。
「きっと今日は大きな契約が取れるわよ。
あなたはやれば出来る人よ。」
なんだか夢でもこの言葉を聴いたような気がする。

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僕は妻ミヨコが作った朝ごはんを食べて会社に出かけた。
プロフィール

kantakun007

Author:kantakun007
初めまして
勘太と言います。
よろしくお願いします。
下手ですがイラストを描くのが好きです。
暖かい絵を描きたいなぁ。

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